こんな方に
- サザンオールスターズ初心者の方!
- サザンオールスターズの名盤を知りたい方!
- どのアルバムから聴いたらいいかわからない方!
こんな方にサザンの年代別名盤をご紹介します。
(以下ウィックはW、ぺディはP)
※本ページはプロモーションが含まれています
1970年代
1. 熱い胸騒ぎ〔1978〕
W「青山学院大学のフォークソング・サークルで知り合ってバンドを結成し、78年に衝撃のデビュー・シングル“勝手にシンドバッド”の2ヶ月後にリリースされたデビュー・アルバム」
P「まさに若さとエネルギーがつまった作品。代名詞ともいえる“勝手にシンドバッド”から幕をあけ、R&Bやボサノヴァ、さらには“レゲエに首ったけ”や“いとしのフィート”と曲名にもあるとおりレゲエやリトル・フィートへのオマージュなどを詰め込んだ、サザンの始まりが感じられます」
2. 10ナンバーズ・からっと〔1979〕
W「いわゆるシティー・ポップにも通じるサザンのセンスの良さが感じられる傑作2ndアルバム」
P「シングルが3曲収録されていますが、それらもすべてアルバムに溶け込み、流れが最高に心地いいです」
W「シングル曲は“気分しだいで責めないで”、“思い過ごしも恋のうち”、そして何と言ってもアルバムのラストを締めくくる名曲“いとしのエリー”を収録」
1980年代
5. NUDE MAN〔1982〕
W「代表曲と呼べるような曲はあまりない地味なアルバムながらバンドの過渡期ともいえる渋い5thアルバム」
P「これ以降の作品はどちらかというと時代を追った音楽を導入していきますが、このアルバムでは初期のいいところと桑田さんの洋楽ロックやソウル、ファンクなどのルーツのこだわりが感じられる作品となっていると思います」
W「シングル曲は“匂艶 THE NIGHT CLUB”を収録。他にも研ナオコさんにカバーされた“夏をあきらめて”も。名曲“Oh! クラウディア”や“Just A Little Bit”は胸に沁みます」
7. 人気者でいこう〔1984〕
名実ともに日本のトップバンドにのぼりつめた傑作!
W「一気にサウンドがデジタルサウンド化していった7作目です」
P「80年代もっとも勢いにノッているともいえ、センスのいい楽曲に自信と風格が漂っています」
W「シングル曲は屈指の名曲“ミス・ブランニュー・デイ”を収録。他にもジューシィ・フルーツに提供したセルフカバーの“海”やジョン・レノンを追悼したジャジーな“Dear John”なども聴きどころ」
8. KAMAKURA〔1985〕
W「電子音楽を導入し実験性にとんだ、ファンの間でも人気の高い大作8作目です」
P「当時最先端のサンプラーやシンセサイザーを随所に使用し、斬新なサウンドを構築しながらも、しっかりメジャー感をキープしています。レコーディングは1800時間を費やし、作るうちにどんどん曲が増えていったとされ、結果グループ初の2枚組という大作となった作品」
W「シングル曲は“Bye Bye My Love (U are the one)”と“メロディ”を収録」
1990年代
9. Southern All Stars〔1990〕
W「活動休止とKUWATA BANDやソロをはさんで制作された9作目」
P「サザン単独のセルフプロデュースで、冒頭からグルーヴィな“フリフリ'65”でとばし、R&BからAOR、スパニッシュや沖縄テイスト、さらにはビーチ・ボーイズ風まで幅広い洋楽の要素を取り入れ、小林武史らのゲスト参加で、より洗練されたサウンドを堪能できる作品です」
10. 稲村ジェーン〔1990〕
W「サウンドトラックながらオリジナルアルバムとして位置付けられる10作目の作品」
P「映画の評価はともかく、サントラとしてはすばらしく、海を感じさせるスパニッシュ系や同年リリースの『Southern All Stars』からのいいとこどりに、なんといっても“希望の轍”、“真夏の果実”の最強ソングが収録」
12. 世に万葉の花が咲くなり〔1992〕
W「小林武史が本格的に編曲に参加し、サウンドが一気にポップで洗練されたともいえる12作目の作品」
P「1枚のアルバムながら全16曲と意欲的で、ジャズ、ファンク、ブルース、ラテン、ドゥーワップなどありとあらゆるジャンルを取り入れているバラエティにとんだJ-POP史に残る傑作」
W「シングル曲は“シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA”と“涙のキッス”を収録。ボブ・ディランを意識した“ニッポンのヒール”や“HAIR”が特に好みです」
2000年代
14. キラーストリート〔2005〕
W「前作から7年ぶりにリリースされた14作目で、2000年代はこれ一枚だけ。その分全30曲の情報量の多い作品」
P「いわゆる泣きのバラードというものは少なく、どちらかというとロック全開。いままでのサザンの世界観をあますところなくつぎ込んだ感じで、聞き応えがあります」
W「シングル曲は“涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜”、“彩 〜Aja〜”、“君こそスターだ/夢に消えたジュリア”、“愛と欲望の日々/LONELY WOMAN”、“BOHBO No.5/神の島遥か国”を収録」
2010年代
15. 葡萄〔2015〕
W「2010年代はこの一枚だけで、現時点ではラストアルバムの15作目」
P「アルバムジャケットもそうですが、和の要素を多用し、極力日本語の歌詞にこだわったとされています。とはいえ、“Missing Persons”のようなごりごりのロックがあるあたりはさすが。さらには平和や反戦など、メッセージ性も強く、16曲収録の聞き応えがある作品となっています」
W「シングル曲は“ピースとハイライト”と“東京VICTORY”を収録」
まとめ