洋画

【洋画】何度でも観たい! 1990年代の名作 おすすめ60選+α

1995年

セブン


衝撃のラストがトラウマ必至

デヴィッド・フィンチャー監督を一躍名監督に押し上げた傑作です。

キリスト教の「七つの大罪」になぞらえた連続猟奇殺人事件とその事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンスです。

殺人犯の魔の手は被害者だけでなく、刑事へと手が伸びていくのですが。

映画史上、こんなに後味の悪い映画はこれが最高かも。

監督 デヴィッド・フィンチャー
製作国 アメリカ
製作年 1995年
日本公開 1996年
出演者 ブラッド・ピット / モーガン・フリーマン / ケヴィン・スペイシー 他

 

 

ユージュアル・サスペクツ


どんでん返しに誰もが驚かされる傑作

密輸船爆破事件の真相をめぐり、ただ一人生き残った男の回想で語られるストーリーです。

『ユージュアル・サスペクツ』とは、容疑者としていつも名前が挙がる人物たちのことで、5人の男がある密輸船爆破事件の6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められ、その中に真犯人がいます。

この頃まだ無名に近かったケヴィン・スペイシーでしたが、この映画をきっかけに一躍脚光を浴びるようになりました。

また若き日のブライアン・シンガー監督にとっても名をあげた傑作です。

監督 ブライアン・シンガー
製作国 アメリカ
製作年 1995年
日本公開 1996年
出演者 スティーヴン・ボールドウィン / ベニチオ・デル・トロ / ケヴィン・スペイシー 他

 

 

ブレイブハート


壮絶なクライマックスは何度見ても魂が震えます

イングランドからのスコットランド独立のために戦った実在の人物ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史映画です。

監督と主演をメル・ギブソンが務めていて、ヒロイン役に絶大なアイドル的人気を博したソフィー・マルソーが演じています。

クライマックスで捕らえられてしまって、なお自由を叫ぶラストは何度見ても魂が震えます。

アカデミー書の5部門を受賞した傑作です。

監督 メル・ギブソン
製作国 アメリカ
製作年 1995年
日本公開 1995年
出演者 メル・ギブソン / ソフィー・マルソー 他

 

 

マイ・フレンド・フォーエバー


何度観ても母の愛に泣ける!

今はなき、ブラッド・レンフロの若かりし頃の作品です。

HIV患者で友達のいない少年デクスターとその隣家に引っ越してきたエリックとの友情物語で、二人は「エイズが治るという特効薬が見つかった」というゴシップ記事を鵜呑みにし、冒険に出ます。

しかしその冒険はデクスターにとっては過酷で、しかも二人に危険が待っています。

切なく、青春の輝きに溢れた傑作で、母の愛に何度見ても泣かされます。

監督 ピーター・ホルトン
製作国 アメリカ
製作年 1995年
日本公開 1995年
出演者 ブラッド・レンフロ / ジョゼフ・マゼロ 他

 

 

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離


まさかこの映画が18年にわたるストーリーになるとは!

たった1日のナンパのような出会いを描いた作品で、アメリカ人のジェシーとフランス人大学生セリーヌが旅行先の長距離列車で出会い、一夜限りのウィーン観光をするというストーリーです。

リチャード・リンクレーター監督のラブストーリーで、この監督の得意技は実際の月日の流れを映画の設定とリンクさせてしまうというもの。『6歳のボクが、大人になるまで。』では一本の映画でなんと少年が6歳から18歳までの12年間かけて成長を追うという撮影しています。

そして、この作品も映画と同じ年齢の設定で、9年後、さらに9年後と3部作を作り上げています。

ぜひ、人生を重ね合わせてみたい作品です。

監督 リチャード・リンクレイター
製作国 アメリカ
製作年 1995年
日本公開 1995年
出演者 イーサン・ホーク / ジュリー・デルピー 他

 

 

スモーク


渋好みの映画ファンにはたまらない傑作

アメリカの作家、ポール・オースター原作で脚本もつとめた心温まるヒューマン・ドラマです。

14年間、毎日同じ時間、同じ場所で写真を撮り続けるタバコ屋の店主が主人公で、最愛の妻を亡くしてから書けなくなった作家や、彼を裏切った元恋人、強盗が落とした大金を拾って命を狙われる黒人少年などの、それぞれの人生が絡み合っていきます。

感動のクライマックスを見終わった後は、幸福感に包まれます。

監督 ウェイン・ワン
製作国 アメリカ / 日本 /ドイツ
製作年 1995年
日本公開 1995年
出演者 ハーヴェイ・カイテル / ウィリアム・ハート 他

 

 

ニック・オブ・タイム


暗殺者はこうして仕立てられるのかとわかるサスペンス映画

ロサンゼルス駅郊外のユニオン駅に娘のリンとともについた主人公のジーンは突然、警官を装った男女に娘を人質にされ、カリフォルニア州知事の暗殺を強要されます。

90分以内に暗殺しないと娘の命はないと脅される中、なんとか抵抗しようと苦闘します。

映画の時間とほぼ同時に進行していくというスリリングな作品で、まるで事件と関係のないような世の中の暗殺者というのはこうやって犯人に仕立て上げられてしまっているのではないかと勘繰ってしまうような内容です。

監督 ジョン・バダム
製作国 アメリカ
製作年 1995年
日本公開 1996年
出演者 ジョニー・デップ / クリストファー・ウォーケン / チャールズ・S・ダットン / ローマ・マフィア / マーシャ・メイソン 他

 

 

1996年

トレインスポッティング


社会現象を巻き起こしたスタイリッシュな作品

ユアン・マクレガーを一躍スターダムにのし上げたダニー・ボイル監督2作目の作品。

アーヴィン・ウェルシュの同名小説を映画化したもので、ヒロイン中毒の若者たちの日常を斬新な映像で切り取っています。

映像はもちろんのこと、音楽も印象的でイギー・ポップやアンダーワールドの楽曲が鮮烈に効いています。

監督 ダニー・ボイル
製作国 イギリス
製作年 1996年
日本公開 1996年
出演者 ユアン・マクレガー / ロバート・カーライル 他

 

 

ファーゴ


狂言誘拐がひき起こす事件を描いたブラックコメディの傑作

借金を抱えた自動車ディーラーの男が自分の妻を狂言誘拐し、義理の父親からお姉を奪おうとしたことから起こる悲劇を描いたブラックコメディの傑作です。

事件を追うのは妊娠中の女性署長で、計画の歯車がどんどん狂っていき、どんどん思わぬ方向に話が転がっていきます。

監督は数々の名作を世に送り出したコーエン兄弟で、この作品もアカデミーの主演女優賞と脚本賞、カンヌ国際映画祭監督賞など多数受賞しています。

監督 ジョエル・コーエン
製作国 アメリカ
製作年 1996年
日本公開 1996年
出演者 フランシス・マクドーマンド / ウィリアム・H・メイシー / スティーヴ・ブシェミ 他

 

 

ザ・ロック


ショーン・コネリーのアクションは007だけじゃない

映画のタイトルのザ・ロックとはアルカトラズ島のことで、ここを占拠したのがアメリカ海兵隊の英雄が率いるテロリストで、それを制圧するための特殊部隊との工房を描いた作品です。

大作映画のヒット請負人ともいえるマイケル・ベイ監督の中でも特にスリリングで、化学兵器を奪い合いは手に汗握ります。

監督 マイケル・ベイ
製作国 アメリカ
製作年 1996年
日本公開 1996年
出演者 ショーン・コネリー / ニコラス・ケイジ / エド・ハリス 他

 

 

1997年

タイタニック


映画史に燦然と輝く大作映画

映画史に燦然と輝く恋愛映画としてもパニック映画としても超一級の大傑作

アカデミー賞14部門ノミネートで、11作品受賞し、2009年に同監督による『アバター』に塗り替えられるまで、興行収入の1位を記録していた、大作映画です。

トレジャー・ハンターが1912年に沈んでから84年後の1996年にタイタニック号を探索するところから物語は始まります。

発見された金庫から出てきた絵画は自分であると名乗り出た100歳を超える奇跡的に生還した老女ローズの回想で描かれていきます。

ローズは上流階級の令嬢で婚約者と乗船していましたが、婚約には乗り気でなく、3等客室に乗船していた画家を目指す貧しい青年ジャックとの身分と境遇を超えて惹かれあっていきます。

圧倒的な映像と伏線を張り巡らせた見事な脚本で、豪華客船タイタニック号の沈没の悲劇を描いた恋愛映画としてもパニック映画としても超一級の大傑作です。

監督 ジェームズ・キャメロン
製作国 アメリカ
製作年 1997年
日本公開 1997年
出演者 レオナルド・ディカプリオ/ ケイト・ウィンスレット / ビリー・ゼイン / キャシー・ベイツ / フランシス・フィッシャー 他

 

 

ライフ・イズ・ビューティフル


コメディは悲しみを倍増させる

第2次世界大戦下のユダヤ系イタリア人の親子の物語で、ロベルト・ベニーニが監督、主演をつとめた作品です。

強制収容所に親子ともども送られてしまい、その意味がわかっていない子供に主人公グイドはこれはゲームだと嘘をつき続けていきます。

悲惨な物語の中にユーモアが交えられていて、それが悲しみをより倍増させるという反則ともいえるような涙なしには観られない傑作です。

監督 ロベルト・ベニーニ
製作国 イタリア
製作年 1997年
日本公開 1999年
出演者 ロベルト・ベニーニ / ニコレッタ・ブラスキ 他

 

 

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち


人生の示唆に富んだヒューマンドラマの傑作

天才的な頭脳を持ちながら心にトラウマを抱える清掃員の少年ウィルと心理学者ショーンの心の交流を描いた作品です。

マサチューセッツ工科大学の数学科の学生たちが難問に悪戦苦闘する中、大学でアルバイト清掃員として働く孤児のウィルはその問題を解いてしまいます。

ウィルの才能に目をつけた大学教授ですが、彼は素行が悪く鑑別所入りを繰り返していて、そんなウィルを心理学者ショーンに託すというストーリーです。

アカデミー賞やゴールデングローブ賞で脚本賞も受賞した傑作です。

監督 ガス・ヴァン・サント
製作国 アメリカ
製作年 1997年
日本公開 1998年
出演者 ロビン・ウィリアムズ / マット・デイモン / ベン・アフレック 他

 

 

スターシップ・トゥルーパーズ


SFの姿を借りてやりたい放題やった風刺的戦争映画の傑作

時は未来で、地球に攻撃を仕掛けてきたのは巨大昆虫型エイリアン、バグスに地球連邦軍が立ち向かうというストーリーです。

民主主義崩壊後の新政府によってユートピア社会が築かれていて、人種・男女の差別はなく平等に活躍しているものの、軍歴があるかないかで市民権が得られるという、軍国主義への皮肉や社会への風刺にあふれています。

真面目に見てはいけないバカバカしいほどのSF戦争映画の傑作中の傑作です。

監督 ポール・バーホーベン
製作国 アメリカ
製作年 1997年
日本公開 1998年
出演者 キャスパー・ヴァン・ディーン / マイケル・アイアンサイド 他

 

 

ガタカ


脚本もキャストもすべてが最高なSF作品

舞台は近未来で、人工授精と遺伝子操作によって生まれた優れたものを“適正者”、自然妊娠で生まれたものを“不適正者”とされている社会が形成されています。

宇宙飛行士になるためには“適正者”しかなれないのですが、“不適正者”の主人公ビンセントは宇宙飛行士になるのが夢で、生体偽装を試みて夢を叶えようとしますが、さていかにというストーリーです。

イーサン・ホークとユマ・サーマン、そしてジュード・ロウという美男美女を揃えて、“適正者”といういわゆる完璧な存在を演じるSFの世界観に見事にキャストもハマった傑作。

監督 アンドリュー・ニコル
製作国 アメリカ
製作年 1997年
日本公開 1998年
出演者 イーサン・ホーク / ユマ・サーマン/ ジュード・ロウ 他

 

 

コンタクト


あまりにリアリティあふれるSF映画の金字塔

無線を使えば遠くに住む人と連絡を取れることを知った8歳の少女がもっと大きな無線を使えば宇宙と交信できるのではと思い、天文学研究者の道を叶えます。

ある日、天文台のアンテナが電波信号を受信し、それがヴェガからのものであることを突き止めます。

そして、そのメッセージを解読し、国をあげて探査に乗り出します。

カール・セーガンによるSF小説を映画化したもので、あまりに地味なファーストコンタクトといい、科学と宗教の対立関係や政治的な足の引っ張り合いなど、すべてがリアリティあふれたものとなっています。

映画で宇宙人がいるかどうかで随所に語られる、「我々だけでは“スペース(宇宙)”がもったいない』という言葉はまさに信憑性のあるものを感じさせます。

監督 ロバート・ゼメキス
製作国 アメリカ
製作年 1997年
日本公開 1997年
出演者 ジョディ・フォスター / マシュー・マコノヒー / ジョン・ハート / ジェームズ・ウッズ / デヴィッド・モース 他

 

 

オープン・ユア・アイズ


夢か現実の境界がわからなくなるサスペンス・スリラーの傑作

殺人容疑で刑務所内の精神病棟で精神分析医と語る主人公・セサル。

ハンサムな独身貴族の彼は誕生日パーティで出会ったソフィアに一目惚れし、関係を持ちます。

しかし、嫉妬深い元彼女ヌリアによってドライブで無理心中を図られ、一命をとりとめたものの顔にひどい傷を負ってしまいます。

自暴自棄になった彼でしたが、ある日目覚めると顔は手術で治り、元通りになったと思われましたが、それも混乱が続き、だんだん何が本当かわからなくなっていきます。

ハリウッドでリメイクされた『バニラ・スカイ』の元となったスペイン映画で、私的には生々しさとシリアスさでこちらの方が好みです。

ペネロペ・クルスが全世界に見つかってしまった出世作でもありますが、新しくなったパッケージデザインがあまりに映画のイメージとかけ離れていて、元のデザインの方がよかったかも。

監督 アレハンドロ・アメナバル
製作国 スペイン
製作年 1997年
日本公開 1999年
出演者 エドゥアルド・ノリエガ / ペネロペ・クルス / フェレ・マルティネス / ナイワ・ニムリ / チェテ・レーラ 他

 

 

L.A.コンフィデンシャル


1950年代のロス市警とマフィアとの混乱を描いた傑作サスペンス

1950年代のロサンゼルス、街のコーヒーショップで大量虐殺の殺人事件がおきます。その被害者の中の一人は刑事でした。

犯人と見られる三人組にたどりつくもののそれもまた怪しく、事件の影に映画スターそっくりの娼婦を集めた売春組織の存在があります。

複雑に絡み合った事件に新入りのエド、ベテラン刑事ジャック、そして殺された刑事の相棒だったバドが解明のために捜査していくと警察内部の腐敗が絡んできます。

ジェイムズ・エルロイの『L.A.四部作』の第3部を原作をとし、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアースの出世作となった傑作です。

監督 カーティス・ハンソン
製作国 アメリカ
製作年 1997年
日本公開 1998年
出演者 ケヴィン・スペイシー / ラッセル・クロウ / ガイ・ピアース / ジェームズ・クロムウェル / キム・ベイシンガー 他

 

 

フェイス/オフ


香港の巨匠・ジョン・ウー監督のハリウッド進出の出世作

代表作『男たちの挽歌』シリーズで知られる香港出身のジョン・ウー監督のハリウッド進出第2作目。

FBI捜査官のショーン・アーチャーは6年前テロリストのキャスター・トロイに狙撃され怪我を負い、息子の命を奪われていました。

執念深く追い続け、やがて逮捕することができたものの、彼が細菌爆弾を仕掛けていたことが判明します。

その爆弾の在処をキャスターの仲間から聞き出すために、ショーンは最新医療技術をつかってキャスターの顔を移植する手術を行います。

ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタがそれぞれ一人二役を演じていて、それぞれが善人と狂人を見事に演じ分けています。

ジョン・ウー監督がやりたいように撮れたと誇るように、二丁拳銃や戦闘中に飛ぶ白い鳩など彼の代名詞のようなシーンが目白押しです。

映画の肝である最新医療技術にはつっこみを入れたくはなってしまいますが、SFの入れ替わりのようなものだと割り切れればものすごく楽しめる作品です。

監督 ジョン・ウー
製作国 アメリカ
製作年 1997年
日本公開 1998年
出演者 ニコラス・ケイジ / ジョン・トラヴォルタ / ジョアン・アレン / ジーナ・ガーション / ニック・カサヴェテス 他

 

 

キューブ


なぜ、どうして放り込まれたかわからない迷宮脱出劇

立方体で構成された迷宮になぜ、どうして放り込まれたかわからない男女6人の脱出劇を描いたサスペンスホラーです。

キューブの中にはトラップが多数しかけられており、選ばれた人間にはそれぞれ裁かれるべき理由があるのですが、人間の愚かさや欲深さを痛感させられます。

続編も作られ、この作品では明らかにされなかった真相にも迫っています。

2021年10月に日本でも菅田将暉さん主演でリメイクされました。

監督 ヴィンチェンゾ・ナタリ
製作国 カナダ
製作年 1997年
日本公開 1998年
出演者 モーリス・ディーン・ウィント / デヴィッド・ヒューレット / ジニコール・デボアー 他

 

 

陰謀のセオリー


現在の状況と答え合わせしてみると面白い陰謀論映画

最近まことしやかに語られている陰謀論の数々が、9.11以前の1997年に制作されているというところが面白い陰謀論を題材にした映画です。

タクシー運転手のジェリーは、夜な夜な乗客たちに陰謀論を語り聞かせていましたが、以前の記憶がありません。

ただ一つの記憶は司法省の検事であるアリス・サットンをストーキングし、その安全確認をすることをしなければいけないということだけでした。

ある日、ジェリーは何者かによって拉致されてしまいますが、果たしてジェリーは何者で、彼を拉致しようとする組織の目的とは何なのか。

今でも鮮度の高い都市伝説的な陰謀論が語られていて、古びるどころか今こそ観ると信憑性を感じさせられます。

果たしてこの映画を制作されたこと自体が陰謀論なのかと穿ってみたくなります。

監督 リチャード・ドナー
製作国 アメリカ
製作年 1997年
日本公開 1997年
出演者 メル・ギブソン / ジュリア・ロバーツ / パトリック・スチュワート 他

 

 

フル・モンティ


男性ストリップ・ショーで一攫千金を狙ったハートフルコメディの傑作

鉄鋼で栄えたイギリス・シェフィールドも不況によって失業者があぶれている中、主人公のガズは一人息子を抱えながら職安に通う毎日を送っています。

そんなある日、別れた妻に養育権を奪われそうになっていたガズは、巡業でやってきた男性ストリップ集団「チッペンデール」が加熱していることを目にし、これで一攫千金を目指すべく仲間を集めます。

男性ストリッパーという題材が一見敬遠しがちですが、ある種のスポ根映画に通じる努力と友情、感動がコミカルさと入り混じって絶妙な面白さとなっています。

監督 ピーター・カッタネオ
製作国 イギリス / アメリカ
製作年 1997年
日本公開 1997年
出演者 ロバート・カーライル / マーク・アディ / トム・ウィルキンソン 他

 

 

1998年

メリーに首ったけ


下ネタ満載のラブコメ映画

監督のファレリー兄弟はブラックで、おばかな映画をとらせたら天下一品で、『ジム・キャリーはMr.ダマー』や『愛しのローズマリー』など数々の代表作があります。

主演はキャメロン・ディアスで彼女の出世作ともいえます。

メリーのことが好きだったテッドが高校時代の恋を忘れられず、13年後探偵を雇ってメリーを調査してもらうと、その探偵もメリーのことが好きになり、他の男たちとともにメリー争奪戦が繰り広げられるという、いい意味でバカバカしいストーリーです。

下ネタやブラック・ジョークがきついので、そういうのが苦手な方はぜひお控えください。

監督 ボビー・ファレリー / ピーター・ファレリー
製作国 アメリカ
製作年 1998年
日本公開 1999年
出演者 キャメロン・ディアス / マット・ディロン / ベン・スティラー 他

 

 

バッファロー’66


ミニシアター系を代表する傑作

ヴィンセント・ギャロが監督、主演をつとめたミニシアター系を代表する作品です。

5年の契機を終えた主人公のビリーは、ニューヨーク州バッファローの実家に戻ろうとするも、家族には刑務所にいたことは内緒だったため、「政府の仕事で遠くまで行っていた」と言い、彼女もいないのにフィアンセを連れて帰ると嘘をついてしまいます。

困ったビリーは、少女レイラを脅迫して拉致して連れて行きますが、二人はだんだん惹かれあっていきます。そしてビリーには目的があって帰るのですが、そのために危険を冒すことになっていきます。

劇中で使われたキング・クリムゾンやイエスの名曲が効果的で、見事映画を引き立てています。

監督 ヴィンセント・ギャロ
製作国 アメリカ
製作年 1998年
日本公開 1999年
出演者 ロビン・ウィリアムズ / マット・デイモン / ベン・アフレック 他

 

 

 

ワイルドシングス


女子高生レイプ事件をきっかけに二転三転するどんでん返し作品

進路指導も務める人気で評判のいい高校教師サム・ロンバートは女子高生ケリーにレイプされたと訴えられます。

ケリーは地元の富豪の娘で、裁判は町を賑わすセンセーショナルな事件へと発展します。

果たして、教師と生徒のどちらが嘘をついているのか。

物語はこのくだりはまだまだ序盤で、ここからストーリーが二転三転と驚きのどんでん返しの展開を見せます。

ケヴィン・ベーコンが製作総指揮もつめた作品で、後にシリーズ化されています。

監督 ジョン・マクノートン
製作国 カナダ / ドイツ
製作年 1998年
日本公開 1999年
出演者 ケヴィン・ベーコン / マット・ディロン / ネーヴ・キャンベル / デニス・リチャーズ 他

 

 

ラン・ローラ・ラン


恋人を救うために、ベルリンの町を駆け抜ける新感覚ムービー

ちんぴらの恋人のマニの窮状を救うために、20分で10万マルクを用意し、彼のもとにそのお金を届けなければいけないローラ。

ローラは銀行で働く父親を頼って、走り出します。

道中さまざまなことが起こり、ローラによるさまざまなシミュレーションのもと、3パターンをループするという当時としては斬新で新感覚のストーリーです。

また劇中、テクノポップで彩られていますが、そのBGMの1曲「Running One」はあのフジテレビの「run for money 逃走中」内で使われています。

監督 トム・ティクヴァ
製作国 ドイツ
製作年 1998年
日本公開 1999年
出演者 フランカ・ポテンテ / モーリッツ・ブライプトロイ / ヘルベルト・クナウプ / ニーナ・ペトリ 他

 

 

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ


スタイリッシュでユーモア溢れるクライムアクション映画

ガイ・リッチー監督による緻密な脚本で描かれるロンドンを舞台にした群像劇です。

ロンドンの下町でせこい悪事で小金を稼ぐ4人組が、一攫千金を狙って賭けに挑むものの賭け場の元締めのイカサマによって50万ポンドの借金を背負います。

その返済のために途方に暮れていると、ギャングが大麻の売人を襲撃する計画を立てていることを知り、それを横取りしようと目論みます。

さまざまな思惑を持ったグループが複雑に絡み合い、それが見事コミカルに、結びついていきます。

イギリスの一癖も二癖もある個性派俳優が顔を揃えていて、音楽とともにスタイリッシュな作品に仕上がっています。

監督 ガイ・リッチー
製作国 イギリス / アメリカ
製作年 1998年
日本公開 1999年
出演者 ニック・モラン / ジェイソン・ステイサム / ジェイソン・フレミング / デクスター・フレッチャー 他

 

 

アルマゲドン


20世紀末に一世風靡した感動のSFアクション

20世紀末、地球の軌道上に小惑星が向かっていて、約18日後には地球を直撃し、そのままでは地球滅亡してしまうという状況に陥っていました。

それを回避するためには、小惑星の内部に穴を掘って核爆弾を炸裂させ、真っ二つに割り軌道をさらすしか方法がないと結論にいたり、その白羽の矢がたったのが、石油採掘のスペシャリストのハリー率いる穴掘りのプロたちでした。

宇宙への訓練を受け、果たしてミッションを果たすことができるのか。

娘と娘の彼氏の関係をめぐって破天荒な父ハリーが大暴れする前半を伏線とした後半の展開は涙なしで観られません。

エアロスミスが主題歌「ミス・ア・シング」を歌い、ヴォーカルのスティーブン・タイラーの娘、リブ・タイラーがヒロインをつとめたことでも話題をさらった感動のSFアクション大作です。

監督 マイケル・ベイ
製作国 アメリカ
製作年 1998年
日本公開 1998年
出演者 ブルース・ウィリス / ベン・アフレック / リヴ・タイラー / ビリー・ボブ・ソーントン 他

 

 

 

1999年

マトリックス


SF映画の歴史を塗り変えた傑作

主人公のトーマスは大手ソフトウェア会社につとめるプログラマーにして、コンピュータ犯罪を起こす天才ハッカー、ネオというもう一つの顔を持ちます。

トーマスは起きているのに夢を見ているような感覚にいつも悩まされていましたが、ある日パソコンの画面に、謎のメッセージを受け取り、コンピュータによる仮想現実に生きていることを知らされます。トーマスは仮想現実と現実とどちらで生きることを選ぶのか?

アクションをスローモーションで進行させる「バレットタイム」と呼ばれる視覚効果技術は、この映画から広められました。

トーマスの働いていた会社の名前がメタ・コーテックス。現実がまさしくこの映画に近づいてきていると言えるSF映画の傑作です。

監督 ウォシャウスキー兄弟
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 1999年
出演者 キアヌ・リーブス / ローレンス・フィッシュバーン / キャリー=アン・モス 他

 

 

アメリカン・ビューティー


中年男性が娘の同級生に恋したことから人生が崩壊していくヒューマンドラマ

広告代理店に務める42歳のバーナム一家は一見幸せそうな家族に見えて、不安を抱えていました。

そんななか夫のレスターが高校生の娘のチアリーディングを見に行ったところ彼女の親友アンジェラに一目惚れしてしまいます。

そこから、一気に抱えていた欲求や不満を吐き出すようになり、人生の均衡が徐々に崩れ始めていきます。

ケヴィン・スペイシーが中年の薄気味悪さを見事に演じていて、コミカルさと不穏さでドラマを盛り上げています。

アカデミー賞で作品賞を受賞した傑作です。

監督 サム・メンデス
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 2000年
出演者 ケヴィン・スペイシー / アネット・ベニング / ソーラ・バーチ / ウェス・ベントリー / ミーナ・スヴァーリ 他

 

 

ファイト・クラブ


暴力は肯定できませんが、ヤバめな感じがクセになる作品

チャック・パラニュークの同名小説をデヴィッド・フィンチャーが監督した作品。

物質に満たされない男は不眠症で悩み、出張先で出会ったタイラーと殴り合うことが心の癒しとなっていきます。

やがてタイラーはバーの地下室でファイト・クラブを開催、参加者も巻き込んでいきます。そしてタイラーにはある計画があるのですが、ネタバレ厳禁の映画なのでこのぐらいにします。

ブラピのかっこよさとエドワード・ノートンの役者力の高さを感じる傑作です。

監督 デヴィッド・フィンチャー
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 1999年
出演者 エドワード・ノートン / ブラッド・ピット / ヘレナ・ボナム=カーター 他

 

 

シックス・センス


この映画の秘密は決して話してはいけない作品

『この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい』というブルース・ウィリスからの前置きが話題となった作品です。

死者が見えるという第六感を持つ少年とその治療をしようとする小児精神科医との未知の世界の体験を通して2人の交流を描いています。

ホラー的要素と謎解き要素、さらにはヒューマンドラマとしても素晴らしく、細部まで作り込まれた傑作です。

M・ナイト・シャマラン監督と天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントの名声を世に知らしめた作品で、まだ観てない人はぜひ、衝撃の結末を体験していただきたいと思います。

監督 ブルース・ウィリス
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 1999年
出演者 ブルース・ウィリス / ハーレイ・ジョエル・オスメント / オリヴィア・ウィリアムズ / トニ・コレット / ドニー・ウォルバーグ 他

 

 

グリーンマイル


ファンタジーとリアリティが絶妙な秀作

刑務所の看守主任だったポールの回想で語られる1935年代のアメリカの刑務所を舞台としたスティーヴン・キング原作小説の物語です。

双子の少女を強姦殺人した罪で刑務所に収監された死刑囚ジョン・コーフィは、大男でその風貌や罪状に似合わず、繊細で純粋な心を持ち、そしてある不思議な能力を持っていました。

看守のポールはその能力に助けられることとなりますが、同時に彼の罪状にも疑問を持つようになります。

ファンタジーな部分と死刑という現実的な部分のドラマが見事に描かれていて、心を揺さぶられる傑作です。

監督 フランク・ダラボン
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 2000年
出演者 トム・ハンクス / マイケル・クラーク・ダンカン / デヴィッド・モース / サム・ロックウェル 他

 

 

アイズ ワイド シャット


鬼才キューブリックの遺作にして官能的なサスペンス作品

キューブリックが70年代から温めていた作品で、当時トム・クルーズとニコール・キッドマンの夫妻の共演ということでも話題になった作品です。

開業医のビルとアリスは倦怠期を迎えていた夫婦で、友人に招待されたパーティーでそれぞれに別々に楽しみます。その後、妻の告白によってお互いの浮気心から妄想に囚われていきます。

その妄想からビルは自制することができず、とある秘密のパーティーに出かけていき、騒動に巻き込まれていくというエロチシズムたっぷりの幻想的なストーリーです。

キューブリックの遺作でもあり、二人の離婚の原因にもなったのではと言われる曰く満載の傑作です。

監督 スタンリー・キューブリック
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 1999年
出演者 トム・クルーズ / ニコール・キッドマン 他

 

 

13F


マトリックスと同年に公開された仮想現実の世界を描いた隠れた傑作

仮想現実を題材として衝撃を与えた『マトリックス』と同じテーマを奇しくも同じ1999年に公開された作品です。

1999年が舞台で、バーチャルリアリティを研究しているダグラス・ホールは、コンピュータないに1937年のロサンゼルスを再現しようとしていました。

彼の上司であるフラーは、その仮想現実の世界に入り、ある秘密を掴むも何者かに殺されてしまいます。

ダグラスの手元には、血塗れのシャツがあったものの、自身に記憶はありません。

そこへ、フラーの娘を名乗る謎のジェインという女性が現れ、ダグラスは会ったことのないはずなのに会ったことがあるかのようなデジャヴを覚えます。

仮想現実が当たり前になってきた現代において、まさに今観ると時代がこの作品に追いついたかのような内容。

『マトリックス』に比べると地味でわかりづらい内容ですが、ローランド・エメリッヒが制作に携わった隠れた名作とも言える作品です。

監督 ジョセフ・ラスナック
製作国 アメリカ / ドイツ
製作年 1999年
日本公開 2000年
出演者 クレイグ・ビアーコ / アーミン・ミューラー=スタール / グレッチェン・モル / ヴィンセント・ドノフリオ / デニス・ヘイスバート 他

 

 

ノッティングヒルの恋人


ラブコメの私的最高傑作

現代版「ローマの休日」ともいわれる、言わずと知れたラブコメの傑作です。

バツイチで旅行書専門の書店店主の主人公と、ハリウッドスターの女優とのちょっとしたトラブルがきっかけではじまる、普通ではまじわることのない二人が恋に落ちてしまいます。

こういう役にはかかせないヒュー・グラントと当時絶頂のジュリア・ロバーツとまさにハマり役のキャスティングに、リス・エヴァンス演じる主人公の同居人スパイクの奇人ぶりが映画にかなりのスパイスとなっていて、笑わせてくれます。

エルヴィス・コステロがシャルル・アズナブールの名曲をカヴァーした主題歌“She”をはじめとして、ポップソングから、ソウル、ロックのラブバラードが映画を盛り上げています。

監督 ロジャー・ミッシェル
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 1999年
出演者 ジュリア・ロバーツ / ヒュー・グラント 他

 

 

マルコヴィッチの穴


奇想天外なストーリーが面白すぎる傑作

ミュージックビデオなどで名を馳せたスパイク・ジョーンズの初監督作品で、ジョン・マルコヴィッチの脳の中に入るという奇想天外な脚本をチャーリー・カウフマンが手がけた作品です。

人形師のクレイグは、定職に就こうと手先の器用さを生かしてファイル整理の仕事をする事務員として就職します。

その会社はビルの7と1/2階にあるという変わった会社で、ある日、彼は壁に隠し扉を発見します。

その扉の中は穴になっていて、そこに入っていくと、なんとそこは俳優ジョン・マルコヴィッチの脳と、15分だけ繋がるという不思議な穴で、その穴が彼と妻ロッテの人生を大きく狂わせることとなります。

ストーリーの斬新さもさることながら、ジョン・マルコヴィッチという名バイプレーヤーの人選も絶妙です。

人間の欲望を垣間見せる傑作です。

監督 スパイク・ジョーンズ
脚本 チャーリー・カウフマン
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 2000年
出演者 ジョン・キューザック / キャメロン・ディアス / キャサリン・キーナー / ジョン・マルコヴィッチ 他

 

 

ギャラクシー・クエスト


スタートレック愛あふれるSFコメディの大傑作

伝説的人気を誇ったSF・テレビシリーズの『ギャラクシー・クエスト』は20年たっても人気は衰えずファンミーティングが開かれていました。

そのイベント会場でリーダーのジェイソンはグレーのボディスーツを着た4人組に仕事の依頼を受けますが、出演依頼と勘違いし、リムジンに乗り込むと実は彼らは本物の宇宙人でした。

テレビシリーズをドキュメンタリーと勘違いしていた宇宙人たちは、宇宙船などもそっくりに作るなど彼らのことをリスペクトしていて、星の危機に一緒に立ち向かいます。

はじめは随所に笑えるコメディテイストですが、そんな中でも熱を帯びていってラストでは感動的な気分に浸れるという作品です。

ストーリー展開は『サボテン・ブラザーズ』、映画の題材としては『スタートレック』と往年の名作へのオマージュに溢れた傑作です。

監督 ディーン・パリソット
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 2000年
出演者 ティム・アレン / シガニー・ウィーバー / アラン・リックマン / トニー・シャルーブ / サム・ロックウェル 他

 

 

ヴァージン・スーサイズ


美人五人姉妹の自殺までの様子を刹那的に綴った傑作

名監督フランシス・フォード・コッポラの娘、ソフィア・コッポラの初監督作品で、彼女の才能を知らしめた2000年代を代表する傑作です。

原作はジェフリー・ユージェニデスの『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』です。

1970年代のミシガン州が舞台で、教師の父と厳格な母の家庭の5人の美人姉妹がなぜ自殺してしまったのかを近隣の少年だった男性の回想で辿る物語です。

儚く詩的な映像と、フランスのバンド・AIRの曲をはじめとする選りすぐりの楽曲に彩られた作品です。

監督 ソフィア・コッポラ
製作国 アメリカ
製作年 1999年
日本公開 2000年
出演者 キルスティン・ダンスト / ジョシュ・ハートネット / ジェームズ・ウッズ / キャスリーン・ターナー 他

 

 

まとめ

ペディ
ペディ
いかがでしたでしょうか

もし観てない作品があったら、ぜひ観てください
ウィック
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