【洋楽ロック】これだけは聴きたい! 2010年代の名盤 おすすめ100選

2020年11月4日

2015年

『Sound & Color』アラバマ・シェイクス - Alabama Shakes〔2015〕


ヴォーカル、ブリタニー・ハワードの迫力ある歌声が圧倒的!

P「バンド名のとおり、アメリカのアラバマ州アセンズで結成されたロック・バンド、アラバマ・シェイクスの2ndアルバム」

W「グラミー賞で最優秀オルタナティブ・ ミュージック・アルバム含む全4部門を受賞した名盤中の名盤。ソウル、ブルース、ファンク、R&B、ゴスペルとありとあらゆる音楽が渾然一体に取り入れてモダンな楽曲へと昇華しています」

 

『Carrie & Lowell』スフィアン・スティーブンス - Sufjan Stevens〔2015〕


母の死を受けて制作された内省的で繊細な名盤!

P「エリオット・スミスにも通じるアメリカ・ミシガン州出身で現代最高峰のシンガーソングライターの7thアルバム」

W「このアルバムは1歳の時に育児放棄した母の死に対する複雑な思いを描いた鎮魂歌。フォーク主体のとても繊細かつ内省的な作品で、暗いんだけど旋律が美しく、はかない感じのアルバムです」

 

『To Pimp A Butterfly』ケンドリック・ラマー - Kendrick Lamar〔2015〕


ヒップホップだけにとどまらない傑作!

P「アメリカのラッパーにしてソングライターによるグラミー賞最多となる5部門を受賞したアルバム」

W「豪華なゲストを迎えて、ものすごく緊張感のあるサウンドクオリティを展開。ヒップホップというだけでなく、極上のポップミュージックとして、2010年代の主役の一人と言えるでしょう」

 

『Nothing But Thieves』ナッシング・バット・シーヴス - Nothing But Thieves〔2015〕


次世代の大物ロックバンドへの期待感が高まる傑作!

P「イギリス・サウスエンド出身の若い5人組のバンドによるデビューアルバム」

W「ファルセットを多用する特徴的なヴォーカルがなんといっても魅力ですが、曲の完成度も高く耽美的な傑作。初期のレディオヘッドやミューズあたりが好きな人はきっとハマるはず」

 

『Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I』コートニー・バーネット - Coutney Barnett〔2015〕


現代のロックヒロインの傑作!

P「オーストラリアの女性シンガー・ソングライターで、左利きのギタースタイルが女性版カート・コバーンとも評される衝撃のデビューアルバム」

W「脱力ヴォーカルと骨太なギターサウンドで、まさにやさぐれギターロックともいえる女性オルタナティブ・ロックの傑作」

 

『Matador』ギャズ・クームス - Gaz Coombes〔2015〕


やんちゃから大人のロックへ変貌を遂げた傑作!

P「元スーパーグラスのフロントマンによるソロになって2枚目の作品」

W「バンド時代はギター・バンドでしたが、ソロになってより自由になった感じで、キーボードやシンセによる多彩なソングライティングが魅力的です」

 

『Monterey』ザ・ミルク・カートン・キッズ - The Milk Carton Kids〔2015〕


現代の「サイモン&ガーファンクル」ともいえる傑作アルバム!

P「アメリカ出身のケネス・パッテンゲールとジョーイ・ライアンのギタリスト二人による若きフォーク・デュオによる傑作3rdアルバム」

W「アメリカのトラディショナルな雰囲気の懐かしさも感じさせつつ、派手さはないもののそれを現代的に消化しているので、新鮮でみずみずしく、まさしく現代の「サイモン&ガーファンクル」と呼ぶにふさわしい作品」

 

『Choose Your Weapon』ハイエイタス・カイヨーテ - Hiatus Kaiyote〔2015〕


新時代の音楽ともいえるようなジャンルレスのいい意味で変態的なアルバム!

P「グラミー賞でベストR&Bパフォーマンス部門にノミネートされるなど注目されるオーストラリアのバンド、ハイエイタス・カイヨーテの2ndアルバム」

W「フューチャー・ソウル・バンドと形容されるように、いわゆるロックバンドというよりは、アシット・ジャズやファンク寄りで、うねるようなグルーブあふれるサウンドが特徴。ギター・ヴォーカルの紅一点ネイ・パームの存在感がすごい」

 

『Wonder Days』サンダー - Thunder〔2015〕


イギルスのいぶし銀ハードロックバンドによる傑作!

P「ピックアップしている数少ないハードロックですが、イギリスのベテランバンドによるぜひ知ってほしい傑作アルバム」

W「ダニー・ボウズのウェットで憂いのあるヴォーカルが素晴らしく、ハードな曲からパーティーロックまでなんでもありですが、中でも“Broken”などのバラードが絶品」

 

 

2014年

『Ultraviolence』ラナ・デル・レイ - Lana Del Rey〔2014〕


アップテンポの曲は皆無でも、浮遊感ただよう楽曲はただただ心地いい!

W「アメリカ・ニューヨーク出身のシンガーソングライター、ラナ・デル・レイ(芸名)のメジャー2ndアルバム」

P「ヴォーカルスタイルははかなげで、けだるく、いわゆる“サッドコア”。特に最高な1曲が、シングル曲でなぜか国内版アルバムのボーナストラックと位置付けられている“Black Beauty”。こんなに美しく、感動的な曲もそうそうないのでは」

 

『Everybody Wants』ザ・ストラッツ - The Struts〔2014〕


80年代〜90年代のメロディアスなハードロックの要素がつまった傑作!

W「2012年に結成されたイギリス出身のバンド、ザ・ストラッツのデビュー・アルバム」

P「曲ごとにさまざまな違った顔をみせ、クイーンやモトリー・クルー、ザ・ダークネスなど、過去のバンドのエッセンスを感じることができるハード・ロックテイスト満載の名盤」

 

『1989』テイラー・スウィフト - Taylor Swift〔2014〕


時代の象徴ともいえる歌姫の代表作!

W「まさにポップアイコンとして、押しも押されもせぬ人気を博している彼女の代表作」

P「大ヒット曲の“Shake It Off”をはじめとしてポップチューンが満載。カントリー時代とはまた違った魅力が楽しめます」

 

『Tommow's Modern Boxes』トム・ヨーク - Thom Yorke〔2014〕


バンドよりさらに芸術性を高めたエロクトロニック・サウンド!

W「ご存知レディオヘッドのフロントマンによるソロ2作目」

P「研ぎ澄まされた楽曲は、より緻密に計算されたエレクトロニック・サウンドで、内省的で難解さはさらに増していますが、そのアンビエントな世界観ににハマると癖になります」

 

『Morning Phase』ベック - Beck〔2014〕


感動的ですらあるオーケストラとフォークの絶妙さ!

W「『Sea Change』など何枚かに一枚似た雰囲気の作品を出しますが、その流れの12thアルバム」

P「グラミー賞も受賞した傑作で、落ち着きのある美しい楽曲が並んでいます」

 

『Hendra』ベン・ワット - Ben Watt〔2014〕


ネオアコブームの影の立役者による2010年代の復活作!

W「元エブリシング・バット・ザ・ガールのギタリストによる80年代の傑作『North Marine Drive』に続くソロ2作目」

P「作風は前作とそれほど変わらない静謐なサウンド。バーナード・バトラーやデイヴ・ギルモアなど意外なゲストを迎えていることも聴きどころの一つです」

 

『Royal Blood』ロイヤル・ブラッド - Royal Blood〔2014〕


ホワイトストライプス好きにおすすめ!

W「イギリス出身のボーカル&ベースとドラムスのロックデュオによるデビュー・アルバム」

P「彼らのサウンドはめちゃくちゃかっこいい。ものすごい音圧を感じさせて、迫力満点。 ホワイトストライプスあたりが好きな人はきっとはまるはず」

 

『From The Swing  Into The Deep』ノーヴェンバー・ディセンバー - NovemberDecember〔2014〕


フォーキーでポップサウンドが好きなら絶対ハマる傑作!

W「デンマーク出身の5人組インディー・バンドのデビュー・アルバム」

P「フォーキーでコーラスワークが抜群。フォークといっても北欧だからか地味さは感じず、垢抜けた雰囲気があります。良質でポップなサウンドが満載」

 

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