【ウッドストック】ロック好きなら一度は観ておきたい伝説のロックフェス、ウッドストック・フェスティバルとは? / 主な出演アーティストの名盤を紹介

2022年4月4日

こんな方に

  • ウッドストック・フェスティバルを知らない方!
  • ロック初心者の方!
  • ウッドストック・フェスティバル出演アーティストの名盤を知りたい方!

そんな方にウッドストック・フェスティバルとはどんなもので、それに出演したアーティストの名盤をご紹介します。

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ウッドストック・フェスティバルとは?

ウッドストック・フェスティバルって何?

ペディ
ペディ
そもそも、ウッドストック・フェスティバルっていつ、どこで行われたの?
第1回目は、1969年の8月15日から17日の3日間にかけて行われた音楽史に残るロックやフォークを中心にした野外フェスティバルです。

場所は、アメリカ・ニューヨーク州サリバン郡べセルで、個人農場主マックス・ヤスガー氏が所有する600エーカー超のだだっ広い酪農農場を会場としました

ウィック
ウィック
ペディ
ペディ
行われた目的は?
ニューヨーク州アルスター郡にウッドストックという芸術村があって、そこのアート・ムーブメントにちなんでボブ・ディランなどをはじめとした歌手やアーティストたちが暮らしながらレコーディングできるスタジオを設立する資金集めのために企画したとされています。

もともとそこで開催したかったのが、周辺住民の反対によって開催できなくなり、名前だけが引き継がれる形となりました

ウィック
ウィック
ペディ
ペディ
どれぐらいの入場者数だったの?
当初は1万人から2万人の入場を見込んでいたけど、30組以上の名だたるアーティストの出演許諾が得られたことから事前に20万枚近くのチケットが売れ、当日は噂が噂を呼んでそれ以上の40万人以上が詰めかけ、実質無料イベントの様相を呈してしまいました。

愛と平和、反戦を主張するヒッピーや若者が集まり、ドラッグや街の混雑などいろいろな問題もあったけど、基本的には平和的な祭典でした

ウィック
ウィック
ウィック
ウィック
フェスティバル自体は赤字だったけど、マイケル・ウォドレー監督、マーティン・スコセッシ編集による『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』というドキュメンタリー映画化と同映画のサウンドトラックのレコードによって最終的には収益に結びついたということです

 

出演者

ウィック
ウィック
出演者はジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、ザ・フーやザ・バンドなど錚々たるアーティストが名を連ねています。

当然だけど、このドキュメンタリー映画では、全アーティストは取り上げられていないし、出演順もバラバラで、なぜこのアーティストを入れてくれないの、というアーティストもたくさんいます

以下、出演アーティストをご紹介します
ペディ
ペディ

 

8月15日(金) 午後から深夜

  • リッチー・ヘブンス - Richie Havens
  • スワミ・サッチダナンダ - Swami Satchidananda ※インドの聖者による祈祷
  • スィートウォーター - Sweetwater
  • バート・ソマー -Bert Sommer
  • ティム・ハーディン - Tim Hardin
  • ラヴィ・シャンカール - Ravi Shanka
  • メラニー・サフカ - Melanie Safka
  • アーロ・ガスリー - Arlo Guthrie
  • ジョーン・バエズ - Joan Baez

 

8月16日(土) 午後から翌朝

  • ザ・クイル - Quill
  • カントリー・ジョー・マクドナルド - Country Joe McDonald
  • ジョン・セバスチャン - John Sebastian
  • キーフ・ハートレー・バンド - Keef Hartley Band
  • サンタナ - Santana
  • インクレディブル・ストリング・バンド - Incredible String Band
  • キャンド・ヒート - Canned Heat
  • マウンテン - Mountain
  • グレイトフル・デッド - Grateful Dead
  • クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル - Creedence Clearwater Revival
  • ジャニス・ジョプリン - Janis Joplin
  • スライ&ザ・ファミリー・ストーン - Sly & the Family Stone
  • ザ・フー - The Who
  • ジェファーソン・エアプレイン - Jefferson Airplane

 

8月17日(日) 午後から翌朝

  • ジョー・コッカー&グリース・バンド - Joe Cocker and The Grease Band
  • カントリー・ジョー・アンド・ザ・フィッシュ - Country Joe and the Fish
  • テン・イヤーズ・アフター - Ten Years After
  • ザ・バンド - The Band
  • ジョニー・ウィンター featuring エドガー・ウィンター - Johnny Winter featuring his brother, Edgar Winter
  • ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ - Blood, Sweat & Tears
  • クロスビー、スティルス&ナッシュ- Crosby, Stills & Nash
  • クロスビー、スティルス&ナッシュ&ヤング - Crosby, Stills, Nash & Young
  • ポール・バターフィールド・ブルース・バンド - Paul Butterfield Blues Band
  • シャ・ナ・ナ - Sha-Na-Na
  • ジミ・ヘンドリックス - Jimi Hendrix

 

ウィック
ウィック
なお、2019年に50周年を記念して、これら全アーティストの音源を登場順(曲は全曲ではありません)に、さらにMCや農場主のマックス・ヤスガーのスピーチなども収録された神ってる10CDボックスセットも発売されています

 

 

主な出演アーティストの名盤

Crosby, Stills & Nash / クロスビー、スティルス&ナッシュ - Crosby, Stills & Nash〔1969〕


映画ではウッドストックの象徴として扱われているバンド

ドキュメンタリー映画では、CS&N(クロスビー、スティルス&ナッシュ)で始まり、CS&Nで終わるといった構成となっていて、まさにウッドストックの象徴的なバンドと言えます。

元バーズのデヴィッド・クロスビー、元バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス、ホリーズのグラハム・ナッシュの3人で結成したフォーク・ロック界のスーパーグループによるデビューアルバムで、この次のアルバム『Déjà Vu』からニール・ヤングが加わりますが、ウッドストックにはニール・ヤングも参加しています。

美しいハーモニーとドラマティックで練りに練られた楽曲の構成がすばらしいです。

 

Music from Big Pink / ザ・バンド - The Band〔1968〕


ウッドストックゆかりのバンド、ザ・バンド

ザ・バンドは、元々ロニー・ホーキンスのバックバンド、ザ・ホークスとして活動し、その後ボブ・ディランのバックバンドとして抜擢されました。

ディランが交通事故で負傷して隠遁していたのが、ニューヨーク郊外のウッドストックでした。

ここでディランとともにいろいろな曲が作られましたが、そのセッションを行っていたのが「ビッグ・ピンク」と名付けられた彼らの家です。

そしてこのアルバムはザ・バンドとしてのデビューアルバムで、そのタイトルこそ『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』です。

メンバーが様々な楽器をこなし、アメリカン・ルーツに根ざした音楽スタイルはミュージシャンズ・ミュージシャンとして多くのミュージシャンから尊敬を集めています。

映画『イージー・ライダー』でも使われた“The Weight”はその中でも特に名曲です。

 

Ssssh / テン・イヤーズ・アフター - Ten Years After〔1969〕


元祖速弾きギタリストといえばこの人!

マシンガン・ピッキングという圧倒的なテクニックを持つ名ギタリスト、アルヴィン・リー率いるバンドの3rdアルバム。

ウッドストックでも迫力ある演奏で異彩を放っています。

元祖速弾きギタリストともいえる、そのギターのかっこよさは色褪せません。

 

Stand! / スライ&ザ・ファミリー・ストーン - Sly & the Family Stone〔1969〕


圧倒的なパワーを感じさせる傑作

ウッドストックにおいて、圧倒的なステージを披露したスライ・ストーン率いる人種・性別混合編成バンドによる4枚目の作品です。

ファンクとソウルとロックを掛け合わせたパワフルなサウンドで、"Stand!"や "I Want to Take You Higher" 、“Sing A Simple Song”など、ついつい踊りたくなるような盛り上がれるキラーチューンが満載です。

政治や社会的なテーマも含んだ歴史的傑作です。

 

Tommy / ザ・バンド - The Who〔1969〕


ロック・オペラの傑作中の傑作

ジミヘンとともにウッドストックの主役的な存在を発揮したのが2日目のメイン・アクトをつとめたザ・フーです。

ド派手なパフォーマンスと熱量の高いステージングでまさしくライブでこそ真価を発揮するバンドです。

この作品は4枚目のスタジオアルバムで、ロックンロールとオペラを融合してロック・オペラを確立した傑作です。

ウッドストックではこのアルバムが発売された直後だったこともあり“ピンボールの魔術師”や“ミラーボーイ”など多数演奏されています。

 

Live/Dead / グレイトフル・デッド - The Grateful Dead〔1969〕


ジャム・バンドの真髄を堪能できる傑作ライブアルバム

グレイトフル・デッドはヒッピー、サイケデリック文化を象徴とも言えるバンドで、カントリー、フォーク、ブルースにサイケデリックなサウンドを融合したサウンドが持ち味です。

そして、このバンドの真髄はライブにあります。

即興のインストゥルメンタルを楽曲に交えて、スペーシーに演奏されるスタイルに「デッドヘッズ」という熱狂的なファンを生んでいます。

この『Live/Dead』はウッドストックでも演奏された“St. Stephen”、“Dark Star”、“Turn on Your Love Light”が収録されています。

ここではないどこかにトリップできる最高に心地いい作品です。

 

I Got Dem Ol' Kozmic Blues Again Mama! / ジャニス・ジョプリン - Janis Joplin〔1969〕


ウッドストックに出演したコズミック・ブルース・バンド時代の名盤

最初に在籍したビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーを離れた後に結成したのがこのコズミック・ブルース・バンドです。

ブラス・セクションを加えてソウル・ミュージックを強く意識した作品で、ソウルフルで、ブルージーでまさに彼女の魂を感じさせる最高傑作といって過言ではない作品。

冒頭の“Try”、“Maybe”からバンド名の“Kozmic Blues”にいたるまで、とにかくヴォーカルの迫力に圧倒されます。

 

Live at Woodstock / ジミ・ヘンドリックス - Jimi Hendrix〔1999〕


大トリをつとめたジミヘンの名演を演奏順に全曲収録!

ジミ・ヘンドリックスはこのウッドストックの約1年後に亡くなっていますが、このフェスの時が最も脂の乗っていた時期と言っても過言ではありません。

ウッドストックでの演奏曲順にほぼもれなく収録したアルバムで、まさにベストアルバム的な内容です。

“星条旗 (アメリカ国歌)”から“パープル・ヘイズ”の流れは鳥肌もの。

全編にわたって彼の凄さを実感できると思います。

 

 

まとめ

ウィック
ウィック
いかがでしたでしょうか。ロックファンなら一度は観て聴いておきたいロック・フェスの名作中の名作です

ぜひ、おすすめ名盤とともにチェックしてみてください
ペディ
ペディ

 

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