こんな方に
- オジー・オズボーン初心者の方!
- オジー・オズボーンのギタリストを知りたい方!
- どのアルバムから聴いたらいいかわからない方!
こんな方にオジー・オズボーンの全オリジナル・アルバムをギタリストの歴史とともにご紹介します。
その後、重度のアルコール問題などもあり、1978年に正式にバンドを解雇されソロに転向します
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ランディ・ローズ 期
1. Blizzard of Ozz〔1980〕
ランディ・ローズとの運命的な出会い!ハードロック史に残る屈指の名盤
元QUIET RIOTのランディ・ローズ、元レインボーのボブ・デイズリー、元ユーライア・ヒープのリー・カースレイクらを迎えて自身のソロバンドを結成したオジー・オズボーンのヘヴィ・メタル史に残るデビュー・アルバムです。
LAメタルの中でエディ・ヴァン・ヘイレンと並び称される名ギタリスト、ランディ・ローズですが、“ I Don't Know”、“Crazy Train”などメタル色の強い曲から、心洗われるような名曲“Goodbye to Romance”や“Dee”、さらにはドラマティックな組曲調の“Revelation (Mother Earth)”、“Steal Away (The Night) ”など楽曲のヴァラエティさに彼のプレイが一役も二役も買っています。
クラシック・ギターのテクニックを用いたスタイルで、特徴的なリフや曲の中にもうひとつの曲があると言われるほどのギター・ソロはドラマティックで珠玉と言えます。
まさに語り尽くせない捨て曲なしの名盤中の名盤です。
ボーカル | オジー・オズボーン | |
ギター | ランディ・ローズ | |
ベース | ボブ・デイズリー | |
ドラムス、パーカッション | リー・カースレイク | |
キーボード | ドン・エイリー |
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2. Diary of a Madman〔1981〕
前作の成功を受けて、短いスパンで制作された2作目です。
1stと双璧をなす名盤で、ハードな曲からクラシックや教会音楽の要素を取り入れたような曲がバランスよくまとめられていて、ライブでも演奏される名曲が多数収録されています。
多忙を極める中で制作したためランディ自身にも後悔の残るプレイがあったということもあるそうですが、まったくそんなことを微塵も感じさせない仕上がりです。
惜しくもこのアルバムリリース後のツアー中にランディ・ローズは小型飛行機で事故死していまします。
ボーカル | オジー・オズボーン | |
ギター | ランディ・ローズ | |
ベース | ボブ・デイズリー | |
ドラムス | リー・カースレイク | |
ストリングス・アレンジ(on 8.) | ルイス・クラーク |
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ジェイク・E・リー 期
3. Bark at the Moon〔1983〕
ランディ・ローズの悲劇を乗り越えて制作された3枚目のアルバム
ランディの死はオジーに大きなショックを与えブラック・サバス時代以上に酒や薬に溺れたと言いいますが、なんとかそこから立ち直った3枚目のアルバムです。
ランディ・ローズの死後、ツアーではバーニー・トーメとナイトレンジャーのブラッド・ギルスがギターをつとめていましたが、このアルバムから元ROUGH CUTTのジェイク・E・リーが加入します。
ジェイク・E・リーはウェールズの父親と日本人の母親を持つハーフで、“ジェイク・フェイク”と呼ばれるトリッキーなプレイが持ち味です。
ランディとはまた一味違う新たな風を吹き込んでいて、名曲“Baek At The Moon”をはじめ、アグレッシブで洗練されたクールなギター・プレイを聴かせてくれます。
アルバム全体のトーンとしてはダークでミステリアスな雰囲気が漂っています。
ボーカル | オジー・オズボーン | |
ギター | ジェイク・E・リー | |
ベース | ボブ・デイズリー | |
ドラムス | トミー・アルドリッジ | |
キーボード | ドン・エイリー | |
ストリングス・アレンジ | ルイス・クラーク |
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4. The Ultimate Sin〔1986〕
UFOやマイケル・シェンカー・グループ、HEARTなどのプロデューサーをつとめたロン・ネヴィソンを迎え制作された4枚目のアルバムです。
オジー自体はこの作品を最も気にいっていないということを言ってるらしいですが、MTV全盛の時代にキャッチーさを求めた結果ポップ・メタルな楽曲が目立ちます。
ジェイク自身は前作より自分のカラーを全面に押し出してプレイしていますが、残念ながらこのアルバムを最後にベースのフィル・スーザンとともにバンドを去ることになってしまいます。
ボーカル | オジー・オズボーン | |
ギター | ジェイク・E・リー | |
ベース | フィル・スーザン | |
ドラムス | ランディ・カスティロ | |
キーボード | マイク・モラン |
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ザック・ワイルド 期
5. No Rest for the Wicked〔1988〕
無名の新人ギタリスト、ザック・ワイルドを起用した最初のアルバム
ジェイクに代わって、当時はまだ無名の新人で若干19歳だったザック・ワイルドがギタリストとして起用されます。
アメリカ南部出身、骨太でパワフルかつダイナミックなギター・スタイルはオジーにも創作面で影響を与えたのか、ノッているのが感じられます。
ザックの持ち味でもある特徴的なピッキング・ハーモニクスやランディを彷彿とさせるギター・ソロなど聴きどころ満載です。
ボーカル | オジー・オズボーン | |
ギター | ザック・ワイルド | |
ベース | ボブ・デイズリー | |
ドラムス | ランディ・カスティロ | |
キーボード | ジョン・シンクレア |
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6. No More Tears〔1991〕
ザックが起用されて2作目の6枚目のアルバムです。
オジーのヴォーカルの充実ぶりもさることながら、作曲も含めて全面的にザックが貢献したアルバムで、彼の持ち味でもあるカントリーテイストなどを含め個性が遺憾なく発揮されています。
名曲“Mama, I'm Coming Home”をはじめ、ヴォーカルのメロディが充実していて、さらにモーターヘッドのレミー・キルスターが作曲で4曲関わっているのも特筆される大きい部分です。
また、“I don't Want To Change The World”でグラミー賞最優秀メタル・パフォーマンス部門を受賞し、初のグラミー賞受賞を果たしています。
なお、本作のツアーを持って引退すると発表し、タイトルにひっかけて「ノー・モア・ツアーズ」などと呼ばれていましたが、後にあえなく引退を撤回しています。
ボーカル | オジー・オズボーン | |
ギター | ザック・ワイルド | |
ベース | ボブ・デイズリー | |
ベース | マイク・アイネズ | |
ドラムス、パーカッション | ランディ・カスティロ | |
キーボード | ジョン・シンクレア |
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7. Ozzmosis〔1995〕
ツアー引退を送っていたオジーが十分充電を果たして復活した7枚目のアルバムです。
強力なバンド・メンバーに加え、スティーヴ・ヴァイやジャック・ブレイズ&トミーショウ、レミー・キルスターなど多数の外部ライターから楽曲を提供してもらって制作されていて、全体的にダークでヘヴィな仕上がりとなっています。
レコーディング直前に呼ばれたというザック・ワイルドのプレイ自体は、過去作ほどの存在感が感じられませんが、1曲目の“Perry Mason”“Thunder Underground”などはかっこいいですし、ポップなパワーバラード“See You on the Other Side”や“Old L.A. Tonight”は名曲です。
なお、その後のツアーではザック・ワイルドを外し、ジョー・ホームズがギターに参加しています。
ボーカル | オジー・オズボーン | |
ギター | ザック・ワイルド | |
ベース | ギーザー・バトラー | |
ドラムス | ディーン・カストロノヴォ | |
キーボード | リック・ウェイクマン | |
キーボード | マイケル・バインホーン |
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8. Down to Earth〔2001〕
オジーのブラックサバス復帰などもあり、前作から6年ぶりとなった21世紀に入って最初のアルバムです。
オルタナ系畑のプロデューサー兼ギタリストのティム・パーマーを迎えて制作された影響で、サウンドは全体的にモダンでヘヴィな印象となっています。
ティム・パーマーのサウンドにザック・ワイルドのキレや攻撃的なソロ・ワークで楽曲にアクセントが加えられています。
全作品を通すと地味な印象がありますが、新しい血を取り込んでいくオジーらしさが発揮されたアルバムとも言えます。
ボーカル | オジー・オズボーン | |
ギター | ザック・ワイルド | |
ベース | ロバート・トゥルージロ | |
ドラムス | マイク・ボーディン | |
アディショナル・ミュージシャン | ティム・パーマー / ダニー・セイバー / マイケル・レイロ |
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9. Black Rain〔2007〕
2005年にカヴァー・アルバム『Under Cover』をリリースしていますが、オリジナルアルバムとしては前作に続き6年ぶりにリリースされた9枚目のアルバム。
モダン・ヘヴィネスの重鎮ケヴィン・チャーコをプロデューサーに迎え、前作以上にヘヴィ路線を突き進んでいます。
そんな中でもヘヴィーでキャッチーな“I Don't Wanna Stop”は耳を惹きますし、お得意のバラードもあり、ヴァラエティに富んだ内容となっています。
このアルバムを最後にザックが脱退をしています。
ボーカル、ハーモニカ | オジー・オズボーン | |
ギター、キーボード、バック・ボーカル | ザック・ワイルド | |
ベース | ロブ・ニコルソン | |
ドラムス | マイク・ボーディン |
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ガス・G 期
10. Scream〔2010〕
ザック時代が長く続いたオジーのソロ作ですが、ついにギタリストを新たにFirewindの活動で知られるギリシャ出身のガス・Gを迎えています。
プロデューサーには前作に続いてケヴィン・チャーコとタッグを組んでいて、サウンド的には前作の延長上にあります。
ギター・プレイはあきらかにザック期とはまた一味違って、メタル色の強いギターとなっています。
メタルのその当時のトレンドを取り入れたような暗く、重い作品となっています。
ボーカル | オジー・オズボーン | |
ギター | ガス・G | |
ベース | ロブ・"ブラスコ"・ニコルソン | |
ドラムス | トミー・クルフェトス | |
キーボード | アダム・ウェイクマン |
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アンドリュー・ワット / スラッシュ / トム・モレロ
11. Ordinary Man〔2020〕
2013年にブラック・サバスのメンバーとしてアルバムを出したり、2017年にツアーを再開したりはしていたものの2020年1月にパーキンソン病を患っていることを告白し、復帰は難しいのかと思いきや、10年ぶりにリリースされた11枚目のアルバム。
ポスト・マローンやチャーリー・プース、トラヴィス・スコットなど今をときめくアーティストを取り入れ、さらには“Ordinary Man”ではエルトン・ジョンをフューチャリングするなど、まさにオジーの面目躍如な内容です。
バンドメンバーも豪華かつ楽曲もバラエティに富んでいて、新しいオジーを印象付ける傑作です。
ボーカル、ハーモニカ | オジー・オズボーン | |
ギター | アンドリュー・ワット | |
ベース | ダフ・マッケイガン | |
ドラムス、パーカッション | チャド・スミス | |
アディショナル・ミュージシャン | スラッシュ / トム・モレロ / チャーリー・プース / エルトン・ジョン / ポスト・マローン / トラヴィス・スコット |
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アンドリュー・ワット / ザック・ワイルド / ジェフ・ベック / トニー・アイオミ / エリック・クラプトン 他
12. Patient Number 9〔2022〕
オジーは、まだまだ健在です。
ジェフ・ベックやエリック・クラプトン、さらには盟友トニー・アイオミなどレジェンド級のギタリストをゲストに迎え、それぞれの持ち味によってバラエティに富んだ面白い作品となっています。
それにしても、前作が最後になるかもと思っていたら、こんなに素晴らしいアルバムがリリースされるとは思いませんでした。
まさにオールスターなメンバーを集めたオジーならではの傑作12枚目のアルバムです。
ボーカル、ハーモニカ | オジー・オズボーン | |
ギター | アンドリュー・ワット / ザック・ワイルド 他 | |
ベース | ロバート・トゥルージロ / ダフ・マッケイガン 他 | |
ドラムス、パーカッション | チャド・スミス / テイラー・ホーキンス | |
アディショナル・ミュージシャン | ジェフ・ベック / トニー・アイオミ / エリック・クラプトン / マイク・マクレディ/ ジョー・ホームズ 他 |
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まとめ
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