【斉藤和義】おすすめ名曲ランキングと全オリジナルアルバム紹介

2021年4月2日

オリジナルアルバム全作品のご紹介

これまでにリリースされたオリジナルアルバムのディスコグラフィをご紹介します。

アルバムにしか収録されていない隠れた名曲が山ほどありますので、ぜひ聴いてみてください。

 

1. 青い空の下… 〔発売年:1993年〕


記念すべきデビューEPアルバム。

曲数は6曲で、デビューシングルにして名曲『僕の見たビートルズはTVの中』と2ndシングル『Rain Rain Rain』を収録。

『彼女に逢う日』や『好きな人の手』などにも明らかにビートルズの影響が感じられます。

 

2. 素敵な匂いの世界 〔発売年:1994年〕


2ndアルバムは、ストレートなロックロールだけでなく、ムード歌謡やシティポップのような曲、さらにはアングラな感じや多種多様なギターサウンドなど、サウンドに試行錯誤をしているかのような挑戦を感じさせます。

シングル曲は、3枚目の『君の顔が好きだ』を収録。

私的にハイライトの曲が『素敵な匂いの世界』。まるでビートルズの「Hey Jude」やオアシスの「Champagne Supernova」、プリンスの「Purple Rain」をミックスしたかのような約7分の壮大な楽曲。

 

3. WONDERFUL FISH 〔発売年:1995年〕


3rdアルバムにして、ブレイクのきっかけとなった作品。

大ヒットシングル『歩いて帰ろう』をはじめ『彼女』、『deja vu』と3曲のシングルを収録。

シングルのようなメジャーな曲だけでなく、2ndに続いてアフリカン・テイストの曲やジャジーな曲などますますバラエティにとんだ作品の広がりを感じさせます。

 

4. FIRE DOG 〔発売年:1996年〕


4thアルバムは過去3作から一段ギアがあがったかのような粒ぞろいのかっこ良さが光る作品。

ギターのハードなサウンドが特徴的だけど、その反面バラードもいい。

『大丈夫』や『老人の歌』など雄大で、祝祭感に包まれる傑作多し。

 

5. ジレンマ 〔発売年:1997年〕


泣く泣く一枚を選べと言われるならば迷ってしまう、一、二を争う好きなアルバム。

『進め なまけもの』から『ドライブ』、シングル曲『幸福な朝食 退屈な夕食』への怒涛の流れはとにかく痺れます。

シングル曲は他に、まさしくハーモニカが郷愁を誘う『郷愁』を収録。

 

6. Because 〔発売年:1997年〕


前作ジレンマからの続きを感じさせる『ジユウ ニ ナリタイ』から始まる本作。

なんといっても日本のバラード史に刻まれる大名曲『歌うたいのバラッド』の収録が目玉。

全体的にはミディアム調のロックに加え、ジャジーかつソウルフルな曲などが目立つ感じです。

 

7. COLD TUBE 〔発売年:2000年〕


コンスタントにリリースしていた前作までと違って約3年ぶりにリリースした7枚目のアルバム。

シングル曲にはライブでも大定番のアップテンポな曲『アゲハ』を収録。

1曲目のビートルズの逆回転風からはじまり、だんだんテンションがあがっていく『青い光』、カリプソ的なギターに、民族音楽っぽい『Thank you』がおすすめ。

 

8. 35 STONES 〔発売年:2002年〕


年齢と奥さんの胆石の手術の際に35個の石が出てきたことからつけられたアニバーサリー的タイトル。

『劇的な瞬間』、『ロケット』、『月の向こう側』のシングル3部作を収録。

 

9. NOWHERE LAND 〔発売年:2003年〕


デビュー10周年の記念すべき9枚目のアルバム。

シングル曲は名曲『やわらかな日』と『喜びの唄』を収録。

要所要所にロックンロール・リバイバルの影響が感じられるようなガレージっぽいサウンドが気持ちいい。

玲葉奈とのデュエット曲『五秒の再会』がいつものテイストと異なり新鮮。

 

10. 青春ブルース 〔発売年:2004年〕


節目となる10枚目のアルバム。

シングル曲は『ぼくらのルール』を収録。

モノクロのアルバムジャケットといい、タイトルといいどこかセンチメンタルな作品。

派手さはないけど、心地よく胸を打つ曲が多く、さらに浜崎貴司とのデュエット・ソング『オリオン通り』やデル・シャノンのカヴァー『悲しき街角』など聴きどころ満載。

 

11. 俺たちのロックンロール 〔発売年:2006年〕


この頃からだんだんタイアップ曲も増えてきた感のある11枚目のアルバム。

シングル曲は『真夜中のプール』、『約束の十二月』、『FLY〜愛の続きはボンジュール!』、『ハミングバード』の4曲収録。

それ以外にも洋楽フレーヴァーたっぷりでかっこいい『グッドモーニング サニーデイ』やフォーキーな佳曲『ため息の理由』などもおすすめ。

なぜか合唱曲でおなじみの「モルダウの流れ」があったりするのも愛嬌か。

 

12. I ♥ ME 〔発売年:2007年〕


オープニングからかっこいいタイトル曲をはじめ、社会風刺強めの『バカにすんなよ!』など全体的に攻めている感じの12枚目の作品。

シングル曲はこれまたハードでキャッチーな『虹』を収録。

『あぁ半年』や『男節』、『新宿ララバイ』、『かすみ草』などフォーキーな曲が多いのも聴きどころ。その中でも特に『嫌いになれない』が胸を打つ。

 

13. 月が昇れば 〔発売年:2009年〕


ロックの加減とポップさの加減が今までより一段あがったような感じで全体的にまとまりのある本作。

シングル曲は『COME ON!』、『やぁ 無情』、『ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー』が収録。

『Phoenix』はこの年、惜しくも亡くなった忌野清志郎を思い書き下ろされた曲で胸を打つ。

さらに、伊坂幸太郎原作の映画「フィッシュ・ストーリー」のエンディング・テーマ『Summer Days』もキャッチーで聴きどころのひとつ。

 

14. ARE YOU READY? 〔発売年:2010年〕


俳優から大物ミュージシャンまで多数のゲストを迎えて制作されたバラエティにとんだ傑作。

その甲斐もあって、演奏がとにかくグルーヴィだったり、ソリッドだったりと印象的な曲が多い。

シングル曲は『ずっと好きだった』を収録。

どの曲がというより、捨て曲が一切ない作品。

私的には『ジレンマ』と並び、最も好きなアルバムのひとつ。

 

15. 45 STONES 〔発売年:2011年〕


「35 Stones」に続いての45歳にちなんだアニヴァーサリーなタイトル。

珍しくシングル曲が一切ないアルバムながら、そんなシングル曲とは一味違う魅力が感じられるロック色全開の作品。

東日本大震災を受けたメッセージ性の強い曲もあり、全体的に脂がのっているのが感じられる傑作のひとつ。

 

16. 斉藤 〔発売年:2013年〕


「和義」と同時発売された作品。

前作『45 STONES』でシングル曲がなかった分、本作は名曲シングルがてんこ盛り。

なんといっても一躍お茶の間に名を轟かせた『やさしくなりたい』や私的にもっとも好きな曲『月光』、『ワンモアタイム』、『かげろう』の4曲を収録。

その他の曲もタイアップや他のアーティストに提供した楽曲のセルフカバー作などばかりのコマーシャリズムな作品。

 

17. 和義 〔発売年:2013年〕


「斉藤」と同時発売された作品。

「斉藤」とは対照的にロックやブルース色の強い感じで、懐の深さを感じさせられます。

シングル曲は『Always』を収録。

 

18. 風の果てまで 〔発売年:2015年〕


ロサンゼルスで初めてレコーディングされ、名うての海外ミュージシャンが参加している豪華な作品。

全体的にハードなロック調の曲が多くギターのかっこよさが際立っています。

シングル曲はこのアルバムを象徴する『攻めていこーぜ!』を収録。

 

19. Toys Blood Music 〔発売年:2018年〕


ほとんどの曲を1人多重録音にて制作された本作。

シングル曲は『マディウォーター』、『はじまりのサンセット』を収録。

テクノフレーヴァーな『問題ない』や『12時55分』、ダンサブルな『純愛』など、アレンジにこだわりを感じさせる今までの作品と一味違う新境地を切り開いた作品。

 

20. 202020〔発売年:2020年〕


オリジナルアルバム記念すべき通算20枚目で2020年リリース、まさに20づくしで、タイトルはずばり『202020』。

バラエティにとんでいて、テクノビート調にのせた、ドラマ「家売るオンナの逆襲」の主題歌『アレ』、原作、伊坂幸太郎の映画「アイネクライネナハトムジーク」の主題歌にしてベリーベリーストロングの続編ともいえるような『小さな夜』、さらには作詞はさくらももこさん本人が手がけた、ちびまる子ちゃんのエンディング主題歌『いつもの風景』と3曲のシングルを収録。

また、オープニング曲とラスト曲には思い入れの強いという『傷だらけの天使』のテーマ曲とテレビアニメ「アンデルセン物語」のエンディングテーマ曲『キャンティのうた』のカバー曲を配しています。

本作は、ライブツアーのバンドメンバー(Vo,Gt.斉藤和義 / Gt.真壁陽平 / Ba.山口寛雄 / Dr.平里修一)と一気にレコーディングしたとのことで、バンドアレンジが効いた楽曲が多めですが、前半と後半(レコードでいうところのA面とB面)で趣が異なり、前半はグルーヴィな感じ、後半はわりと落ち着いたミドルテンポの曲で固められています。 また、猫好きの斉藤和義さんらしく、『猫の毛』、『I want to be a cat』と猫をタイトルに冠した曲名も見られます。

私的には『オートリバース〜最後の恋〜』が特にグッときました(泣)。

 

21. 55 STONES 〔発売年:2021年〕


コロナ禍の中で生まれた通算21枚目のアルバム。

35、45と年齢の節目に制作されてきたタイトルも今作ついに55 STONES。なんと時の経つのは早いことかと思い知らされます。45では東日本大震災、55ではコロナと節目に重なるのも世相を切ってきた斉藤さんの宿命かとも勘ぐってしまいます。

まさかのYMOカヴァーから幕を開け、いつものブルースやロックンロール主体の楽曲に加えて、プログレ的というかトリップホップというかな「Lucky Cat Blues」で新しい一面を見せてくれています。

まるでニール・ヤングを思わせる楽曲にのせて2020年のコロナ禍の出来事をまとめたメッセージソング『2020 DIARY』や日本盲導犬協会CMタイアップ曲、「じゅん散歩」のテーマ曲などバラエティに富んだ作品。

 

22. PINEAPPLE 〔発売年:2023年〕


前作から約2年ぶりとなる通算22枚目のアルバム。

13曲中の大半はタイアップ曲ですが、新曲7曲を含み、ロック、カントリー調など静と動のバランスがとれた粒揃いの全13曲収録です。

私的にはミディアム調バラードの“君のうしろ姿”や“Over the Season”、“泣いてたまるか”が心地よく、そしてなんといっても新たな代表曲とも言える「明日大好きなロックンロールバンドがこの街にやってくるんだ」はとにかくかっこよく、会心の名曲だと思います。

俳優の大森南朋さんがコーラス参加したクールな“BUN BUN DAN DAN”、藤原さくらさんをフューチャリングしたカントリー調で全編英語詞の“Pineapple (I’m always on your side)”も聞きどころのひとつ。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

斉藤和義さんのアルバムをどれから聴いていいかわからないという方は、まずは数あるベストから聴くのも間違いではないと思います。

ぜひ、聴いてみてください。

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