【洋楽 パンク・ロック】 1970年代のこれだけははずせない名盤 おすすめ15選+α

2023年1月26日

こんな方に

  • パンク・ロックではずせない名盤は?
  • 1970年代のおすすめの名盤アルバムを知りたい!
  • パンク・ロックやポスト・パンクに興味はあるけど、何から聴いていいかわからない方へ!

こんな方に1970年代パンク・ロックの名盤をご紹介します。

 

ウィック
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1970年代のパンク・ロックの名盤を1アーティストにつき、一枚選んでみました

パンク・ロック創成期の聴き逃せない名盤がたくさんあります
ペディ
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ウィック
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ぜひ、参考にして、聴いてみてください

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1973年

Raw Power / イギー・アンド・ザ・ストゥージズ - Iggy And The Stooges〔1973〕


後のパンク/オルタナ系バンドが彼らを聴いて影響を受けた名盤

ストゥージズと聞いてピンとこない人もイギー・ポップといえばわかる人も多いのではないでしょうか。

1967年にイギー・ポップを中心に結成されたバンドの3rdアルバムです。

サウンド的にはMC5と並んでオリジナル・パンクとも言われるガレージ・ロックの代表的存在ですが、彼らの音楽は後のパンク・バンドやオルタナ系のロックバンドに多大な影響を与えています。

エネルギッシュで攻撃的なサウンドとヴォーカルはまさにパンクの魂そのもの。

“サーチ&デストロイ”はレッド・ホット・チリ・ペッパーズにもカヴァーされた名曲中の名曲。

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New York Dolls / ニューヨーク・ドールズ - New York Dolls〔1973〕


後のパンク・シーンに影響を与えた名盤

グラム・ロックの影響を受けたどぎついメイクと派手なファッションを身に纏ったジョニー・サンダース率いるニューヨーク出身のバンドのデビューアルバム。

ジョニー・サンダースとシルヴェイン・シルヴェインの鋭いギター・リフを軸としたツインギターによる絡みとミック・ジャガーの歌声を彷彿とさせるデヴィッド・ヨハンセンの歌声でロックンロールとパンク・ロックの中間のようなを最高の音楽を聴かせてくれます。

過激なパフォーマンスや暴力行為、言動など、後のパンク・シーンにつながるものであり、ラモーンズやセックスピストルズをはじめとして英米の数多くのバンドに影響を与えています。

なお、プロデューサーはトッド・ラングレンが担当しています。

 

 

1975年

Horses / パティ・スミス - Patti Smith〔1975〕


ニューヨーク・パンクの女王によるデビューアルバム

ニューヨークの数々のパンクバンドを輩出したライブハウスCBGBを拠点としていた初期ニューヨーク・パンクのアーティストとして最初にレコード・レーベルと契約を果たしたのが彼女であり、史上初のパンク・アルバムと謳われたのが本作です。

いわゆるパンク・ロックを想像すると肩透かしをくらうかもしれませんが、どちらかといえば精神的やメッセージ性がパンクの女王とうたわれている所以かと思います。

演劇や詩人として活躍していたこともあり、ボブ・ディランのような詩を朗読するかのような歌唱スタイルが特徴的で、その中でもスローな始まりからだんだんヒートアップしていくヴァン・モリソンのカヴァー曲"Gloria" や "Free Money"、そして詩の朗読から歌となっていく“Land”が最もパンク・ロックナンバーらしい必聴の名曲です。

プロデューサーは元ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルが務め、ロバート・メイプルソープが撮影した印象的なジャケットも含めてアート性も感じさせる作品です。

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1976年

Ramones(ラモーンズの激情) / ラモーンズ - Ramones〔1976〕


3コードの8ビートがパンク・ロックを特徴づけた

いわゆる3コードでパンク革命を起こしたニューヨーク・パンクの最重要バンドでセックス・ピストルズ、ザ・クラッシュ、ザ・ダムドに代表されるロンドンパンクにも多大な影響を与えたのがラモーンズです。

それぞれのメンバーがラモーンを名乗り、革ジャンを身に纏ったスタイルも特徴的です。

ビートルズやビーチ・ボーイズの影響を強く受けた全曲が2、3分のPOPでキャッチーな楽曲で、まさにパンクの雛形とも呼べるようなラモーンズスタイルを確立させたデビュー・アルバムです。

1stから3rdまではどれも甲乙つけがたいロック史に残る名盤です。

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1977年

Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols(勝手にしやがれ!!) / セックス・ピストルズ - Sex Pistols〔1977〕


たった1枚のアルバムで伝説となったパンクの代名詞的バンド

ニューヨーク・ドールズで2枚のアルバムを残して脱退したジョニー・サンダースですが、ピストルズの結成の際に誘われるもそれを断り、元テレヴィジョンのリチャード・ヘルらとともにハートブレイカーズを結成します。

その後ヘルは脱退してしまいますが、ハートブレイカーズとして唯一のオリジナルアルバムとしてリリースしたのが本作です。

ギターだけでなく、ヴォーカルもつとめていて、どちらも決してうまいというわけではないですが味があり、多くの信奉者を抱えるカリスマです。

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The Clash(白い暴動) / ザ・クラッシュ - The Clash〔1977〕


初期衝動で突っ走るパンク・バンドのお手本とも言えるデビュー・アルバム

ヴォーカルのジョー・ストラマーとギターのミック・ジョーンズを中心としたバンドで、後のアルバムではダブやロカビリー、ラテン音楽、スカ、カリプソなども取り入れた幅広い楽曲を展開していますが、このデビュー・アルバムはまさに初期衝動で突っ走る典型的なパンクを中心としながら、レゲエのカッティングの応用を取り入れるというスタイルです。

左翼的な政治主張もはらんだ歌詞も彼らの特徴で、後のバンドへの影響も計り知れません。

なお、3rdアルバムの『London Calling(ロンドン・コーリング)』はエルヴィス・プレスリーのジャケットをパロディとした歴史に残る名ジャケットとして知られ、先に述べたような多彩で雑多な音楽性を展開していて、本作と人気を2分する名盤です。

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Damned Damned Damned(地獄に堕ちた野郎ども) / ダムド - The Damned〔1977〕


音楽的パンクを追求したスピード感と激しさあふれる名盤

ロンドン・パンクの3大バンドと言えば、ザ・クラッシュとセックス・ピストルズ、そしてこのダムドです。

このバンドは、その政治色や反体制のメッセージの強い2バンドとは異なり、パンクという音楽性をただただ愉快痛快に追求しています。

リリースとしてはロンドン・パンク勢で先陣を切って一番早くリリースされたデビュー・アルバムです。

サウンド的にはストゥージズを感じさせるスピード感と激しさがあり、メロディは曲によってビートルズのようなポップさも持ち合わせていてバランスが絶妙。

どちらかと言えばハードコア系のバンドにより大きな影響を与えたバンドと言えるでしょう。

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Young, Loud and Snotty / デッド・ボーイズ - Dead Boys〔1977〕


ニューヨークのピストルズとも謳われたカルト的な人気を誇ったバンド

ヴォーカルのスティーヴ・ベイターズを中心として1976年に結成された、ニューヨークのセックス・ピストルズと謳われたバンドです。

音楽的には抒情性も感じられ、パンク一辺倒というよりはハード・ロック的な要素も感じられます。

アルバムを2枚をリリースしてわずか1年ほどで解散してしまいましたが、カルト的な人気を誇り、後にガンズ・アンド・ローゼスも彼らの曲をカバーしています。

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Marquee Moon / テレヴィジョン - Television〔1977〕


ニューヨーク・パンクムーブメントを代表するバンドの大傑作

ニューヨーク・パンクと言ってもラモーンズの路線とパティ・スミスの路線がありますが、テレヴィジョンは後者の路線を代表するバンドです。

パンクの世界にとどまらない影響力のあるアルバムで、文学的な歌詞や硬質で切れ味鋭いソリッドなギターサウンドで独自の世界観を作り上げています。

後にギター・ヴォーカルのトム・ヴァーレインはフリージャズの方に傾倒していきますが、そんなアート志向ともとれる耽美的な片鱗はこのアルバムですでに感じられます。

名曲だらけの中でも10分以上に及ぶ表題曲は特に必聴の名曲です。

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L.A.M.F. / ジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズ - Johnny Thunders & The Heartbreakers〔1977〕


ジョニー・サンダースがニューヨーク・ドールズ後に結成したバンドの傑作

ニューヨーク・ドールズで2枚のアルバムを残して脱退したジョニー・サンダースですが、セックス・ピストルズの結成の際に誘われるもそれを断り、元テレヴィジョンのリチャード・ヘルらとともにハートブレイカーズを結成します。

その後ヘルは脱退してしまいますが、ハートブレイカーズとして唯一のオリジナルアルバムが本作です。

ラモーンズも歌っているパンクの名曲“Chinese Rock”も収録されています。

ギターだけでなく、ヴォーカルもつとめていて、うまいというわけではないですが味があり、多くの信奉者を抱えるカリスマとして愛されています。

パンクだけでなくロックとしても名盤中の名盤です。

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Blank Generation / リチャード・ヘル&ヴォイドイズ - Richard Hell And The Voidoids〔1977〕


パンクファッションやヘアスタイルを考案したパイオニア

いわゆる破れたシャツに、安全ピンを刺し、髪を逆立てたパンクのスタイルはこのリチャード・ヘルが考案者とも言われていて、マルコム・マクラーレンがセックス・ピストルズに誘ったものの断られたため、それをピストルズに真似させたということです。

ニューヨークでトム・ヴァーラインとともに結成したテレビジョンの創設メンバーであり、ジョニー・サンダースとともにハート・ブレイカーズというバンドを経て、自身のバンドを結成したのがこのザ・ヴォイドイズです。

テレヴィジョンにも通じるニューヨーク・パンクらしいヘルの独特のヴォーカルとギターのロバート・クワインとによるエキセントリックで尖ったギターサウンドは、まさにかっこいいの一言。

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In the City / ザ・ジャム - The Jam〔1977〕


パンク史上最もスタイリッシュなトリオ

後にザ・スタイル・カウンシルやソロで活躍しているポール・ウェラーを中心としたベースのブルース・フォクストンとドラムスのリック・バックラーによるトリオのデビュー・アルバムです。

元々はセックス・ピストルズのライブにインスパイアされたててバンドを始めているものの、スタイルとしてはザ・フーやスモール・フェイセズ、モータウンなどなどの影響を強く影響を受けていて、格好や後の音楽性もモッズそのものです。

なんと言ってもこのバンドの魅力は一聴してわかるポール・ウェラーの歌声にあります。

そしてこのデビューアルバムでは、3ピースにもかかわらずパワフルで、シャープなパンク・ロックを展開しています。

“バットマンのテーマ”をカヴァーしているあたりの遊び心も最高。

パンクの枠にとらわれない多様な音楽性を見せた3rdアルバムの『All Mod Cons』もおすすめです。

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Pink Flag / ワイヤー - Wire〔1977〕


パンクとポストパンクをつなぐ古びない名盤

“ロックでなければなんでもいい”というパンク史に残る名言を残しているのがロンドンで1976年にコリン・ニューマンを中心に結成されたバンドで、本作がデビュー・アルバムです。

ポストパンクの祖と謳われていますが、本作はパンクとポストパンクの中間をいくような感じで轟音ギターによるミニマルかつ切れ味鋭いサウンドは今聴いてもまったく古びていません。

ソニック・ユースやR.E.M.などオルタナ系のバンドにも影響を与えた傑作です。

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1978年

Another Music in a Different Kitchen / バズコックス - Buzzcocks〔1978〕


イギリス・マンチェスターから飛び出したカリスマパンク・バンド

セックス・ピストルズに感銘を受けてピート・シェリーとハワード・ディヴォートによって結成されたイギリス・マンチェスターのパンク・バンドです。

伝説として、パンク・ロックがまだあまり知られていない頃に彼らの地元でピストルズを呼んでライブを企画したものの観客はわずか42人しか集まらなかったにもかかわらず、その観客の中に後のジョイ・ディヴィジョンのバーナード・サムナーとピーター・フックやザ・スミスのモリッシーがいたという逸話があります。

このアルバムはミニアルバムの後にリリースされた1stアルバムで、彼らのサウンドは、ポップ・パンクとも呼ぶべき疾走感がありながらもキャッチーなサウンドで、パワーポップ的な側面も持つ独自の路線を築いています。

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Generation X / ジェネレーションX - Generation X〔1978〕


ルックスの良さとグッドメロディを併せ持つバンドの傑作

後にソロとして活躍するヴォーカルのビリー・アイドルとベースのトニー・ジェイムスによって結成されたバンドで、メンバー全員のルックスが抜群でアイドル的人気を博したデビュー・アルバムです。

弾けるようなポップでメロディアスなサウンドで後のグリーン・デイなどにも通じるようなサウンドです。

そのグリーン・デイのビリー・ジョーもフェイヴァリット・アルバムにあげているほどで、納得の快作です。

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Q:Are We Not Men? A:We Are DEVO!(頽廃的美学論) / ディーヴォ - Devo〔1978〕


パンクにアヴァンギャルドな要素をミックスした異形なパンク・ロック

クラフトワークとともにテクノ・ポップを語る上で欠かせないバンドがアメリカ・オハイオ州で1973年に結成されたディーヴォです。

もともとはアートの道を目指していたマーク・マザーズボウとジェラルド・キャセールがアートの世界に幻滅し、音楽に可能性を見出したのが結成の理由でした。

このデビューアルバムはパンク・ロックでありながら実験的で、アヴァンギャルドなポップ要素をミックスさせたひねくれたサウンドを鳴らしています。

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1979年

Unknown Pleasures / ジョイ・ディヴィジョン - Joy Division〔1979〕


パンクを別次元に押し上げたポストパンクを代表するバンドの一つ

ニューオーダーの前身バンドであり、ヴォーカルのイアン・カーティスが1980年に自殺してしまったことによって今なお伝説として語られるバンドです。

イアンの書く内政的な歌詞や陰鬱なバリトンボーカルと殺伐としながらも美学がつまった演奏が特徴で、ポストパンクを代表する名盤です。

パンク・バンドはもちろん、レディオヘッドをはじめとするオルタナ系のロックバンドにも多大な影響を与えた作品です。

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(GI) / ジャームス - The Germs〔1979〕


ハードコア・パンクの元祖ともいうべきバンドの名盤

たった一枚のアルバムを残して、ヴォーカルのダビー・クラッシュの死によって消滅してしまったロサンゼルス・パンクの伝説のバンドです。

またニルヴァーナのツアーメンバーを務めフー・ファイターズのギターでもあるパット・スメアが所属したバンドとしても知られています。

後のハードコア・パンクに通じるタイトでスピーディな演奏がとにかくかっこいい衝撃的な作品です。

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まとめ

ウィック
ウィック
いかがでしたでしょうか。どれも外せない、名盤ばかり

ぜひ、他人に迷惑がかからない程度に大音量で堪能してください
ペディ
ペディ

 

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