【洋楽】デュオアーティストによる名盤! フォークやロック、男女デュオなどおすすめ15選+α

2021年11月30日

こんな方に

  • 洋楽のデュオアーティストを知りたい!
  • デュオアーティストの名盤アルバムを知りたい!
  • フォークからロックまで、幅広いデュオの作品を知りたい!

そんな方に洋楽デュオ・アーティストの名盤をご紹介します。

 

ウィック
ウィック
アコースティック・サウンドを中心に美しいハーモニーを聴かせるデュオ・スタイル。そんな形態がたまらなく好きです。

冬でも春でもあたたかな気持ちにさせてくれますし、耳障りもよく、BGMにも最適です

最近のものから古いもの、音楽史に刻まれるフォークからロック、エレクトロな名盤まで選んでみました
ペディ
ペディ

ウィック
ウィック
ぜひ、参考にして聴いてみてください

(以下ウィックはW、ぺディはP

※本ページはプロモーションが含まれています

 

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エヴァリー・ブラザース - The Everly Brothers

They`re Off And Rolling Says Archie〔1958〕


サイモン&ガーファンクルはもちろん、ビートルズにも影響を与えた兄弟ユニット

P「兄アイザック・ドナルド・エヴァリーと弟のフィリップ・エヴァリーの兄弟ユニットで、第1回ロックの殿堂の最初の10アーティストにも選ばれた偉大なアーティストです」

W「カントリーの伝統である『クロース・ハーモニー』というスタイルで美しいメロディーを奏で、サイモン&ガーファンクルやビートルズ、ビーチボーイズらにも多大な影響を与えました」

P「この作品は、1958年にリリースされたアルバムにレア・トラックのボーナストラックを多数収録したアルバムで、いかに影響力が強かったか感じられる作品です」

 

サイモン&ガーファンクル - Simon & Garfunkel

Bookends〔1968〕


ビートルズとともに音楽の教科書にも載るアーティストの名盤!

P「アメリカ人のポール・サイモンとアート・ガーファンクルによる音楽ユニットで、1964年にデビューし、1970年に解散、以後断続的に再結成していますが、新作を発表するにはいたっていません」

W「解散後はそれぞれソロとして活躍していますが、特にポール・サイモンはワールド・ミュージックに傾倒して様々な音楽性を取り込んだ名盤も数多くあります」

P「このアルバムは、4作目のオリジナルアルバムで、アメリカの現実をテーマとした組曲となっています。名曲“America”をはじめ、フォーキーな“Old Friends”、"A Hazy Shade of Winter(冬の散歩道)"や"Mrs. Robinson"など代表曲が目白押しです 」

 

カーペンターズ - Carpenters

Close To You(遥かなる影)〔1970〕


男女デュオといえばこの兄弟を忘れることはできません!

P「アメリカ・ポップ・ミュージックを象徴するデュオといえば、兄・リチャードと妹・カレンによる兄妹デュオを忘れることはできません」

W「1969年のデビューから1983年のカレンの病死までに、数々の名曲を世に残しました」

P「このアルバムは、2作目のオリジナルアルバムです。カレンの唯一無二の透明感溢れる歌声によって歌われるのはティム・ハーディンやビートルズ、ポール・ウィリアムズ&ロジャー・ニコルズのカヴァーやバート・バカラック&ハル・デイヴィッド作の楽曲などで、アメリカン・ポップスを代表する素晴らしい楽曲が目白押しです」

 

キングス・オブ・コンビニエンス - Kings of Convenience

Riot On An Empty Street〔2001〕


ノルウェーを代表するフォーク・デュオの傑作!

P「1999年にノルウェーで結成されたアイリック・ボーとアーランド・オイエ二人によるアコースティック・デュオです。近年はそれぞれ音楽性の幅を広げて別々に活動していましたが、2021年には12年ぶりに新作をリリースし、嬉しいニュースを届けてくれました」

W「オリジナルアルバムとしては4枚リリースしていて、どれも甲乙つけがたいほどの作品ばかりです。二人のハーモニーは美しく、静謐なサウンドからボサノヴァ調な曲、華やぎを感じさせてくれる曲など、ギターとピアノ、バイオリンなど必要最小限の音数で様々な表情を見せてくれます」

P「この2ndアルバムでは、ブロークン・ソーシャル・シーンのメンバーとしても活躍したカナダの女性シンガーソングライターのファイスト(Feist)も2曲参加して、その楽曲に彩りをそえています」

 

ザ・ミルク・カートン・キッズ - The Milk Carton Kids

Monterey〔2015〕


現代の「サイモン&ガーファンクル」ともいえる傑作アルバム!

P「アメリカ出身のケネス・パッテンゲールとジョーイ・ライアンのギタリスト二人によるフォーク・デュオです。二人は元々はソロとして活躍していましたが、ケネスのソロにジョーイが参加して意気投合しました。その際ライブレコーディングした『Retrospect』がありますが、これが本当に素晴らしい出来で、ライブな演奏ならではの荒々しくも、感情を揺さぶられるような作品です」

W「ギター二本と二人の美しいハーモニーで作品を発表してきましたが、この4枚目ではジョー・ヘンリーをプロデュースに迎え、セッション・ミュージシャンやパンチ・ブラザーズのポール・コワート、ウィルコのパット・サンソンらをまじえてバンドサウンドによるフォーク・ロックを聴かせてくれています」

P「アメリカのトラディショナルな雰囲気の懐かしさも感じさせつつ、派手さはないもののそれを現代的に消化しているので、新鮮かつみずみずしく、まさしく現代の「サイモン&ガーファンクル」と呼ぶにふさわしい作品です」

 

ベン&ジェイソン - Ben & Jason

Goodbye〔2003〕


埋もれさせておくにはあまり惜しい傑作

P「ミニアルバム『Hallo』でデビューし、『Goodbye』を最後に3枚のオリジナルアルバムを残して解散したベン&ジェイソン。1998年に結成されたロンドン出身のBen ParkerとJason Hazelの二人によるユニットです」

W「これまでご紹介した二人がヴォーカルというデュオの形としては異なり、儚くも美しいベンのヴォーカルとサウンド全般をまとめるジェイソンから生み出される楽曲はアコースティック主体にピアノや弦楽器、ストリングスなどを取り入れたサウンドで、美メロにあふれていて涙腺を刺激されます」

P「このラストアルバムは特に美しく、最後の作品と覚悟しているであろう感じは本当にせつなく、なぜこのようなすばらしいアルバムがそれほど売れることもなく、解散しなければならなかったのか。ひっそりと忘れ去られてしまうにはあまりにも惜しい、激必聴盤です」

 

ランバート&ナッティカム - Lambert & Nuttycombe

At Home〔1970〕


幻の一枚とされていった70年代フォーク屈指の名盤

P「1970年にアルバム『At Home』でデビューしたカリフォルニア出身のデニス・ランバートとクレイグ・ナッティカムのフォーク・デュオ。まさにサイモン&ガーファンクルの解散と入れ替わるようにデビューし、オリジナルアルバムは2枚しか残していません(未発表音源集やデモ、編集盤などのリリースは他にあり)」

W「このアルバムは長らく廃盤となっていたため、中古市場では幻の一枚とされてきた作品ですが、今では再販されて普通に聴くことができるようになったのは嬉しい限りです。

サウンドは二本のアコースティックギターと二人の美しいハーモニーのみです。派手さはないもののしみじみとした感じが本当に素晴らしく、キングス・オブ・コンビニエンスらもおそらく影響を受けたであろう雰囲気が感じられます」

P「解散後、クレイグ・ナッティカムはソロとして作品をリリースしていますが、デニス・ランバートは残念ながら自殺してこの世を去っています」

 

アズテック・トゥー・ステップ - Aztec Two-Step

Aztec Two-Step〔1972〕


こちらも隠れた名盤として知られるデュオの傑作

P「アメリカ出身のレックス・フォーラーとニール・シャルマンのデュオによる1972年のデビュー・アルバムです」

W「知名度的には知る人ぞ知るアーティストですが、サイモン&ガーファンクルに負けず劣らずの内容となっています。

プロデューサーにラヴィン・スプーンフルのメンバーとして知られるジェリー・イエスターを迎え、その繋がりでジョン・セバスチャンもハーモニカでゲスト参加しています」

P「“Killing Me”や“The Infidel”、“Prisoner”など上げ出したらキリがないほど胸にせまる素晴らしい名曲が満載です」

 

ロギンス&メッシーナ - Loggins and Messina

Loggins and Messina〔1972〕


70年代に活躍した2人の異才によるスーパーデュオの傑作

P「映画『フットルース』や『トップガン』の主題歌で知られるケニー・ロギンスとスーパーグループ、バッファロー・スプリングフィールドに在籍したジム・メッシーナの2人で結成されたロック・デュオです」

W「1971年のデビューから1976年の解散まで8枚のオリジナルアルバムを残していて、その後のそれぞれの活動でももちろん素晴らしい作品を残しています」

P「この2ndアルバムはロック、カントリー、スワンプロック、ゴスペル風とバリエーション豊かな作風で、彼らの魅力がつまった楽曲が目白押しとなっています」

 

ダリル・ホール&ジョン・オーツ - Daryl Hall & John Oates

Private Eyes〔1981〕


ブルー・アイド・ソウルを代表する傑作

P「アメリカのブルー・アイド・ソウル・デュオといえば、このホール&オーツとして知られるダリル・ホールとジョン・オーツによるデュオでしょう」

W「1972年にデビューし、R&Bやソウルを白人が取り入れた音楽ジャンルとして知られるブルー・アイド・ソウルというジャンルで成功し、80年代前半までヒットを次々と飛ばしました」

P「この10枚目のアルバムは2人の人気を決定づけた作品で、当時のディスコ人気とあいまって表題曲の“Private Eyes”と“I can't Go For That”の2曲の全米シングル1位を記録しています。

ソウルをベースにしたキャッチーなポップソングに溢れた傑作です」

 

エヴリシング・バット・ザ・ガール - Everything But the Girl

Language Of Life〔1990〕


80年代のネオアコ・ブームを牽引したバンドの名盤

P「イギリス出身のトレイシー・ソーンとベン・ワットという現在もカリスマ的人気を誇る2人組音楽バンドです」

W「デビュー当初はネオアコ、ライト・ジャズなサウンドでネオアコ・ブームを牽引しましたが、だんだんエレクトリック・サウンドを取り入れ、クラブシーンでも人気となっていきました」

P「この5枚目のアルバムはジャズ/フュージョンシーンを切り拓いてきた名匠トミー・リピューマをプロデューサーに迎えて、マイケル・ブレッカーやスタン・ゲッツ、オマー・ハキムなどジャズ界の豪華なゲストを迎えて制作されています。

ジャジーでAORなムード溢れるサウンドと憂いのあるトレイシーの歌声に全編酔いしれることができます」

 

ザ・スウェル・シーズン - The Swell Season

Strict Joy〔2009〕


映画『once ダブリンの街角で』から生まれた男女デュオの傑作

P「ダブリンのバンド、ザ・フレイムズで活躍するグレン・ハンザードとチェコのシンガー、マルケタ・イルグロヴァを主演とした映画『once ダブリンの街角で』から生まれた男女デュオです」

W「まずはこの映画をご覧になって素晴らしさを実感していただければと思いますが、グレンの力強いヴォーカルとマルケタの美しい声のハモリは本当に心を揺さぶられます」

P「このアルバムはスタジオアルバム2作目ですが、映画のサントラに負けない2人の掛け合いに溢れています。3枚組でライブアルバムもあり、映画の楽曲も多数収録しています」

 

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パハロ・サンライズ - Pájaro Sunrise

Pájaro Sunrise〔2006〕


スペインのキングス・オブ・コンビニエンスともうたわれるデュオのデビューアルバム

P「スペインのキングス・オブ・コンビニエンスともうたわれるパハロ・サンライズ。ただしデュオと言えるのは、1stアルバムのみで、2nd以降はヴォーカルのユーリ・メンデスのソロ・プロジェクトとなっています」

W「この1stアルバムがとにかくすばらしいです。1曲目の「Automatic」のアコースティックギターだけの楽曲は確かにキングス・オブ・コンビニエンスを彷彿とさせるさわやかな曲ですし、3曲目の「Sunday Morning Birds (singin' Hallelujah)」はパイプオルガンをまじえた荘厳で美しい大名曲。それ以外にも、2曲目の「California Lover」のようなファンキーでグルーヴィーな曲があったり、エレクトロ・ポップな楽曲があったりと、アルバムのバランスが絶妙です」

P「ソロ・プロジェクトとしての2nd以降もオススメです」

 

マルコマルシェ - MarcoMarche

Warm House〔2015〕


アジア圏の作品とは思えない、インドネシアの男女アコースティック・デュオの傑作

P「この男女デュオは、インドネシアのジャカルタ出身で、インドネシアのキングス・オブ・コンビニエンスとうたわれています」

W「このデビュー・アルバムが、本当に素晴らしく、男女のデュオということもあり、ハーモニーもまた一味違った美しさです。同国ジャカルタのシンガー・ソングライター、アディティア・ソフィアン(こちらも激オススメ)同様、言われなければ欧米の音楽だと思ってしまう、アジア音楽の懐の深さを感じさせる最高の作品です」

P「芯のある歌声を聴かせる女性Asterinaと、マイルドな歌声で彼女を引き立てる男性Dutaの2人のハーモニーは洗練されていて、エヴァーグリーンな魅力にあふれていてます」

 

ホワイト・ストライプス - The White Stripes

Elephant〔2003〕


ロック界を代表する姉弟ロック・デュオの名盤!

P「アメリカ・デトロイト出身のドラムの姉メグ・ホワイトと弟のギター・ヴォーカルのジャック・ホワイトによるバンドです。(一説には夫婦だったという説もあり、離婚したため元夫婦で、バンドとしては姉弟として振舞っているらしいです)」

W「ザ・ストロークスとともにガレージロック・リバイバルの立役者とも言えますが、ジャック・ホワイトは、ソロやザ・ラカンターズ、ザ・デッド・ウェザーなど様々な活動を行っています」

P「このアルバムは、4作目のオリジナルアルバムで、聴けば誰でも一度は耳にしたことがある彼らのもっとも有名な曲“Seven Nation Army”で幕を開けます。他にも“There's No Home for You Here”や“I Want to Be the Boy to Warm Your Mother's Heart”など魅力溢れる曲がつまっていて、激しく、荒々しいだけじゃない2000年代を代表する傑作です 」

 

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ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ - Rodrigo y Gabriela

Rodrigo y Gabriela(激情ギターラ!)〔2006〕


凄腕テクを持つ男女アコースティック・ギターデュオの傑作

P「ここまで紹介してきたものとちょっと毛色が違いますが、リードギター担当のロドリーゴ・サンチェスとリズムギター担当のガブリエーラ・クインテーロによるメキシコの男女インストギター・デュオです」

W「そのテクニックは凄まじく、スパニッシュ系のスタイルにギターを打楽器のようにも扱う激しくも美しい楽曲を披露しています」

P「お互いヘヴィ・メタル好きということもあって、このアルバムにはレッド・ツェッペリンの“天国への階段”やメタリカの“オライオン”のカヴァーも収録されています。ライブ映像もぜひ見ていただきたいところです」

 

ダフト・パンク - Daft Punk

Random Access Memories〔2013〕


グラミー賞を受賞したレトロ・モダンの傑作!

P「フランスが誇る電子音楽デュオで、ギ=マニュエル・ド・オメン=クリストとトーマ・バンガルテルによってパリで結成されました」

W「顔をロボットのようなヘルメットと手袋で覆うという独特の出立ちで一世風靡しましたが、4枚のアルバムを残して惜しくも2021年に解散を発表してしまいました」

P「この4枚目のアルバムは70、80年代のAORやディスコ、ファンク、フュージョンなどレトロな雰囲気が逆に新しく、多彩なゲスト・ボーカルによって歌ものとしても成功していて、グラミー賞も受賞した名盤です」

 

 

まとめ

ウィック
ウィック
いかがでしたでしょうか

ご紹介したアルバム以外にも素晴らしいアルバムがありますので、ぜひ深堀りして聴いてみてください
ペディ
ペディ

 

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