こんな方に
- ハードロック/ヘヴィメタルではずせない名盤は?
- 1990年代のおすすめの名盤アルバムを知りたい!
- ハードロック/ヘヴィメタルに興味はあるけど、何から聴いていいかわからない方へ!
こんな方に1990年代ハードロック/ヘヴィメタルの名盤をご紹介します。
(以下ウィックはW、ぺディはP)
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1990年
Rust In Peace / メガデス - Megadeth〔1990〕
P「日本でもおなじみマーティ・フリードマンが新たに加わった4枚目のアルバム」
W「1曲目の“Holy Wars...The Punishment Due”から“Hangar 18”への流れは最高ですし、“Tornado Of Souls”のかっこよさっといったら言葉もありません。マーティのギター・テクニックが最良の形で表現された傑作アルバム」
Painkiller / ジューダス・プリースト - Judas Priest〔1990〕
P「メタルゴッドことロブ・ハルフォード率いるヘヴィ・メタルの重鎮バンドによる14枚目のアルバム」
W「元レーサーXのスコット・トラヴィスの超絶ドラミングから始まる「PAINKILLER」からもうテンションマックスで、K. K. ダウニングとグレン・ティプトンの高速ツイン・リードギターも火を吹きまくっています」
Damn Yankees / ダム・ヤンキース - Damn Yankees〔1990〕
P「ナイト・レンジャーのジャック・ブレイズ、スティクスのトミー・ショウ、ギターヒーローでもあるテッド・ニュージェントとドラムのマイケル・カーテロンの4人による一時的に活躍したバンドの一枚目のアルバムです」
W「このメンツが集まって悪いわけがありません。まさに良質なアメリカン・ハードロックといえる内容でコーラスワークも冴え渡っています。なんといっても大ヒットした名バラード“High Enough”が感涙もの」
Pornograffitti / エクストリーム - Extreme〔1990〕
P「ギタリストの中でも特に高い人気を誇るヌーノ・ベッテンコートを擁するバンドの大ヒットした2ndアルバム」
W「ファンクをベースにしたメタルで、変則的でテクニカルなリズムが特徴的です。なんといっても90年代バラードを代表する“More Than Words”があまりに有名ですが、彼らの魅力はそこではないと思います」
1991年
Use Your Illusion / ガンズ・アンド・ローゼズ - Guns N' Roses〔1991〕
P「別々にリリースされた2枚のアルバムで、ものすごい質とボリュームを誇るすべてを出し切った感のある傑作2ndアルバム」
W「映画『ターミネーター2』の主題歌となった“You Could Be Mine”が有名ですが、ハードな曲から名バラード、さらにはポール・マッカートニーやボブ・ディランのカバーなども収録された、バラエティ豊かなアルバム」
No More Tears / オジー・オズボーン - Ozzy Osbourne〔1991〕
P「このアルバムの前作から新たにザック・ワイルドがギターをつとめる6枚目のアルバム」
W「オジーのヴォーカルの充実ぶりもさることながら、作曲も含めて全面的にザックが貢献したアルバムで、彼の個性が遺憾なく発揮されています。名曲“Mama, I'm Coming Home”をはじめ、モーターヘッドのレミー・キルスターが作曲で4曲関わっているのも特筆される大きい部分です」
Slave To The Grind / スキッド・ロウ - Skid Row〔1991〕
P「ボン・ジョヴィのサポートを得てデビューしたニュー・ジャージー出身のバンドによる2ndアルバム」
W「1stが若さが全面に出た素晴らしい作品でしたが、それをさらに進化させて“Slave To The Grind”のような爆走感あふれるアグレッシブさと“Get The Fuck Out”などのようなパンキッシュさが増しています。“Quicksand Jesus”、“In A Darkend Room”、“Wasted Time”のバラードも甘さというよりは情念を感じさせる出来栄え」
Lean Into It / ミスター・ビッグ - Mr. Big〔1991〕
P「テクニカルとポップさのバランスが絶妙なバンドの2ndアルバム」
W「ギターのポール・ギルバートとベースのビリー・シーンの超絶技巧が光る“Daddy, Brotyer, Lover, Little Boy”をはじめ、抜群にメロディアスな" Green-Tinted Sixties Mind"、" Just Take My Heart"、"To Be With You"など、バランスのとれた名盤」
Metallica / メタリカ - Metallica〔1991〕
ホワイトアルバムと言えばビートルズ、ブラックアルバムと言えばこの作品!
P「スラッシュメタル四天王の筆頭バンドの傑作アルバム」
W「それまでのスピードと複雑な拍子を封印し、重量感のあるグルーヴを重視したそのサウンドは、当時は正直戸惑いましたが、スラッシュメタルの枠にとどまらず、後にラウドロックに与えた影響ははかり知れません。1曲目からゾクゾクする“Enter Sandman”は必聴です」
Badmotorfinger / サウンドガーデン - Soundgarden〔1991〕
グランジは嫌いでも、サウンドガーデンのことは嫌いにならないでください
P「80年代から活動しているグランジの先駆けともいえるアメリカ・シアトルのバンドの3枚目のアルバム」
W「メタル好きにとってグランジは相入れないものだったりする方も多いと思いますが、サウンドガーデンだけは別格です。ヘヴィでねっとりしたグルーヴ感はブラックサバスゆずりですし、独特の変拍子の多いリズムや故クリス・コーネルのシャウトはレッド・ツェッペリン譲りです。そんなハードロックとヘヴィメタルの血をしっかり受け継いでいるのがサウンドガーデンといっても過言ではありません。クリスの圧倒的な存在感あふれるヴォーカルは最高です」
Innuendo / クイーン - Queen〔1991〕
P「フレディ・マーキュリー存命中としてのラストアルバムにして、死を悟りながら制作された魂の一枚」
W「一部の曲を除いて、全編にわたって悲壮感が漂っており、どうしても姿勢を正さずにはいられません。重厚なオープニングの“Innuendo”から、ラスト“The Show Must Go On”にいたってはこれ以上の曲はないという、まさにバンドの歴史に終止符を打つ、必聴の一曲」
1992年
Keep The Faith / ボン・ジョヴィ - Bon Jovi〔1992〕
P「アメリカを代表するモンスターバンド。80年代の疲労とストレスからメンバー間の軋轢が生じ、一時は解散というところまでいきましたが、それを乗り越えた復活の5thアルバム」
W「以前のきらびやかな楽曲とは趣が異なり、ソリッドで渋いぐらいの仕上がりで、さらには代名詞とも言える名バラードも数曲収録され、バランスのいい構成となっています」
Images and Words / ドリーム・シアター - Dream Theater〔1992〕
P「バークリー音楽大学で出会ったメンバーをもとに結成されたバンドによる衝撃のデビューアルバム」
W「ジェイムズ・ラブリエの高い歌唱力と超絶技巧なテクニック、ドラマチックなメロディと展開とすべて文句のつけようがない傑作」
Hold Your Fire / ファイアーハウス - FireHouse〔1992〕
ボン・ジョヴィの流れを汲む正統派ハードロック・バンドの傑作!
P「アメリカ・ノースカロライナ州出身のハードロック・バンドによる2枚目のアルバム」
W「デビューアルバムで好評を博し、この作品も見事に期待にこたえてくれた素晴らしい作品。ボン・ジョヴィのポップさとモトリー・クルーの激しさのようなものを足した感じで、キャッチーな曲が目白押し。バラードも得意で“When I Look Into Your Eyes”は名曲」
Somewhere Far Beyond / ブラインド・ガーディアン - Blind Guardian〔1992〕
P「ハロウィンと並びジャーマン・メタルを代表するバンドの個性を確立した4枚目のアルバム」
W「ジャーマン・メタルらしい疾走感あふれる曲からアコースティックな楽曲まで、ファンタジーをモチーフとしたコンセプトの世界観をいかんなく表現した傑作」
Vulgar Display of Power(俗悪) / パンテラ - Pantera〔1992〕
P「メジャー第2弾となる通算6枚目のアルバムで、彼らの存在感を世に知らしめた傑作」
W「速く、重く、うねりをあげるダイムバック・ダレルのギターに、前作のハイトーン系からハードコア系に変えたフィル・アンセルモの歌唱といい、とにかく衝撃的。唯一無二の輝きを放った2004年のダレルの死は残念でならない」
Dirt / アリス・イン・チェインズ - Alice In Chains〔1992〕
P「グランジブームの流れにのってシアトルから飛び出したバンドの2枚目のアルバム」
W「シアトルといってもグランジというよりはメタル・サウンドが基本で、ヴォーカルの故レイン・ステイリーの物憂げな歌唱と全体的に漂う陰鬱さに、一度ハマると癖になる独特の世界観を有しています」
Rage Against The Machine / レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン - Rage Against The Machine〔1992〕
P「1990年にアメリカ・カリフォルニアで結成されたメタルの枠に収まらないバンドの衝撃のデビュー・アルバム」
W「ヴォーカルのザック・デ・ラ・ロッチャの切れ味するどいラップとヘヴィでタイトな演奏で、唯一無二の存在感を示しています。ジャケットには、アメリカ政府傀儡の南ベトナム政権による仏教徒差別に反対するため、1963年に焼身自殺した僧侶の写真が使うなど政治や思想的なメッセージも特徴的です。ヒップホップもオルタナ系もメタルも垣根を超えて愛された名盤」
1993年
Get a Grip / エアロスミス - Aerosmith〔1993〕
P「まさに捨て曲一切なし、アルバム1枚に1曲あれば最高というような名バラードが、3曲も入っている名盤中の名盤」
W「飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのことをいうのでは。レーベルをゲフィン・レコードに移籍してからの彼らの絶頂ともいえる4作目」
Angels Cry / アングラ - ANGRA〔1993〕
P「南米ブラジルが誇るパワーメタル・バンドの傑作デビュー・アルバム」
W「ハロウィンなどの王道パワー・メタルにクラシックやラテン音楽の要素を盛り込み、ケイト・ブッシュのカヴァー"Wuthering Heights"を歌いこなすアンドレ・マトスのハイトーン・ヴォイスが素晴らしい。メタルの歴史に残る名曲のひとつ“Carry On”はとにかく必聴」
Exposed / ヴィンス・ニール - Vince Neil〔1993〕
P「モトリークルー解雇という衝撃の後に放ったヴォーカルのヴィンス・ニールによるソロ・アルバム」
W「マイケル・モンローのバンドからギターのスティーブ・スティーブンスを引き抜いたという因縁もありつつ、その起用は大正解。ヴィンスが歌えば、そのままモトリー・クルーというところはありますが、ソリッドで切れ味するどいギターワークや時にフラメンコギターによる変化など多彩さをもたらしています。名曲“Can't Change Me”などもあり、この当時のモトリーよりモトリーらしい名盤です」
Native Tongue / ポイズン - Poison〔1993〕
P「80年代は煌びやかでキャッチなーなメロディで大ヒットを記録していたLAメタルのバンドですが、このアルバムはドラッグで解雇されたC.C.デヴィルに代わってギターヒーローのリッチー・コッツェンが唯一参加した5枚目のアルバムです」
W「リッチーのブルージーかつソウルフルな持ち味が全面に発揮されていて、ポイズンらしさとあいまって、ポップながら渋さすら感じられる傑作です」
Heartwork / カーカス - Carcass〔1993〕
P「ハードコア・パンクがルーツでもあるイギリスのバンドによるメロディック・デスメタルという新たな世界を切り開いた4枚目のアルバム」
W「ジェフ・ウォーカーのエモーショナルなデス・ヴォイスとビル・スティアーとマイケル・アモットのツインギターが特徴的で、曲の流れに逆らうかのように繰り出される2人の交互の美メロギターソロが素晴らしい。このアルバム制作時が20代前半だったというのがすごいですね。このレコーディング後にマイケル・アモットは脱退し、のちにアーチ・エネミーを結成することに」
Mood Swings / ハーレム・スキャーレム - Harem Scarem〔1993〕
P「カナダで結成されたバンドの2枚目のアルバム」
W「90年代といえばグランジや雑多なモダン・ヘヴィ・ロックの台頭でいわゆる正統的なハードロックバンドは衰退していましたが、その中で起死回生ともいえる美メロハードロックの名盤です。TNTの影響も語っていますが、コーラスワークなど含めそれも納得できる感じのサウンドです」
The Magic Infinity / ロビー・ヴァレンタイン - Robby Valentine〔1993〕
P「オランダのメロディアス・ロックの貴公子とうたわれたソロ・アーティストによる2枚目のアルバム」
W「クイーンのフレディ・マーキュリーに強く影響を受けていて、そのドラマティックでキャッチーなサウンドは、まさしくクイーンを彷彿とさせるものがあります。特にバラード系は数曲あり、すばらしい出来です」
1994年
Amorica / ブラック・クロウズ - The Black Crowes〔1994〕
P「アメリカ・ジョージア州出身でヴォーカルのクリス・ロビンソンとギターのリッチ・ロビンソンを中心に結成されたバンドの3枚目のアルバム」
W「サザン・ロックを吸収したサウンドでブルージーな演奏が持ち味。男臭い演奏がたまりません。衝撃的なジャケットも込みで名盤」
The Seventh Sign / イングヴェイ・マルムスティーン - Yngwie Malmsteen〔1994〕
元ラウドネスのマイク・ヴェセーラのヴォーカルがハマっている名盤!
P「ギターの速弾き王、イングヴェイのソロ7作目」
W「このアルバムから元ラウドネスのマイク・ヴェセーラをヴォーカルに迎えて制作されていて、イングヴェイとの相性も抜群。ネオ・クラシカル系の曲はもちろん、ブルージーな曲など引き出しの多い楽曲群となっていて全盛期の傑作です」
Korn / コーン - Korn〔1994〕
P「アメリカ・カリフォルニア州のバンドでメタルの新たなトレンドを作った記念すべきデビュー・アルバム」
W「ヘヴィ・メタルとヒップホップの要素を新たなスタイルで融合したヘヴィ・ロックで、ヴォーカル、ジョナサン・デイヴィスの泣き叫ぶように負のエネルギーを撒き散らす様子はどこまでも鬱屈していますが、多くのフォロワーを生みました」
The Division Bell / ピンク・フロイド - Pink Floyd〔1994〕
P「プログレッシブ・ロックバンドで、ギターでヴォーカルのデヴィッド・ギルモアがリーダーシップを執ったアルバムとしては前作から続いて2作目となる作品」
W「ゆったりとした奥行きを感じさせるサウンドで、情景が浮かぶような美しい楽曲が並び、ギルモアの泣きのギター・サウンドを十二分に堪能できます」
Dizzy Mizz Lizzy / ディジー・ミズ・リジー - Dizzy Mizz Lizzy〔1994〕
P「デンマークの3人組のロックバンドによるデビューアルバム」
W「北欧といえば、様式美を重んじるバンドが多いですが、このバンドはどちらかというとオルタナ系の流れも組んでいて変拍子や転調を巧みに操り、独自の個性を発揮しています。実はビートルズフリークのヴォーカル、ティム・クリステンセン。バンド名もビートルズの楽曲に由来します」