【新旧 ロック三大ギタリストって誰?】まずはこれを聴いてほしい! おすすめの名盤 各3選

2021年11月19日

こんな方に

  • ロック三大ギタリストとは誰か知りたい方!
  • 三大ギタリストのアルバムはどれから聴いたらいいかわからない方!

こんな方にロック三大ギタリストの名盤をご紹介します。

 

ペディ
ペディ
一般的にロック三大ギタリストといえば?

エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックを指します。

なぜこの三者が三大かというと、諸説ありますが、三人ともイギリスの人気ロックバンド、ヤードバーズから輩出されたギタリストで、70年代当時特に人気が高い実力派だったということが挙げられると思います

ウィック
ウィック

ペディ
ペディ
それでは、現代の三大ギタリストといえば?

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテ、ジョン・メイヤー、デレク・トラックスです。

こちらは、2007年にローリング・ストーン誌で紹介されたことから言われ始めたようですが、00年代を代表する納得の実力者揃いです

ウィック
ウィック

ペディ
ペディ
そこで、各アーティストごとにおすすめの名盤をセレクトしてみたいと思います

(以下ウィックはW、ぺディはP

※本ページはプロモーションが含まれています

 

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ロック(イギリス)三大ギタリスト

エリック・クラプトン - Eric Clapton

スローハンドの異名を持つ正統派ブルース・ギタリスト

イギリス出身で、1963年にヤードバーズのギタリストとしてキャリアをスタートさせました。

その後、ブルースブレイカーズを経て、ジンジャー・ベイカーとジャック・ブルースとともにクリームを結成し、元祖ハードロックバンドの礎を築きました。

解散後はスティーヴ・ウィンウッドらとともにブラインド・フェイスを結成したものの、たった1枚のアルバムを残してソロキャリアに乗り出しました。

ソロキャリアと並行してデラニー&ボニーやデレク・アンド・ザ・ドミノスとも共演するなど、数々の印象的なアルバムを残しています。

また、クラプトンはスローハンドという異名がありますが、その所以は、速弾きや凄いフレーズを弾いているのに、左手があまり動いていないように見えるということからでそう呼ばれるようになったと言われています。

 

Wheels of Fire / クリーム - Cream〔1968〕


スタジオ録音とライブ盤の2枚組からなる傑作

W「ボーカル・ベースのジャック・ブルースとドラムスのジンジャー・ベイカーとトリオで結成したスーパーバンドの3枚目のアルバム」

P「ブルースロックと元祖ハードロックともいえるサイケデリック・ロックを融合させたサウンドで、各メンバーが個性をぶつけ合うかのような掛け合いが特徴的です」

W「スタジオ録音とライブ盤の2枚組で、スタジオ録音には代表曲“White Room”をはじめ、静と動バランスのとれた楽曲を収録。

ライブ盤の方ではなんと言ってもロバート・ジョンソンのブルースの名曲、“Crossroads”を大胆にアレンジしたカヴァーや16分以上にわたる“Spoonful”や“Toad”と聴きごたえ十分の傑作です」

 

Layla and Other Assorted Love Songs / デレク・アンド・ザ・ドミノス - Derek and the Dominos〔1970〕


クラプトンキャリア最高ともいえる傑作

W「ジョージ・ハリスンの『All Things Must Pass』やデラニー&ボニー&フレンズで活動を共にした気心知れたメンバーで制作し、サザン・ロックに接近した歴史的名盤」

P「9曲のオリジナル曲と5曲のカヴァー曲で構成されていて、代表曲“Layla”に目が行きがちですが、オリジナル曲の出来がどれもすばらしく、冒頭の“ I Looked Away”、“Bell Bottom Blues”、そして極め付けが“Why Does Love Got To Be So Sad?”と名曲がずらりと並んでいます」

W「クラプトンの演奏とともに、デュアン・オールマンのスライド・ギターも冴え渡り、各曲に彩りを添えています。ジミヘンの名曲“Little Wing”などのカヴァー曲の出来も最高」

 

461 Ocean Boulevard〔1974〕


ソロ時代を代表する名盤

W「デラニー&ボニーやデレク・アンド・ザ・ドミノスでの活動を経てリリースしたソロキャリア2作目のアルバム」

P「ボブ・マーリーの“I Shot the Sheriff”を取り上げ、レゲエとロックの架け橋ともなった一曲。さらにロバート・ジョンソンの“Steady Rollin' Man”のカヴァーなどもあり、心地よいブルース・ロックを聴かせてくれます」

W「なかでも“Please Be With Me”や“Let It Grow”というアコースティックなバラードが素晴らしく、ヴォーカリストとしても聴かせてくれます」

 

(おまけ)Complete Clapton〔2007〕


最強にして最高のベスト

W「いささか反則ですが、クラプトンの長きにわたるさまざまな活動を考えるとこのキャリアを総括したベストは初心者には最適かつ、最高の選曲となっています」

P「2007年リリースですが、名曲と呼ばれているものはほぼすべて網羅されていると言えるでしょう」

 

ジェフ・ベック - Jeff Beck

孤高の硬派なギタリスト

イギリス出身で、アート・スクールを退学しトライデンツというバンドで活動をスタートします。同時にセッション・ギタリストとして様々なセッションに参加し、1965年にエリック・クラプトンの脱退後のヤードバーズに加入します。

その後、ロッド・スチュワートやロン・ウッドらとともにジェフ・ベック・グループ、ティム・ボガートとカーマイン・アピスとともにベック・ボガード & アピスとしても活動します。

ソロとしては、フュージョンやテクノロックサウンドなど様々な方向性に変えていき、数々の傑作を送り出しています。

ギタースタイルは、骨太なブルース・ロックやファンキーなものから、フュージョンなど、3人の中でも特に幅広く、常に斬新なサウンドを作り出すために挑戦を続けています。

ボリューム奏法やタッピング、トレモロアームを多用するなど、様々な演奏スタイルの引き出しの多さが特徴。また、80年代以降はピックを使わず指で弾くようになり、まさに硬派なギタリストというイメージもあります。

 

 Blow by Blow〔1975〕


ギター・インストの最高峰

W「ソロ名義第一作目にして、ロックからフュージョンに移行したギター・インスト・アルバムの歴史的名盤」

P「ジャズとロックを交錯させた当時いわゆるクロス・オーバーと呼ばれたジャンルで、ギターで歌っているかのように弾き倒します」

W「ジェフ・ベックの代名詞とも言われるような名曲“Air Blower”やスティーヴィー・ワンダー作曲の“Cause We've Ended as Lovers(哀しみの恋人達)”、超絶テクニックの“Scatterbrain”など緩急自在の名曲が目白押し」

 

Wired 〔1976〕


よりジャズへと傾倒したスリリングな名盤

W「前作『Blow by Blow』からさらにジャズ/フュージョン路線を推し進めたソロ名義の二作目」

P「ベック憧れのマハヴィシュヌ・オーケストラからキーボードのヤン・ハマー、ドラムのナラダ・マイケル・ウォルデンを迎えて制作されていて、各々の個性のぶつかり合いが楽しめます」

W「“Goodbye Pork Pie Hat”以外はすべて参加メンバーによって制作されていて、 “Led Boots”や“Blue Wind”などライブ感あふれるスリリングな演奏が際立っています」

 

Truth / ジェフ・ベック・グループ - The Jeff Beck Group〔1968〕


ツェッペリン結成にも影響を与えたといわれる名盤

W「ヴォーカルのロッド・スチュワート、リズムギターのロン・ウッドらとともに結成したバンドの一作目」

P「パワフルなヴォーカルとヘヴィなブルース・ロックスタイルが、ジミー・ペイジが後にレッド・ツェッペリン結成のヒントにしたとも言われているアルバムです。ロッド、ロンにとっても出世作とも言える、熱量の高い演奏を楽しめます」

W「アルバムの数曲はJeffrey Rod名義というベックとロッドの共作となっていて、またジミー・ペイジがシングルで楽曲提供した“Beck's Bolero”も収録しています」

 

ジミー・ペイジ - Jimmy Page

レッド・ツェッペリンの支柱にして、華のある名ギタリスト

イギリス出身で、1963年ごろからアート・スクールに通いながらセッション・ギタリストとして活動をスタートします。

ソロ・デビューした後、ヤードバーズにベーシストとして加入し、ジェフ・ベックの病気の代役としてギターに転向。復帰したベックとともにツインギターとして活躍します。

ヤードバーズが不仲のため空中分解してしまい、まだ契約が残っていたペイジは新メンバーを集め、それがレッド・ツェッペリン誕生へと繋がっていきました。

ギタースタイルとしてはブルース・ロックをベースにしつつ、抒情的なプレイも得意としていて、リフやバッキングのアレンジはもちろん、間やリズムの取り方など独特の魅力を持っています。

ヴァイオリンの弓でギターを弾くボウイング奏法やダブルネック・ギター、さらにテルミンなどさまざまな楽器を用いたサウンド作りで、まるで音の魔術師とも言える存在と言えます。

 

Led Zeppelin IV / レッド・ツェッペリン - Led Zeppelin〔1971〕


バンド最大のヒット作にして、不朽の名作

W「レッド・ツェッペリンは8枚のオリジナルアルバムをリリースしていますが、大きくわけて前期にあたる4枚目のアルバムです」

P「アルバム8曲のすべてが代表曲と言っても過言ではない、全曲名曲で、その一つのハイライトがなんと言っても“Stairway to Heaven(天国への階段)”です」

W「“Black Dog”や“Rock and Roll”、“Misty Mountain Hop”など独特のリズムから繰り出されるハードな曲から、“The Battle of Evermore”や“Going to California”のようなアコースティックな曲調まで楽しめます」

 

Physical Graffiti / レッド・ツェッペリン - Led Zeppelin〔1975〕


2枚組のバラエティにとんだ中期の傑作

W「アルバムごとに進化を見せ続けますが、この6作目は2枚組の大作で、さらに新たな新境地を見せています」

P「中でもダンスビートを取り入れたような“Trampled Under Foot”や壮大な世界観を表現した“Kashmir”や“In the Light”などクライマックスと呼べるような名曲が何度も訪れる感じで、聞き終るとぐったりしてしまいます」

 

How the West Was Won / レッド・ツェッペリン - Led Zeppelin〔2003〕


全盛期のライブに酔いしれる

W「ツェッペリンのもう一つの魅力はなんといってもライブにあります」

P「名作と呼ばれるライブアルバムは何枚もありますが、これは邦題が『伝説のライブ』で、1972年のアメリカツアーでのLAフォーラム、ロングビーチなどでの前期の全盛期のライブが収録されています」

W「このライブ盤の特徴はなんと言ってもサウンドのダイナミックさ。そして、ライブならではのアドリブ満載のギタープレイが堪能できます」

 

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