【ガンズ・アンド・ローゼズ】ハードロックの最重要バンド、全オリジナルアルバムを一覧で紹介

2022年5月18日

こんな方に

  • ガンズ・アンド・ローゼズ初心者の方!
  • ガンズ・アンド・ローゼズの名盤を知りたい方!
  • どのアルバムから聴いたらいいかわからない方!

こんな方にガンズ・アンド・ローゼズの全アルバムをバンドの歴史と共にご紹介します。

 

ウィック
ウィック
ガンズ・アンド・ローゼズは、アメリカ・カリフォルニア州出身で、ハードロックを語るうえで欠かせないバンドです

現時点でリリースされているオリジナルアルバムは4枚です(ミニアルバムや企画版は除く)
ペディ
ペディ

ウィック
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そこで、全アルバムをバンドの歴史と共にご紹介していきたいと思います

※本ページはプロモーションが含まれています

 

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デビューまでの成り立ちとガンズの魅力

デビューまでの成り立ち

まず、ガンズ・アンド・ローゼズというこの印象的なバンド名はどうやって名付けれたかというと、バンドの成り立ちに理由があります。

高校時代の友人だったヴォーカルのアクセル・ローズとギターのイジー・ストラドリンが組んでいたバンドがハリウッド・ローズというバンドでしたが、その後アクセルは、トレイシー・ガンズ率いるL.A.ガンズというバンドに加入します。

問題児だったアクセルはバンドを解雇されてしまいますが、トレイシー・ガンズとは関係が続き、もう一度イジーにも声をかけ、新バンドを結成することになります。

そして、トレイシーとアクセルの名字を足し、ローズを複数にして「ガンズ・アンド・ローゼズ」というバンド名に決定しました。

ただ、このメンバー構成は長続きせず、トレイシー・ガンズらL.A.Gunsの元メンバーは結局デビュー前に脱退してしまい、代わりにベーシストのダフ・マッケイガンとその友人のギターのスラッシュ、ドラムのスティーヴン・アドラーが加入し、初期ラインナップが完成します。

 

ガンズの魅力とは?

ガンズ・アンド・ローゼズの魅力はなんといってもアクセル・ローズの歌声にあります。

特徴的な高音と低音ヴォイスを巧みに使い分ける歌声は、一聴して彼とわかる個性があります。

そして、次の魅力がスラッシュとイジーのツイン・ギターです。

どちらかというとサイド的な役割を果たすイジーのパンクやブルースに影響を受けたクールなギタースタイルと、ごりごりのブルースとハードロックに影響を受けたダイナミックなスラッシュとのコンビネーションが抜群で、特にスラッシュのエモーショナルで個性的なギタープレイはガンズの音楽を特徴づけています。

 

1980年代

Appetite for Destruction〔1987〕

すべてが完璧なデビュー・アルバム

とにかくこのデビューアルバムは、まず冒頭の“Welcome to the Jungle”から続く“It's So Easy”、“Nightrain”の3曲ぐらいまで聴いていただければもうすっかり虜になり、最高だとわかっていただけると思います。

まさに捨て曲なしの神名盤なのですが、その理由は楽曲構成にあります。

CDやサブスク世代の人にはなかなか実感しづらいかもしれないのですが、LP時代はA面、B面とわかれているため、アーティスト側もそれを意識した楽曲構成をしますが、このアルバムもそのように作られています。

A面は1曲目の“Welcome to the Jungle”から6曲目の“Paradise City”までを「Side G」、B面は7曲目の "My Michelle"から12曲目の "Rocket Queen"までを「Side R」と名づけ、「Side G」はGunsのGで「ドラッグや人生」などをテーマとした曲、「Side R」はRosesのRで、「愛やセックス」などを扱った曲が置かれています。

それを意識して聴くと“Welcome to the Jungle”と"My Michelle"は印象的なイントロから始まっていて、各面のスタート感を感じることができると思います。

そして起伏にとんだ楽曲の後にそれぞれの面のラスト曲、“Paradise City”と"Rocket Queen"で最大の盛り上がりを作っています。

このアルバムは "Sweet Child o' Mine"は多少甘い曲ですが、バラードらしい曲は皆無といっていいぐらいハードロック全開ですべての曲が衝撃的といえます。

まったく中弛みすることなく、畳み掛けるように名曲にあふれた全12曲です。

 

ボーカル、シンセサイザー、パーカッション アクセル・ローズ
ギター スラッシュ
ギター、バッキング・ボーカル、パーカッション イジー・ストラドリン
ベース、バッキング・ボーカル ダフ・マッケイガン
ドラムス スティーヴン・アドラー
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GN'Rライズ 〔1988〕※ミニアルバム

擬似ライブ風4曲+アコースティック4曲のミニアルバム

このアルバムはデビュー前の1986年にリリースされた4曲入りEP『Live?!☆@ Like A Suicide』にアコースティックの新録を4曲を加えたミニアルバムです。

元々のEPの価格が高騰していたのに怒ってリリースしたということらしいのですが、ライブ4曲はスタジオ録音に歓声をかぶせた擬似ライブです。

擬似ライブの4曲中2曲がカヴァーで、"Nice Boys"はアクセルに多大な影響を与えたオーストラリアのバンドRose Tattooの曲で、"Mama Kin"はアクセル、イジーのルーツともいえるAerosmithの曲です。

それぞれ荒削りだったハリウッド・ローズ時代を感じさせる4曲です。

アコースティック4曲の中で特に素晴らしいのがイジー作曲の名曲"Patience"です。この辺にイジーの持ち味が感じられます。

また、1st収録中もっともパンキッシュで激しい曲の“You're Crazy”のアコースティックヴァージョンもいい味があります。

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1990年代

Use Your Illusion I〔1991〕

2枚同時リリースで驚きのボリュームと質の名盤

1stから満を持して4年ぶりにリリースされたのが、この『ユーズ・ユア・イリュージョン I』と『II』です。

ちなみにドラムのスティーヴン・アドラーがヘロイン中毒で解雇されて、後任にマット・ソーラムが加入、また、あらたにキーボードにディジー・リードが参加しています。

なんといっても驚くのが2枚組ではなく別々にリリースされたという点に当時は驚かされました。

2枚組にすると高額になるというマーケティングな理由もあったでしょうし、コンセプトがぶれるなど理由があったのではないでしょうか。

この2枚合わせると30曲、約2時間半のヴォリュームもあるからです。

では『I』が16曲、『II』が14曲もあるので玉石混交かといえば、まったくそんなことがなく、めちゃくちゃ質の高い楽曲がこれでもかと並んでいます。

1stでも説明した通り、A面とB面でしっかりコンセプトを持って制作されているように、このアルバムでも『I』と『II』でしっかり、楽曲の色分けがされています。

『I』はどちらかというと1stの延長線上にあるハードで攻撃的な楽曲が並んでいます。

冒頭の“Right Next Door to Hell”や“Perfect Crime”、“Back Off Bitch”などはまさにそれが感じられると思います。

そして、1stから新たに進化を遂げたのがアクセルによるピアノを主体にしたパワーバラードです。

それは『I』の“November Rain”や『II』の“Estranged”などで楽しむことができます。

新たな魅力といえばもう一つあり、それがカヴァー曲です。

『I』でポール・マッカートニーの“Live and Let Die”、『II』でボブ・ディランの“Knockin' on Heaven's Door”を取り上げていて、まるで自分たちの曲であるかのように完璧にアレンジしています。

他にも『I』と『II』それぞれで別バージョンの "Don't Cry"という曲を収録しているのが面白いです。

ボーカル、ピアノ、キーボード、シンセサイザー・プログラミング アクセル・ローズ
ギター、バックグラウンド・ボーカル スラッシュ
ボーカル(on 2.)、ギター、バックグラウンド・ボーカル イジー・ストラドリン
ベース、バックグラウンド・ボーカル ダフ・マッケイガン
ドラムス、パーカッション、バックグラウンド・ボーカル マット・ソーラム
キーボード ディジー・リード
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Use Your Illusion II〔1991〕

『I』が動なら『II』は静でエモーショナル

『I』に対して『II』は重厚感があり、じっくり聴かせる曲が多いです。

それを象徴するのが1曲目の“Civil War”で、いきなり7分以上もあり、起伏にとんだ展開を楽しむことができます。

この『II』には他にも7分越えの曲が“Breakdown”、"Locomotive"、"Estranged"とありますが、どれもただ長いだけでなく物語性を感じさせる楽曲展開になっています。また、それを支えているのがスラッシュの感動的なギターソロだったりします。

"Pretty Tied Up"などはイジー作だったり、 "So Fine"はダフ作だったりと、メンバーそれぞれが曲を書けることもこのヴァラエティあふれる大作に仕上がっている理由だと思います。

聴き終わるとぐったりしてしまうほどエネルギーを使うと思いますが、それほど濃密な楽曲を楽しむことができる2枚だと思います。

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"The Spaghetti Incident?"〔1993〕※カヴァーアルバム

英米の代表的なパンク・バンドの名曲を中心に取り上げたカヴァーアルバム

ハードロックファンには、もしかしたらあまり馴染みがないかもしれませんが、バンドのルーツとも言える英米の代表的なパンクバンドを中心としたカヴァー・アルバムとなっています。

その中でも異色なのが、1曲目のザ・スカイライナーズのドゥーワップの名曲 "Since I Don't Have You"とブリティッシュハードロックバンドのナザレスの"Hair of the Dog"です。特にナザレスは、アクセルの大のお気に入りのバンドであるばかりでなく、独特の歌唱法のきっかけにもなった曲でもあるということで重要な曲です。

"New Rose"はザ・ダムド、"Down on the Farm"はU.K.サブス、 "Human Being"はニューヨーク・ドールズ、 "Raw Power"はイギー・アンド・ザ・ストゥージズ、"Ain't It Fun"はデッド・ボーイズ、 "Buick Makane (Big Dumb Sex)"はT・レックス、"Attitude"はミスフィッツ、"Black Leather"はプロフェッショナルズ、 "You Can't Put Your Arms Around a Memory"はジョニー・サンダース、"I Don't Care About You"はフィアーの全11曲です。

私的におすすめの曲は、"Raw Power"、"Ain't It Fun"、"You Can't Put Your Arms Around a Memory"が特にかっこいいと思います。

なお、シークレット・トラックで殺人犯として知られるチャールズ・マンソンの“Look at Your Game, Girl”を収録したことで物議を醸し、批判もありました。

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2000年代

Chinese Democracy〔2008〕


アクセルがいればGN'Rだということを証明したアルバム

ガンズはバンドの関係性の崩壊によって、長い長い沈黙期間を経ます。

残ったオリジナルメンバーはアクセルのみで、バンド名は誰のものかという問題があったりしましたが、法的にアクセルがバンド名を獲得します。

そして出す出す詐欺と言われるようにアルバムが出るという噂が出ては立ち消えを繰り返すことなんと14年ぶりに出したのが、この4枚目のアルバムです。

前述したようにオリジナルメンバーはアクセルのみで、主にギターをつとめたのはケンタッキーフライドチキンの紙バケツを被り、白い仮面をつけているバケットヘッドというギタリストがつとめました。

スラッシュと比べることはできませんが、それでも名人芸とも言えるような変態的なギターテクニックが持ち味です。

アルバムタイトルが物議を醸したり、サウンドがどちらかといえばインダストリアル系の影響が強い印象があるなど賛否両輪がはっきりわかれましたが、個人的にはこれはこれでガンズ以外の何ものでもないという感じで、アクセルがいればある意味ガンズなんだということを証明したアルバムだと思います。

スラッシュのギターサウンドが欲しいなど欲を言い出せばキリがありませんが。

特に“Street of Dreams”は壮大で感動的ですし、“Better”や“There Was a Time”、“Catcher in the Rye”はアクセルの持ち味を発揮されて、メロディアスな名曲だと思います。

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そろそろ新作?

2021年に待望の新曲をリリース

2016年以降、オリジナルメンバーのスラッシュとダフ・マッケイガンが各々の活動をしながらではありますが、バンドに復帰しています。

そして、2021年に『Chinese Democracy』のアウトテイクをもとに、約13年ぶりに“ABSUЯD”をさらに“Hard Skool”を立て続けにリリースしています。

本格的なニューアルバムに期待が膨らむばかりです。

 

 

まとめ

ウィック
ウィック
いかがでしたでしょうか。各アルバムごとにしっかりこだわりが詰まっていて面白いです

サブスク時代の今だからこそ、ぜひ、まとめてチェックして、ガンズ・アンド・ローゼズの魅力にハマってください
ペディ
ペディ

 

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