こんな方に
- 本屋大賞にノミネートされた名作を知りたい
- 本屋大賞2位の作品の内容を知りたい
そんな方に本屋大賞2位の作品をご紹介します。
(以下ウィックはW、ぺディはP)
※本ページはプロモーションが含まれています
2021年第2位
お探し物は図書室まで / 青山 美智子
W「人生の岐路にたつ悩みをかかえた人たちに、一見求めているもととまったく関係のないような本を司書が提案し、その本をきっかけに自分自身で、その悩みを乗り越えていこうとするというストーリー」
P「自分の仕事に誇りを持てない若い子から、夢をかなえたいと思う若者、ニート、出産を機に閑職に追いやられた女性、定年退職した男性の5編の連作短編集」
W「今漠然と悩みを抱えている人にはきっと背中を教えてくれるであろう良本」
この年の大賞は、町田 そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』です
2020年第2位
ライオンのおやつ / 小川 糸
W「ホスピスで余命を告げられた主人公がホスピスで人生をまっとうするというお話で、感動すること間違いなし」
P「入居所には人生でもう一度食べたいおやつを選び、それをみんなで食べるという「おやつの時間」というのがあります」
W「主人公が選んだ「最後に食べたいおやつ」とは? 過去や現状を嘆くのではなく、今を生きることの大切さを教えてくれる、そんな一冊だと思います」
この年の大賞は、凪良 ゆうさんの『流浪の月』です
2019年第2位
ひと / 小野寺 史宣
W「2008年、『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞した著者の、青春小説の傑作」
P「両親を亡くし、たった一人となって大学を中退した主人公、全財産は百五十万円。空腹で商店街の惣菜屋で最後のひとつのコロッケを見知らぬお婆さんに譲ったことで運命が変わっていくという物語です」
この年の大賞は、瀬尾 まいこさんの『そして、バトンは渡された』です
2018年第2位
盤上の向日葵 / 柚月 裕子
W「将棋界を舞台にした『砂の器』とも評される傑作」
P「千葉雄大さん主演でドラマ化もされてそちらもすばらしかったですね」
W「遺留品の名駒を手掛かりに白骨死体事件の真相を追う2人の刑事の捜査と、奨励会を経ずに実業界からプロ棋士となった青年の数奇な半生が並行して描かれていく物語です」
この年の大賞は、辻村 深月さんの『かかみの孤城』です
2017年第2位
みかづき / 森 絵都
W「親子三世代に渡る昭和30年代から現代までの教育を題材としつつ、その家族の悲喜が丁寧に綴られています」
P「映像も目に浮かぶ描写力とタイトルに込められたストーリー展開のうまさに、途中何度か込み上げるものを感じ、終わらせ方も見事というしかありません」
W「過去や現状を嘆くのではなく、今を生きることの大切さを教えてくれる、そんな一冊だと思います」
この年の大賞は、恩田 陸さんの『蜜蜂と遠雷』です
2016年第2位
君の膵臓をたべたい / 住野 よる
W「社会現象にもなった「キミスイ」」
P「膵臓の病気で余命いくばくもない主人公とクラスで冴えない男の子が死ぬ前にやりたいことを実行していくというストーリー」
W「インパクトのあるタイトルの理由をぜひ読んで確かめてください。コロナ禍を経験している今こそ、読んでいただきたい作品」
この年の大賞は、宮下 奈都さんの『羊と鋼の森』です
2015年第2位
サラバ! / 西 加奈子
W「直木賞を受賞した傑作」
P「イラン・テヘラン市生まれの大阪育ちの著者の体験を下敷きに、主人公を男の子に置き換え、イラン、エジプト、大阪を舞台に描かれた壮大な物語」
この年の大賞は、上橋 菜穂子さんの『鹿の王』です
2014年第2位
昨夜のカレー、明日のパン / 木皿 泉
W「ドラマ『すいか』や『野ブタ。をプロデュース』の脚本で知られる木皿泉さん初の小説。ちなみに「木皿泉」とは夫婦によるペンネームです」
P「亡くなった夫のギフ(義父)とともに暮らす、主人公とその現在の彼氏3人の微笑ましくも、しみじみとした関係を描いています」
W「各章で時間軸がいったりきたりして、ギフの奥さんや亡くなった旦那さんなどの視点から描くお話もあり、構成の妙にうならされます」
この年の大賞は、和田 竜さんの『村上海賊の娘』です
2013年第2位
64(ロクヨン) / 横山 秀夫
W「横山秀夫さんの傑作短編『陰の季節』、『動機』、『顔』。これらはD県警シリーズと呼ばれていますが、そのD県警シリーズで初の長編が本作です」
P「昭和64年にD県警館内で誘拐事件、通称「ロクヨン」。解決できずに時効間近にせまり、事件をめぐって警察内部で問題が起こっていきます」
W「こちらも映画化された重厚な物語です」
この年の大賞は、百田 尚樹さんの『海賊とよばれた男』です
2012年第2位
ジェノサイド / 高野 和明
W「まるでハリウッド映画かと思わせるようなスケールの大きいストーリーの本作」
P「まったく無関係だったイラクで戦うアメリカ人傭兵と、日本で薬学を専攻する大学院生の運命が交錯し、人類絶滅の危機に直面する衝撃的なストーリーが描かれています」
この年の大賞は、三浦 しをんさんの『船を編む』です
2011年第2位
ふがいない僕は空を見た / 窪 美澄
W「この作品はR‐18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞し、映画化もされています」
P「コミケで出会ったことをきっかけに高校生と主婦の不倫関係にあったものの、同級生からの告白でその関係を止めようとするが、旦那にバレたことにより大変なことに」
W「主婦、高校生、その彼女と親友、母親それぞれが抱える苦悩のドラマ、生きる痛みと喜びを5人の視点から描いた5編からなる連作長編です」
この年の大賞は、東川 篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』です
2010年第2位
神様のカルテ / 夏川 草介
W「著者自身が医師であり作家でもある夏川さんの傑作」
P「本作は櫻井翔さんと宮崎あおいさんが夫婦役を演じて映画化もされています」
W「信州松本にある本庄病院に勤務する内科医の主人公が、大学病院の医局からからの誘いに揺れ動きながらも、癌患者に向き合い、その答えを見出していきます」
この年の大賞は、冲方 丁さんの『天地明察』です
2009年第2位
のぼうの城 / 和田 竜
W「野村萬斎さん主演で映画化もされ、一躍和田竜さんの名前を知らしめた歴史エンタメ小説の傑作」
P「天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城、それが武州・忍城(現在の埼玉県行田市)」
W「三成率いる2万超の軍勢に、のぼう(でくのぼう)と呼ばれた領主・成田長親が農民を含めた3千強で迎え撃つというストーリー」
この年の大賞は、湊 かなえさんの『告白』です
2008年第2位
サクリファイス / 近藤 史恵
W「予備知識なしで画像とタイトルだけ見ると感動の青春ストーリーかと思いきや、実はまさかのミステリー」
P「テーマがプロの自転車ロードレースで、国内のツール・ド・ジャポンを舞台にした物語」
W「まったく自転車の世界を知らなくてもだいぶ理解できて、最後は大どんでん返しを楽しめる極上のミステリー小説です」
この年の大賞は、伊坂 幸太郎さんの『ゴールデンスランバー』です
2007年第2位
夜は短し歩けよ乙女 / 森見 登美彦
W「独特の言葉遣いや世界観で絶大な人気を誇る森見さんの代表作のひとつ」
P「行動的な「黒髪の乙女」と彼女に恋する「先輩」が、夜の町や古本市、学園祭などでさまざまな騒動を巻き起こしていくストーリー」
W「最後の章は、ある種コロナ禍の騒動を思わせたりするかも」
この年の大賞は、佐藤 多佳子さんの『一瞬の風になれ』です
2006年第2位
サウスバウンド / 奥田 英朗
W「奥田英朗さんの作品の中では個人的には『最悪』と『邪魔』が特に好きですが、本作も映画化されたお気に入りの一冊」
P「むちゃくちゃな父が沖縄に移住すると言い出し、それに振り回される家族の物語です」
この年の大賞は、リリー・フランキーさんの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』です
2005年第2位
明日の記憶 / 萩原 浩
W「渡辺謙さん主演で映画化もされた感動長編」
P「広告代理店で部長を務める主人公が50歳にして、若年性アルツハイマーを発症するお話で、目前に娘の結婚をひかえ、徐々に記憶を失う絶望感と家族の苦しみを描いています」
W「他人事とは思えず、身につまされます」
この年の大賞は、恩田 陸さんの『夜のピクニック』です
2004年第2位
クライマーズ・ハイ / 横山 秀夫
W「横山秀夫さんの代表作の一つで、映画化もされた傑作ですね」
P「1985年に日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落した事件を題材にしたストーリーです」
W「著者自身が若き日に、新聞記者として現場を取材している実体験を元に作られた作品なので、臨場感や緊迫感が手にとるように伝わってきます」
この年の大賞は、小川 洋子さんの『博士の愛した数式』です
まとめ
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