こんな方に
- ヘヴィ・メタル初心者の方!
- スラッシュメタルが好きな方!
- スラッシュメタル四天王(BIG4)の名盤を知りたい方!
こんな方にスラッシュメタル四天王(BIG4)の名盤をご紹介します。
4バンドともに一時代を築きましたが、スレイヤーが2019年で活動停止した以外は今も現役で活躍しています
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メタリカ - Metallica
スラッシュメタルだけでなくメタル界で最も成功したモンスターバンド
81年にドラムのラーズ・ウルリッヒとヴォーカル/ギターのジェイムズ・ヘッドフィールドを中心にバンドを結成しました。
スラッシュメタルというジャンルの先駆者としても知られていますが、その概念を自ら次々と破っていきます。
速さにこだわっていた4作目までから一転し、5枚目の通称ブラック・アルバムと呼ばれる『Metallica』で、スピードよりもグルーヴを重視した作風に変化を見せます。
スラッシュメタルの枠にとらわれず、広くロック・シーンに受け入れられ、世界でもっとも成功したメタルバンドと呼ばれるモンスターバンドです。
Master of Puppets〔1986〕
まさに速さと重さこそメタルという印象を植え付けた傑作3rdアルバム。
冒頭の屈指の名曲“バッテリー”、“メタル・マスター”のアグレッシブな流れからすでにノックアウトされますが、それ以後もただ攻撃的なだけでなく緩急をつけた楽曲も織り交ぜてアルバム通して楽しめる作品です。
Metallica〔1991〕
ホワイトアルバムと言えばビートルズ、ブラックアルバムと言えばこの作品!
それまでのスピードと複雑な拍子を封印し、重量感のあるグルーヴを重視したそのサウンドは、当時は正直戸惑いましたが、スラッシュメタルの枠にとどまらず、後にラウドロックに与えた影響ははかり知れません。
1曲目からゾクゾクする“Enter Sandman”や続く“Sad But True”は必聴です。
Death Magnetic〔2007〕
『Master of Puppets』期を彷彿とさせる疾走感!
デビューから25年という節目にリリースされた9枚目のアルバム。
『Master of Puppets』を意識して作られたという作品で、冒頭の“That Was Just Youre Life”から疾走感あふれる作品となっています。
サウンドはより現代的となっている印象があります。
スレイヤー - Slayer
どこを切ってもスラッシュメタルなバンド
1981年にギターのケリー・キングとドラムのデイヴ・ロンバードが意気投合し、ヴォーカル/ベースのトム・アラヤとギターのジェフ・ハンネマンの4人で結成しました。
ヘヴィ・メタルなサウンドを下地にサタニックな要素やパンク/ハードコアなスピード感を取り入れ、メタリカとともにスラッシュメタルの原型を作り上げました。
他のスラッシュメタル・バンドが時代とともに新境地を求めて変化を見せていっても、スレイヤーだけはブレずに、自分たちのスタイルを守り続けて、スピードとヘヴィネスにこだわり、我が道を突き進んでいましたが、残念ながら2019年に活動停止しています。
Reign in Blood / スレイヤー - Slayer〔1986〕
エクストリームメタルの原点とも言える、文句なしのスレイヤーの頂点の3枚目のアルバムです
“Angel Of Death”、“Raining Blood”など名曲を収録し、とにかく速く、重く、アグレッシブで、10曲で29分4秒という短さ。濃厚すぎて、息苦しく感じてしまいます。
Seasons in the Abyss 〔1990〕
第一期の集大成と言える5枚目のアルバムで、速さだけでなく、スローテンポの楽曲もあったりとバランスもとられていて、聴きやすさすら感じられます。
“War Ensemble”、“Seasons in the Abyss”など代表曲の多いアルバムです。
Christ Illusion 〔2006〕
グラミー賞を受賞したバンド史上もっとも世間に認知されたアルバム
バンドにとって初の全米トップ5入りを果たした9枚目のアルバムです。
また収録曲の "Eyes of the Insane"がグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス部門を受賞し、世間に広く認知された作品とも言えます。
メガデス - Megadeth
メタリカからの解雇をバネにのし上がって作られたバンド
バンドの中心人物であるヴォーカル/ギターのデイヴ・ムステインは、元メタリカのメンバーで解雇されています。
「メタリカを超えるバンドを作る」という反骨心で、バンドを結成し、見事肩を並べるバンドへと成長しました。
90年代には日本でもおなじみのマーティ・フリードマンも在籍し、黄金期と言える活躍を見せます。
マーティ脱退後、バンドは一度解散するものの再結成し、いまも第一線で活躍しています。
Rust In Peace〔1990〕
日本でもおなじみマーティ・フリードマンが新たに加わった4枚目のアルバムです。
1曲目の“Holy Wars...The Punishment Due”から“Hangar 18”への流れは最高ですし、“Tornado Of Souls”のかっこよさっといったら言葉もありません。マーティのギター・テクニックが最良の形で表現された傑作アルバムです。
COUNTDOWN TO EXTINCTION〔1992〕
前作の『Rust In Peace』と同じラインナップで制作された5枚目のアルバムです。
メンバー全員が作曲にかかわり、作風はミドルテンポ中心で、シンプルでより幅広く受け入れられるような作風へと変わり最も成功作となった作品です。
“Skin O' My Teeth”や“Symphony Of Destruction”、“Countdown To Extinction”など特におすすめの名曲が多数収録されています。
Dystopia〔2016〕
メガデスといえば、個人的に黄金期はマーティ・フリードマンが在籍した『Rust In Peace』、『Countdown To Extincition』の頃だと思いますが、はっきり言ってその頃に匹敵する出来栄えです。
ギターにANGRAのキコ・ルーレイロ、ドラムにLamb Of Godのクリス・アドラーを迎えて制作されており、1曲目から檄アツな盛り上がりをみせ、2曲目の8ビートな感じはまさしく“Hangar 18”の感じそのもの。全体にわたり先にあげた2作を彷彿させるテンション高めの楽曲群で最高にかっこいいです。
アンスラックス - Anthrax
ニューヨーク出身の独自のセンスを見せるバンド
西海岸が主導するスラッシュメタルの流れに対し、四天王の中で唯一東海岸のニューヨーク出身のバンドが、アンスラックスです。
その影響か、音楽シーンに敏感で、その時代時代で新たなジャンルを取り入れ、ヒップホップに接近しミクスチャーロックの先駆けとも言えるラップメタルという新たなジャンルを開拓したり、グランジに接近したりと、独自の路線を突き進んでいます。
ヴォーカルもジョーイ・ベラドナとジョン・ブッシュ在籍時代で特徴が異なり、それぞれの時代で違った表情を見せるマネのできないバンドとも言えます。
Spreading the Disease / アンスラックス - Anthrax〔1985〕
彼らの名を知らしめたヴォーカルにジョーイ・ベラドナを新たに迎えて制作された2ndアルバムです。
邦題は『狂気のスラッシュ感染』とはっきり言ってダサいですが、内容は別。その邦題が物語るとおり、スラッシュ・メタル的な激しさは十分。ハードロックっぽさとヴォーカルの伸びのある高音をいかした歌唱力のおかげか、メロディアスな面もあり、他のスラッシュメタルバンドと一線を画しています。
Among the Living 〔1987〕
前作の勢いそのままに、よりメジャー環境で作り上げられた3rdアルバムです。
当時のニューヨークアンダーグラウンドの最新モードを取り入れたサウンドは前作のハードロックっぽさは後退してスラッシュメタルとしてのグルーヴ感があり、より鋭さを増しています。
代表曲である“Indians”をはじめ、現在でもライブの定番曲と言える、“I Am The Law”、“Efilnikufesin (N.F.L.)”など名曲を多数収録しています。
Sound of White Noise〔1993〕
ジョン・ブッシュにヴォーカルをチェンジした初めての作品でもある6作目です。
グランジの影響などを受けて、明らかにそれまでとは異なるオルタナ系のサウンドに大きくシフトした作品で、より現代っぽくなっています。
ヴォーカルの声質もジョーイのハイトーンに比べて、ナチュラルで力強い歌声なので、楽曲に重厚感が加わっています。
中でも“Only”は必聴の名曲。また、Thin Lizzyの“Cowboy Song”やThe Smithの“London”のカヴァーもあったりと様々な面を見せてくれます。
まとめ
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