【洋楽ロック】これだけは聴きたい! 2010年代の名盤 おすすめ100選

2020年11月4日

2013年

『Random Access Memories』ダフト・パンク - Daft Punk〔2013〕


グラミー賞を受賞したレトロ・モダンの傑作!

W「フレンチ・エレクトロ・デュオによる4thアルバム」

P「70、80年代のAORやディスコ、ファンク、フュージョンなどレトロな雰囲気が逆に新しく、多彩なゲスト・ボーカルによって歌ものとしても成功しています」

 

『Reflektor』アーケイド・ファイア - Arcade Fire〔2013〕


高揚感あふれるドラマティックなメロディが心地いい!

W「2014年にはフジ・ロックのヘッドライナーもつとめ、名実ともにビッグバンドの仲間入りを果たしたナダ出身の男女混成バンドの4thアルバム」

P「静と動のメリハリが効いていて曲に起伏があり、プロデューサーにLCDサウンドシステムのジェームス・マーフィーを迎えた影響か、新たにダンスビートを取り入れたりとサウンド的にも新しい次元に突入したイメージが感じられます」

 

『Forever Endeavour』ロン・セクスミス - Ron Sexsmith〔2013〕


良質なフォークロックが聞きたいなら絶対おすすめ!

W「カナダのベテランシンガー・ソング・ライターによる傑作アルバム」

P「ほとんどハズレのない彼のアルバムの中でも特にできがよく、初期の頃のシンプルでフォーキーな感じに立ち返った傑作」

 

『m b v』マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン - My Bloody Valentine〔2013〕


いい意味で変わらないノイジーなサウンドに包まれる名盤!

W「90年代のシューゲイザーの大名盤『Loveless』から実に22年の時をへてリリースされたマイ・ブラッディ・ヴァレンタインの3rdアルバム」

P「彼ら独特のノイジーなサウンドに身をゆだねたくなるような気持ちよさ。いい意味でサウンド的には前作から大きく変わらないというのがうれしいですし、エレクトロニカな感じやドラムンベース的なテイストを取り入れた楽曲もあり、新たな一面ものぞかせてくれます」

 

『Sequel To The Prequel』ベイビーシャンブルズ -Babyshambles〔2013〕


いい意味で変わらないノイジーなサウンドに包まれる名盤!

W「元リバティーンズのフロントマン、ピート・ドハーティによるバンドの3rdアルバム」

P「ピートらしさ全開のギターロックもあれば、フォーキーな曲やミディアムな曲まで聞きどころ満載の名盤。特に“Penguins”はまれに見る名曲」

 

『Mechanical Bull』キングス・オブ・レオン - Kings Of  Leon〔2013〕


泥臭いのに、なぜかスタイリッシュ!

W「米国テネシー州ナッシュビル出身のロック・バンドによる5thアルバム」

P「今ではすっかりメジャーバンドの仲間入りを果たしたバンドの、センスの良さを見せつける名盤。古臭いのにモダンで、無骨な感じなのにスタイリッシュという稀有な存在」

 

『AM』アークティック・モンキーズ - Arctic Monkeys〔2013〕


原点に立ち返ったかのような自信あふれる名盤!

P「イギリス・シェフィールド出身のロックバンドの5thアルバム」

W「初期の荒々しい部分と成熟したスタイリッシュな感じがちょうどいいバランスに仕上がっています。またクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・ホーミ、エルビス・コステロのドラマーを務めているピート・トーマス、元ザ・コーラルのビル・ライダー・ジョーンズなど多彩なゲストも参加」

 

『Woman』ライ - Rhye〔2013〕


シャーデーを思わせる中性的なヴォーカルが心地いい!

P「カナダ出身でヴォーカル担当のマイク・ミロシュとデンマーク出身で楽器演奏担当のロビン・ハンニバルによるデュオのデビューアルバム」

W「男性ながら一聴すると男女どちらかわからないような官能的な声とジャンル分けが難しいけど、強いて言えばAOR的な感じの心地いいクールなサウンドで、独自の世界観を確立している傑作」

 

『We Are The 21st Century Ambassadors OF Peace & Mag』フォクシジェン - Foxygen〔2013〕


相当なロックマニアによるセンスのいい名盤!

P「アメリカ・カリフォルニアで結成されたインディーロック・デュオの2ndアルバム」

W「60、70年代のサイケやグラム・ロックに影響を受けたサウンドがセンス良く、かなりのロックマニアぶりがうかがえます」

 

『Melophobia』ケイジ・ジ・エレファント - Cage The Elephant〔2013〕


オルタナ好きにはたまらない、2010年代の好バンド!

P「2006年に、アメリカ・ケンタッキー州で結成されたロックバンド、ケイジ・ジ・エレファントの3rdアルバム」

W「このバンドはすきだらけなんだけど、そこがまた最高。5枚目の『Social Cues』ではグラミー賞のベストロックアルバムを受賞している注目のバンド」

 

『Slow Summits』ザ・パステルズ - The Pastels〔2013〕


あいかわらずのヘロヘロ感は変わらないのが、何よりうれしい名盤!

P「スコットランドの至宝ともいわれるザ・パステルズの前作から16年ぶりとなった5thアルバム」

W「バンドとともに共同プロデュースするジョン・マッケンタイアを迎えてサウンド面もシカゴ音響系の新たなを魅力をプラスして、より壮大な楽曲に仕上がっています。ティーンエイジ・ファンクラブのメンバーやスコットランドが誇る奇才ビル・ウェルズ、Tenniscoatsに青柳拓次もゲストで参加」

 

『If You Want』ロンドン・グラマー - London Grammar〔2013〕


ハンナの神秘的なヴォーカルが魅惑的!

P「イギリス・ノッティンガムで結成した男女混成のロックトリオのデビュー・アルバム」

W「哀愁漂うギターサウンドと女性ヴォーカルのハンナの声が特徴的。バンド構成的にもThe XXと似た印象があり、比較されがちなのも納得」

 

 

2012年

『Night Visions』イマジン・ドラゴンズ - Imagine Dragons〔2012〕


今ではモンスターバンドの仲間入りを果たした傑作1stアルバム!

P「アメリカ・ラスベガス出身のイマジン・ドラゴンズの大傑作1stアルバム」

W「腹に響くような強いビートとコーラスが特徴的で、曲によって和太鼓をもちいたりしているのも面白いです。激アツの“Redioactive”から始まり、感動的な“It's Time”、“Demons”とシンガロング必至な曲が目白押し」

 

『The 2nd Law』ミューズ- Muse〔2012〕


ミューズのノリにノッた傑作アルバム!

P「イギリスを代表するロックバンド、ミューズの6thアルバム」

W「ロンドンオリンピックの公式ソングに選ばれたり、鉄拳がパラパラ漫画に使用したりと世間的にも話題になった静動バランスのとれたアルバム。ただし個人的に好きなミューズはこのへんまで」

 

『Tempest』ボブ・ディラン - Bob Dylan〔2012〕


奥深い、後期ディランの最高傑作!

P「2016年にはノーベル文学賞を受賞したことでも知られるアメリカの偉大なシンガーソングライターの35枚目のアルバム」

W「この年デビュー50周年という節目にリリースされた本作は、ノスタルジックにつつまれた深みのあるヴォーカルがすばらしいです。最大の聴きどころはなんといってもタイトル曲で、なんと14分の大作」

 

『Jake Bugg』ジェイク・バグ - Jake Bugg〔2012〕


ボブ・ディランの再来とうたわれる捨て曲なしの名盤!

P「2011年になんと若干17歳でレコード会社と契約し、鳴り物入りでデビューしたイギリスのノッティンガム出身、ジェイク・バグの傑作1stアルバム」

W「ボブ・ディランの再来とうたわれ、作られたイメージ感というものは否めませんが、その作品は素晴らしいです。アコースティックギターをかき鳴らし、特徴のあるヴォーカルスタイルで歌うフォーク・ロックですが、捨て曲なしの見事な出来栄え」

 

『Lonerism』テーム・インパラ - Tame Impala〔2012〕


現代版サイケデリック・ロックの名盤

P「オーストラリアのミュージシャン、ケヴィン・パーカーによるプロジェクトの2ndアルバム」

W「サイケデリックなロックサウンドが特徴的で、1曲目がコンプレックスの“Be My Baby”に聴こえてしまうのは私だけでしょうか。ビートルズのリボルバー愛を強く感じます」

 

『Babel』マムフォード・アンド・サンズ - Mumford & Sons〔2012〕


2013年、第55回のグラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞した名盤!

P「1stアルバム『Sigh No More』で鮮烈のデビューをはたしたイギリス・ロンドンで結成された4人組のロックバンドの2ndアルバム」

W「ギターやマンドリン、バンジョー、アコーディオンなどフォーキーな楽器を激しくかきならす独特なスタイルで、どこか懐かしいようで新しい楽曲が魅力」

 

『Coexist』ジ・エックス・エックス - The XX〔2012〕


男女のヴォーカルによるドリーミーな世界に酔いしれる!

P「ロンドン出身の3人組によるポスト・ポップバンドの2ndアルバム」

W「静謐な世界観の中で、交互に男女でヴォーカルをとるスタイルで、ダブ・ステップを取り入れたサウンドがとにかくかっこよく、鳥肌がたつほどゾクゾクします」

 

『Who's Feeling Young Now?』パンチブラザーズ - Punch Brothers〔2012〕


1曲目のイントロから持っていかれる名盤!

P「楽器使いがマムフォード・アンド・サンズとわりと似通っている、ヴォーカルでマンドリン奏者のクリス・シーリを中心としたニューヨーク出身のバンド、パンチブラザーズの3rdアルバム」

W「フィドル、バンジョー、ギター、ベースの構成でドラムレスですが、そんな音の物足りなさのようなものはまったくなく、マンドリンなどの概念をくつがえす超絶技巧な演奏。ロックはもちろん、ジャズもクラシックもブルーグラスも軽々と横断してしまう新しい音楽スタイルを聴かせてくれます」

 

『Look To The Sky』ジェームス・イハ - Jonas  Iha〔2012〕


グッド・メロディ満載の永遠に輝き続ける名盤!

P「ソロデビューアルバムが素晴らしすぎたスマッシング・パンプキンズのギタリスト・ジェームス・イハの、約14年ぶりと期間があいてリリースされた2ndアルバム」

W「サウンド的にはアコースティック寄りだった1stに比べると音数はふえましたが、憂いのあるメランコリックな世界観は健在です」

 

『My Head Is an Animal』オブ・モンスターズ・アンド・メン - Of Monsters and Men〔2012〕


男女ツインヴォーカルのハーモニーが美しい!

P「アイスランド出身の男女混成インディー・バンド、オブ・モンスターズ・アンド・メンの傑作1stアルバム」

W「男女ツインヴォーカルのハーモニーが美しく、時に力強いのが特徴。かけあいのコーラスなどが曲にアクセントをもたらしています」

 

『Black Radio』ロバート・グラスパー・エクスペリメント - Robert Glasper Experiment 〔2012〕


ジャズからヒップホップ、R&Bを自在にまたぐ異端児!

P「アメリカ出身のジャズ・ピアニストによる通算4作目」

W「エクスペリメントをつけるときはヒップホップサイドの時。エリカ・バドゥやミシェル・ンデゲオチェロなど多数のゲストをフューチャーし、ジャズとヒップホップ、R&Bを自在に行き来しています」

 

『Radio Music Society』エスペランサ・スポルディング - Esperanza Spalding〔2012〕


ジャズベースとヴォーカルの二刀流の傑作!

P「アメリカのマルチ・インストゥルメンタリストで主にジャズベース兼ヴォーカリストのグラミー賞(最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム)を受賞した名盤」

W「ジャズとしてもR&B、ポップスとしても聞き手を選ばない魅力溢れる傑作。テクニックも随一で、まさにジャズの新星と呼ぶにふさわしい逸材」

 

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