2000年代
『Saint Dymphna』ギャング・ギャング・ダンス - Gang Gang Dance〔2008〕
渾然一体となったハイブリッドサウンドとシャーマニックなヴォーカルがヤバイ!
P「ニューヨークから飛び出したポップと前衛を行き来するエクスペリメンタル・ロックバンドの最高傑作」
W「とにかくすごいバンド。シャーマニックに絶叫する女性ヴォーカルと浮遊するパーカッション、エフェクトを駆使したサウンドやビートも絡み合った強烈な楽曲がヤバイ感じです」
『Back to Black』エイミー・ワインハウス - Amy Winehouse〔2006〕
P「イギリスのソウル、R&Bのシンガーソングライターによる2ndアルバムにしてラストアルバム」
W「2011年に27歳の若さでこの世を去ったことが残念な、才能溢れるアーティスト。ハスキーヴォイスが魅力で、ソウルフルな歌いっぷりは最高」
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『Fever To Tell』ヤー・ヤー・ヤーズ - Yeah Yeah Yeahs〔2003〕
P「アメリカ・ニューヨークで結成された男女3人組のバンドによるデビュー・アルバム」
W「バンドサウンドはオルタナ系のロックスタイルだけど、女性版ジャック・ホワイトともいえるようなカレンOのパンキッシュなヴォーカルスタイルがとにかくかっこいいです」
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『Come Away With Me』ノラ・ジョーンズ - Norah Jones〔2002〕
P「ジャズの世界にとどまらないポップシンガー、ノラ・ジョーンズの1stアルバム」
W「ジャズの名門レーベルBlue Noteからリリースされましたが、ジャズファンだけでなく、ポップスやロックファンも虜にし、全世界で1800万枚も売れた歴史的名盤」
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1990年代
『When the Pawn...(真実)』フィオナ・アップル - Fiona Apple〔1999〕
W「聴く人を選ぶともいえるアメリカのシンガーソングライターの傑作2ndアルバム」
P「重苦しさのあるピアノサウンドと情感たっぷりに歌い上げるヴォーカルスタイルで、ハマると抜け出せない中毒性があります」
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『Jagged Little Pill』アラニス・モリセット - Alanis Morissette〔1995〕
P「高校生の時にデビューしたというものすごい才能の持ち主のカナダ出身のシンガーソングライター」
W「本作は世界デビューアルバムとなる3rdアルバム。グランジがはやっていた時代を反映したハード寄りのサウンドとポップさが絶妙なバランスで、独特の伸びかやなハイトーン・ヴォイスが見事にハマっています。“Forgiven”や“You learn”は特に名曲」
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『Post』ビョーク - Björk〔1995〕
P「アイルランド出身で、11歳でソロアルバムをリリースした90年代の歌姫の3rdアルバム」
W「後にどんどん芸術性が高くなっていき少しついていけなくなる部分もあったりしますが、このアルバムはその過渡期ともとれる作品です。ネリーフーパーやトリッキーも参加してトリップホップやハウスを取り入れたサウンドはバランスがちょうどよく、今聴いてもかっこいいです」
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『Dummy』ポーティス・ヘッド - Portishead〔1994〕
P「マッシブ・アタック、トリッキーとともにトリップホップの旗手として知られる、イギリス・ブリストルで結成されたバンドのデビュー・アルバム」
W「ダブ、ヒップホップ、ジャズ、ブレイクビーツとサンプリングを多用したサウンドに、ベス・ギボンズの震えるような美しい歌声と表現力が圧倒的。メランコリックな世界観に吸い込まれます」
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『Loveless』マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン- My Bloody Valentine〔1991〕
P「シューゲイザーの代名詞ともいえるアイルランド出身の傑作2ndアルバム」
W「練りに練られたこのアルバムは、完成させては解体することを繰り返し、その費用はなんと約25万ポンド(日本円にして約4500万円)とのこと。それがアランマッギーのクリエイション・レコーズを倒産寸前に追い込んだひとつの要因と言われています」
1970年代
『Blue』ジョニ・ミッチェル - Joni Mitchell〔1971〕
P「フォークからR&B、ジャズまで、アルバムごとに違った顔を見せてくれるカナダ出身の女性シンガー・ソングライター」
W「数々のアルバムランキングで上位にランキングされる4thアルバム。ピアノやアコギを中心としたサウンドで、のびやかなハイトーンヴォイスが胸に染みます。スティーブン・スティルスやジェームス・テイラーなど名うてのミュージシャンもレコーーディングに参加している傑作です」
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『Judee Sill』ジュディ・シル - Judee Sill〔1971〕
P「アメリカ・ロサンゼルス出身のシンガーソングライター、ジュディ・シルの隠れた傑作1stアルバム」
W「ゴスペルとフォークが主体で、どこか救いを求めるような物悲しい雰囲気が漂います。デビュー当時は世間的にあまり注目されなくて、後世に評価が高まった作品」
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『Aretha Live at Fillmore West』アレサ・フランクリン - Aretha Franklin〔1971〕
P「まさにクイーン・オブ・ソウルといえば、この方。歌の迫力がとにかくものすごく、その魅力はライブで遺憾無く発揮されます」
W「オリジナル曲はもちろん、オーティス・レディングの“リスペクト”やビートルズやサイモン&ガーファンクルのカヴァーなど彼女の魅力をあますところなく伝える傑作ライブアルバムです」
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『Tapestry(つづれおり)』キャロル・キング - Carole King〔1971〕
P「ロックとポップス史に燦然と輝く、女性ソングライター、キャロル・キングのソロ2作目の名盤」
W「元々は職業ライターとして、さまざまなアーティストに楽曲を提供していた彼女が、ソロとして大ヒットを記録した作品で、他のアーティストにも多数カヴァーされています。捨て曲なしの心が癒される名盤中の名盤」
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『Pearl』ジャニス・ジョプリン - Janis Joplin〔1971〕
P「女性ヴォーカルといえば、このロッククイーンが最高峰で間違いないでしょう」
W「1970年に27歳という若さで亡くなった女性ブルース&ロックシンガーの遺作アルバムです。“Move Over”のようなグルーヴィーな曲から、魂が震えるような“Cry Baby”などロック史に残る名曲が目白押し」
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1960年代
『Eli and the Thirteenth Confession(イーライと13番目の懺悔)』ローラ・ニーロ - Laura Nero〔1968〕
P「ジョニ・ミッチェルやキャロル・キングと並び称されるアメリカ・ニューヨーク出身のシンガーソングライター」
W「傑作の呼び声高いのは、3rdアルバムの『New York Tendaberry』と本作2ndアルバムですが、3rdが静だとするなら、こちらはソウルからゴスペル、ジャズなんでもありで、独特のリズム感と伸びやかなヴォーカルで静も動も兼ね備えたとにかく最高のアルバム」
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まとめ
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