2010年代
ファンファーレと熱狂 / andymori〔2010〕
W「小山田壮平さん率いるandymoriの2ndアルバムで、第3回CDショップ大賞も受賞している名盤中の名盤。残念ながら2014年に解散して、今では長澤知之さんとともにALというバンドに形を変えて活動しています」
P「和製リバティーンズなんていう言われ方もしますが、より幅広い個性を感じさせます」
My Lost City / cero〔2012〕
W「スティールパンやホーンを多用するなどエキゾチックなサウンド面の面白さはもちろん、ハンパない曲のアイディアの幅の広さを感じさせます」
P「こんなにバラエティにとんでいるのにまとまりがあって、メッセージ性もしっかりある、文句なしの名盤」
ハッピーエンド / フラワーカンパニーズ〔2012〕
W「勢いがものすごい、14枚目のまっすぐなロックンロールアルバム」
P「ヴォーカルの鈴木啓介さんの声が胸に突き刺さるキラーチューンが目白押し」
たからじま / シャムキャッツ〔2012〕
P「彼らの2ndアルバムで、一聴してわかる人が聴けばわかると思うけど、米インディーロックバンド、ペイヴメントの影響をもろに受けた作風が素晴らしい」
W「ひねくれた、癖のある感じで、日本にはないサウンド。不規則なビートが心地よい」
死ぬまで一生愛されてると思ってたよ / クリープハイプ〔2012〕
W「歌詞の文学性と尾崎世界観さんの独特の歌声がくせになるデビューアルバム」
P「毒気もあるのにポップで、初めて聞いた時は絶大なインパクトを感じた作品」
100年後 / ORGE YOU ASSHOLE〔2012〕
P「地上波に乗せづらいともいえるなんともなバンド名ですが、その実力はハンパない」
W「その研ぎ澄まされた世界感は海外アーティストにも決してひけをとらない名盤。3部作の真ん中にあたる5thアルバム」
BABYMETAL / BABYMETAL〔2014〕
W「初めて聞いた時は冗談かと思ったけど、ここまで世界を巻き込む大きなバンドになるとは」
P「楽曲もメタル好きにはたまらないフレーズやオマージュが盛りだくさん。慣れればこんなに最高なアルバムはないはず」
グッド・ナイト / 森は生きている〔2014〕
W「一聴するとフォーキーで、どこか牧歌的な感じがするんだけど、プログレやサイケな感じもあって、ものすごいセンスの良さを感じます」
P「いろいろな影響は感じられるけど、うまく自分たちの世界観を確立していて素晴らしい作品」
THE BAY / Suchmos〔2015〕
W「デビューアルバムにしてこの完成度。ものすごい作品」
P「ロック、ソウル、ジャズ、ヒップホップの要素を混ぜ合わせたサウンドが最高にかっこいい」
When the World is Wide / Ykiki Beat〔2015〕
W「知らずに聞いたら、これ邦楽なの?ってきっと思うはず」
P「ストロークスあたりの影響をもろ感じさせるかっこよさ。”Forever”はまさに永遠に輝き続ける名曲」
The SHOW / LUCKY TAPES〔2015〕
W「シティポップのムーヴメントの中でも重要バンドのひとつ」
P「洗練されたサウンドでオシャレ感満載」
SUNRISE JOURNEY / GLIM SPANKY〔2015〕
W「松尾レミさんと亀本寛貴さんの男女2人によるユニットで、60〜70年代のロックやブルースをベースにしつつ独自のサウンドにこだわっていてかっこいい」
P「和製ジャニス・ジョプリンとの呼び声も伊達ではないパワフルなヴォーカルが最高」
D.A.N. / D.A.N.〔2016〕
W「ミニマルなサウンドなんだけど、グルーヴ感が心地いい」
P「インディーズ系からクラブ系まで幅広く受け入れられた名盤」
平成 / 折坂 悠太〔2018〕
W「歌謡曲からジャズ、ワールドミュージックまで多彩な要素を盛り込んだ楽曲と独特な歌唱法による声の存在感がすごい」
P「新しいんだけど、どこか懐かしい。表現者として、すごい芯がある感じを受ける作品」
AINOU / 中村 佳穂〔2018〕
W「独特のモダンなサウンドとグルーヴ感が素晴らしい傑作アルバム」
P「歌声そのものが楽器のようで、癖になるリズムとともにまさに唯一無二といえる作品」
BLUEHAREM / Yogee New Waves〔2019〕
W「シュガー・ベイブ、山下達郎、フリッパーズ・ギター、サニーデイ・サービス、これらの系譜に連なるバンドはいくつかあれど、彼らがその最右翼かも」
P「アルバムを通した流れ自体も最高だけど、特に“Summer of Love”“emerald”“SUNKEN SHIPS”は抜群」