【洋楽 ハードロック/ヘヴィメタル】 1980年代のこれだけははずせない名盤 おすすめ40選+α

2021年6月11日

1985年

Spreading the Disease / アンスラックス - Anthrax〔1985〕



スラッシュメタルだけど、一味違う名盤!

P「ニューヨーク出身ながら、NWOBHMの影響が感じられるスラッシュメタルバンドで、ヴォーカルにジョー・ベラドナを新たに迎えて制作された2ndアルバム」

W「邦題は『狂気のスラッシュ感染』とはっきり言ってダサいですが、内容は別。激しさはありつつも、ハードロックっぽさとヴォーカルの伸びのある高音をいかした歌唱力のおかげか、他のスラッシュメタルバンドと一線を画しています」

試聴する

 

Metal Heart / アクセプト - Accept〔1985〕


ジャーマン・メタル最古参のバンドによる初期の傑作!

P「70年代半ばから活躍しているジャーマンメタルの重鎮による6枚目のアルバム 」

W「パワーメタルといってもいわゆるハロウィンのような感じというよりはジューダスプリーストなどに影響を受けた作風。ロックアンセムのタイトル曲ではギターソロにベートーヴェンの“エリーゼのために”を盛り込んだり、クラシカルだったり、キャッチーだったりと引き出しの多い傑作」

試聴する

 

 

1986年

 Slippery When Wet / ボン・ジョヴィ - Bon Jovi〔1986〕


世界への飛躍をとげた傑作!

P「アメリカが誇るハードロックバンドの傑作3rdアルバム」

W「制作にデズモンド・チャイルドを迎え、30曲ほど用意した中から厳選したという楽曲は、“You Give Love A Bad Name”と“Livin' On A Prayer”をはじめとして、文句のつけようのない完成度」

試聴する

 

Master of Puppets / メタリカ - Metallica〔1986〕


メタルシーンを牽引するモンスターバンドの初期の歴史的名盤!

P「まさに速さと重さこそメタルという印象を植え付けた傑作3rdアルバム」

W「冒頭の屈指の名曲“バッテリー”、“メタル・マスター”のアグレッシブな流れからすでにノックアウトされますが、それ以後もただ攻撃的なだけでなく緩急をつけた楽曲も織り交ぜてアルバム通して楽しめる作品」

試聴する

 

Reign in Blood / スレイヤー - Slayer〔1986〕



スラッシュメタルが最もしっくりくるバンドの名盤!

P「過激な歌詞や世界観で、エクストリームメタルの原点とも言える、スラッシュメタル四天王バンドによる代表作」

W「とにかく速く、重く、アグレッシブで、10曲で29分4秒という短さ。濃厚すぎて、息苦しく感じてしまいます」

試聴する

 

Trirogy / イングヴェイ・マルムスティーン - Yngwie  J. Malmsteen〔1986〕


速弾きに革命をもたらしたイングヴェイの名盤!

P「スウェーデン出身でディープ・パープル、レインボーのリッチー・ブラックモアの影響をもろに受け、グラハム・ボネット率いるアルカトラスで名声を得た後のソロ名義の3作目」

W「ギタープレーもさることながら、楽曲のバランスもよく、疾走感あふれるものから、哀愁ただようインスト、キャッチーなものまで魅力がつまっています。ヴォーカルのマーク・ボールズもハマっています。まさに初期の代表作にして、最高傑作ともいえる名盤」

試聴する

 

Eat 'Em And Smile / デイヴィッド・リー・ロス - David Lee Roth〔1986〕


初代ヴァン・ヘイレンヴォーカルのスーパーバンドによる傑作!

P「ヴァン・ヘイレン脱退後にデイヴィッド・リー・ロスがEPを挟んでリリースした1stアルバム」

W「ギターにスティーヴ・ヴァイ、ベースにビリー・シーン、ドラムにグレッグ・ピソネットという超豪華な布陣で制作されたアルバムで、“Shyboy”や“Elephant Gun”など超絶テクニックが光る楽曲はもちろん、“Yankee Rose”などご機嫌なロック・ナンバーやヴァン・ヘイレンを彷彿とさせる曲まで、各メンバーの持ち味がいかんなく発揮されたバラエティ豊かな傑作です」

試聴する

 

The Final Countdown / ヨーロッパ - Europe〔1986〕


北欧メタルの始祖的存在の大ヒットアルバム!

P「ヴォーカルのジョーイ・テンペストとギターのジョン・ノーラムを中心とした北欧を代表するスウェーデンのバンドで最大のヒットを記録した3枚目のアルバム」

W「抒情性とメロディアスが最大の特徴で、ジョン・ノーラムのテクニカルなギターが光ります。表題曲があまりに一人歩きしている感がありますが、それ意外にも名バラードの“Carrie”や胸熱な“Cherokee”など名曲が多い作品です」

試聴する

 

 

Awaken the Guardian / フェイツ・ウォーニング - Fates Warning〔1986〕

元祖プログレ・メタルバンドの名盤!

P「プログレッシブ・メタルの先駆者として知られるアメリカのバンドの3枚目のアルバム」

W「ドリーム・シアターやクイーンズライクにも影響を与えたとされていて、ドリーム・シアターから入った方からすればもの足りないかもしれませんが、ハイトーンヴォーカルと変拍子、ツインリードとプログレ・メタルの魅力がつまっています」

試聴する

 

 

 

1987年

Hysteria / デフ・レパード - Def Leppard〔1987〕


バンド最大のヒットを記録した名盤!

P「「NWOBHM」ムーブメントから台頭したイギリスのロックバンドの4枚目アルバム」

W「ドラムのリック・アレンが事故で左腕を失うという悲劇から復活した作品でもあり、ヘヴィメタルというにはあまりにポップな作品ですが、“Pour Some Sugar on Me”や“Hysteriaなど”シングルヒットした曲がを多数収録されています。中でも泣けるバラード“Love Bites”がもっともお

試聴する

 

 

Whitesnake(白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス) / ホワイトスネイク - Whitesnake〔1987〕


デイヴィッド・カヴァデール作品の中でも屈指の名盤!

P「ディープ・パープルを脱退したデイヴィッド・カヴァデールが作ったバンドで、オジー・オズボーンと並んで名ギタリストを見出すことに長けた彼がジョン・サイクスを抜擢した7作目」

W「バンド最大のヒット作でもあり、喉の手術を経て歌唱も最高潮に達しています。名曲“Still of the Night”から“Here I Go Again”への流れは最高」

試聴する

 

Back for the Attack/ ドッケン - Dokken〔1987〕


エッジの効いたギターと抒情的なヴォーカルが最高!

P「華のあるヴォーカルのドン・ドッケンを中心としてLAメタルの流れにのって飛び出してきたバンドの4枚目のアルバム」

W「前作の『Under Lock And Key』も文句なしの名盤ですが、個人的にはこちらのアルバムの方がジョージ・リンチのギターワークに痺れます。特に冒頭の“Kiss Of Death”やインストナンバーの“Mr. Scary”のかっこよさはたまりません。残念ながらドンとジョージの不仲によりこのアルバムで一時解散という悲しさもある名盤」

試聴する

 

Appetite for Destruction / ガンズ・アンド・ローゼズ - Guns N' Roses〔1987〕


衝撃のデビューアルバム!

P「ヴォーカルのアクセル・ローズをはじめ、ギターのスラッシュとイジー・ストラドリン、ベースのダフ・マッケイガンとドラムのスティーヴン・アドラーと全メンバーそれぞれ個性があり、最高のかっこよさを持っていたバンド」

W「バラード的な曲は一曲もありませんが、捨て曲なしで、怒涛のような名曲揃い。 しいて好きな曲をあげるなら、"Nightrain"、"Paradise City"、"Rocket Queen"でしょうか」

試聴する

 

Permanent Vacation /エアロスミス - Aerosmith 〔1987〕


輝きを取り戻した傑作!

P「Run. D.M.C.の“Walk This Way”をきっかけに人気が再燃したのがあまりに有名な話ですが、80年代後半にエアロスミスの第二期黄金期の幕開けともなった傑作アルバム。もちろん、次作の『Pump』も甲乙つけがたいのですが」

W「プロデューサーにボン・ジョヴィを手がけたブルース・フェアバーンを迎え、外部ソングライターを積極的に起用し、ポップな“Dude”や屈指の名バラード“Angel”など今までにない華やかな世界観を作り上げています」

試聴する

 

Electric / ザ・カルト - The Cult 〔1987〕

エッジの効いたストレートでパワフルなロックンロールを堪能できる名盤!

P「ポスト・パンクの前身バンドから派生したイギリスのハードロック・バンドの3枚目のアルバム」

W「数々の大物アーティストを手掛けているリック・ルービンをプロデューサーに迎えて制作されたアルバムで、ネイティブ・アメリカンの影響を受けたヴォーカルのイアン・アストベリーとギターのビリー・ダフィーという華のあるフロントマンによる力強いパフォーマンスが光る作品。中でも疾走感溢れる“Bad Fun”やステッペン・ウルフのカヴァー曲“Born To Be Wild”が痺れるほどかっこいいです」

試聴する

 

 

1988年

Keeper Of The Seven Keys Part II / ハロウィン - Helloween〔1988〕


ジャーマンメタル史上最高のアルバム!

P「まさにジャーマンメタルの代名詞ともいえるバンドの最高傑作」

W「もともとは2枚組として計画されていたものの別々でリリースされ、“”Eagle Fly Eye”や“I Want Out”、“March Of Time”などアンセム曲が目白押し。13分を超えるタイトル曲も圧巻」

試聴する

 

Long Cold Winter / シンデレラ - Cinderella〔1988〕


ブルースを基調とした渋かっこいいアルバム!

P「ボン・ジョヴィのサポートを受けてデビューしたアメリカ・フィラデルフィア出身のバンドの2ndアルバム」

W「デビュー時の格好はいかにもメタルな感じだったけど、このアルバムはヴォーカル、トム・キーファーのルーツであるブルースを基調とした渋い路線に変更していて、かっこいい

特に、“Gipsy Road”や“Don't KnowWhat You Got (Till It's Gone)”など名曲多し」

試聴する

 

 Open Up and Say...Ahh!  / ポイズン - Poison〔1988〕


LAメタル最後の大物と呼ばれたバンドのキャッチーな名盤!

P「ポップでキャッチーなロックンロールスタイルで人気を誇ったアメリカのバンドの2ndアルバム」

W「ヴォーカルのブレット・マイケルズのスタイルはスティーヴン・タイラーやデイヴ・リー・ロスの影響が感じられ、ギターのC.C.デヴィルのキャッチーなギターリフが特徴的。メロディセンスに磨きがかかっていて、トップ10ヒットのシングルを4曲も輩出した作品」

試聴する

 

Thundersteel / ライオット - Riot〔1988〕


疾走型パワー・メタルが好きな人は必聴!

P「ギターの故マーク・リアリが率いたアメリカのバンドで、バンド名NARITA期を含む6枚目の傑作アルバム」

W「スタイルとしてはジューダス・プリーストを思わせるトニー・ムーアのハイトーン・ヴォーカルに疾走型のパワーメタル系で、スピードが心地いい」

試聴する

 

Operation: Mindcrime / クイーンズライク - Queensrÿche〔1988〕


まさに完璧といえるコンセプトアルバムの傑作

P「ドリームシアターと並びプログレッシブ・メタルの2大巨頭ともいえるバンドの3枚目のアルバム」

W「ストーリー仕立てのコンセプトアルバムとなっていて、曲間をつなぐSEやセリフなど、細部までこだわり抜いた非の打ち所のない傑作」

試聴する

 

 

1989年

Skid Row / スキッド・ロウ - Skid Row〔1989〕



バラード“I Remember You”は屈指の名曲!

P「ボン・ジョヴィの弟分としてデビューしたスキッド・ロウの1stアルバム」

W「ハードな曲はもちろん、バラードまですべてが最高。"Sweet Little Sister"、" 18 and Life"、"Youth Gone Wild"から、泣けるバラード“I Remember You”までとにかく聴いてほしい一枚」

試聴する

 

Dr. Feelgood / モトリー・クルー - Mötley Crüe〔1989〕


LAメタルを代表する名盤!

P「LAメタルの中でも最高のロックバンドによる5枚目のアルバム」

W「“Dr.Feelgood”や”“Kickstart My Heart”のようなハードでかっこいい曲から、“Without You”や“Time For Change”のようなバラードやポップな曲まで時代性を感じさせないまとまりのある作品」

試聴する

 

The Real Thing / フェイス・ノー・モア - Faith No More 〔1989〕

メタルを基本としたミクスチャーロックの名盤!

P「アメリカのオルタナ系ロックバンドで、若干20歳そこそこだったマイク・パットンが新ヴォーカルとして加入した3枚目のアルバム」

W「メタルを基本としつつ、レッチリの影響が感じられるファンクやラップを取り入れたミクスチャーロックを展開しています。実際、“Epic”のMVを見たレッチリのアンソニーはまるで(自分を)鏡を見ているようだと不快感を示したと言われるほど。ブラックサバスのカヴァー“War Pigs”も秀逸」

試聴する

 

Enuff Z'nuff / イナフ・ズナフ - Enuff Z'nuff 〔1989〕


チープトリックばりのポップ・メタルの傑作!

P「ドニー・ヴィーとチップ・ズナフを中心に結成されたアメリカのバンドによるデビュー・アルバム」

W「ビートルズやチープトリックを思わせるキャッチーでポップな楽曲が持ち味で、ハードロックにくくれない良質なメロディセンスを堪能できます」

 

Intuition / TNT 〔1989〕


北欧美メロバンドの大傑作!

P「ノルウェーが誇る美メロバンドの4枚目のアルバム」

W「とにかくヴォーカル、トニー・ハーネルのハイトーンヴォイスとクイーンばりのコーラスワーク、そしてメロディセンスが抜群。全曲捨て曲なしで、至福に包まれる美メロソングのオンパレード」

試聴する

 

No Respect / ベイン - Vain 〔1989〕


デビューアルバム一枚のみで裏名盤の筆頭のような

P「サンフランシスコ出身のヴォーカル/ギターのデイヴィー・ヴェインが率いた5人組バンドのデビューアルバム」

W「ツインギターとデイヴィー・ヴェインの迫力ある歌声がかっこよく、モトリー・クルーなど初期L.Aメタルの雰囲気と憂いのあるサウンドがとにかくかっこいいです。セカンドをリリース前にレコード会社が倒産してしまい、再結成まで紆余曲折のあったバンドですが、まさに裏名盤とも呼べる傑作です」

試聴する

 

 

まとめ

ウィック
ウィック
いかがでしたでしょうか。どれも外せない、名盤ばかり

ぜひ、チェックしてすてきな音楽ライフをエンジョイしてください
ペディ
ペディ

 

他の年代もチェックしたい方はこちら!

【洋楽 ハードロック/ヘヴィメタル】 1970年代のこれだけははずせない名盤 おすすめ25選+α

1975年 A Night At The Opera / クイーン - Queen〔1975〕 “ボヘミアン・ラプソディ”収録の名盤! P「もはや日本でも説明不要ともなったイギリスのハードロックバンド ...

続きを見る

【洋楽 ハードロック/ヘヴィメタル】 1990年代のこれだけははずせない名盤 おすすめ40選+α

1995年 Balance / ヴァン・ヘイレン - Van Halen〔1995〕 偉大なるアメリカのハードロック・バンドの傑作! P「1978年から活動し、「ライトハンド奏法」を広く知らしめたエド ...

続きを見る

【洋楽 ハードロック/ヘヴィメタル】 2000年代のこれだけははずせない名盤 おすすめ30選+α

2005年 In Your Honour / フー・ファイターズ - Foo Fighters〔2005〕 ハードロックサイドとアーコースティックサイドの2枚組大作! P「ニルヴァーナの元ドラマー、デ ...

続きを見る

【洋楽 ハードロック/ヘヴィメタル】 2010年代のこれだけははずせない名盤 おすすめ20選

2015年 The Book Of Souls  / アイアン・メイデン - Iron Maiden〔2015〕 全盛期の輝きを取り戻した傑作! P「メタルの重鎮中の重鎮による16枚目のアルバム」 W ...

続きを見る

-洋楽

テキストのコピーはできません。