こんな方に
- ハードロック/ヘヴィメタルの定番だけど、はずせない名盤を知りたい
- ハードロック/ヘヴィメタルに興味はあるけど、何から聴いていいかわからない方へ
そんな方にハードロック/ヘヴィメタルの名盤をご紹介します。
(以下ウィックはW、ぺディはP)
※本ページはプロモーションが含まれています
1960年代
Are You Experienced? / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス - The Jimi Hendrix Experience〔1967〕
P「ギターをファズで歪ませて音を出したことからロックに革命をもたらしたとされるジミ・ヘンドリックスのデビュー・アルバム」
W「フィードバック奏法や“Are You Experienced?”でテープの逆回転を取り入れたりとビートルズと並んで最先端の音作りに挑戦している時代を変えた傑作」
Wheel Of Fire / クリーム - Cream〔1968〕
P「ジャック・ブルース、元ブルース・ブレイカーズのエリック・クラプトン、元ブルース・ブレイカーズ、マンフレッド・マンのジャック・ブルースの三人によって結成されたスーパー・バンドの3枚目のアルバム」
W「アルバム3枚とたった2年半の活動期間ですが、その影響力は計り知れないバンドで、お互いよりもっと大きい音でと自己主張したためにハードロックが生まれたとも言われています。このアルバムはオリジナルアルバムとライブの2枚組という作品で、ブルースとサイケデリックを融合したサウンド、かつ即興的な演奏が持ち味です」
Kick Out The Jams / MC5〔1969〕
P「アメリカ・ミシガン州デトロイト出身のバンドで、ライブアルバムにしてデビュー・アルバム」
W「いわゆるロックンロールですが、その荒々しさとパワフルさに圧倒されます。政治的なアジテーションもあり、その時代の空気感のようなものを包んでいて、すべてのパンクバンドやガレージロックバンドに多大な影響を与えた名盤です」
On Time / グランド・ファンク・レイルロード - Grand Funk Railroad〔1969〕
60年代アメリカン・ハードロックを代表するデビュー・アルバム!
P「マーク・ファーナー、メル・サッチャー、ドン・ブリューワーの3人で結成されたアメリカ・ミシガン州出身のデビュー・アルバム」
W「このバンドのエネルギッシュな演奏はぜひライブ盤で堪能してほしいですが、もちろんアルバムでもその熱を感じられます。特に聞き応えのあるのが、オープニング曲の“Are You Ready”、8分を超す“T.N.U.C.”、そしてバラードの“Heartbreaker”。3人のセッションに近いぶつかり合いが最高です」
1970年代
Fire And Water / フリー - Free〔1970〕
P「後にバッド・カンパニーやソロで活躍するヴォーカルのポール・ロジャースやギターのポール・コゾフなどによってイギリスで結成されたバンドの平均年齢20歳とは思えない渋い3枚目のアルバム」
W「代表曲でもある“All Right Now”やミスター・ビッグがこの曲からバンド名を決めたというそのままの曲“Mr.Big”が収録されていて、全体的にいぶし銀という言葉がぴったりな渋すぎるブルース・ロックがたまりません。ポール・ロジャーズのソウルフルな歌声はこの頃から健在です」
Led Zeppelin IV / レッド・ツェッペリン - Led Zeppelin〔1971〕
P「レッド・ツェッペリンはオリジナルアルバムを8枚リリースしていますが、代表作といえば名曲“天国への階段”を含む4thアルバムでしょう」
W「他にも代表曲"Black Dog"、"Rock and Roll"をはじめアコースティックな名曲"Going to California"など、聴きどころの多い名盤です」
Master Of Reality / ブラック・サバス - Black Sabbath〔1971〕
メタルの開祖ともいわれるバンドの傑作!
P「ヴォーカルのオジー・オズボーン、ギターのトニー・アイオミを中心とするバンドの3枚目のアルバム」
W「1970年にデビューし、この3枚目まででわずか1年半という急ピッチで制作されています。前作で“Paranoid”や“Iron Man”という大ヒット曲を送りだしているものの本当の意味でバンドのスタイルを確立した歴史的名盤。チューニングをさげたダークなサウンドとグルーヴがすべてのヘヴィ・ロックの礎となっています」
Who's Next / ザ・フー - The Who〔1971〕
P「ビートルズ、ストーンズと並びイギリスの3大ロックバンドと称される割には日本ではなぜかそこまで知名度がないのが不思議ですが、こちらは5枚目のアルバム」
W「ロックオペラの傑作『トミー』と『四重人格』の間に挟まれたアルバムで、はじめてイギリスで1位を獲得した作品です。ミスター・ビッグもカバーした“Baba O'Riley”や“Bargain”をはじめ、ラストの“Won't Get Fooled Again”までハードでドラマティックな楽曲が満載」
Look At Yourself / ユーライア・ヒープ - Uriah Heap〔1971〕
P「イギリスのハードロック早創期から活躍するバンドの3枚目のアルバム」
W「邦題が『対自核』と一度聞いたら忘れられないタイトルとともに、一曲目の表題曲からインパクト溢れる迫力に圧倒されます。ギターやドラムのパワフルさもさることながら、バラードでもハードな曲でもハモンドオルガンがかなりいいアクセントになっています」
Fragile / イエス - Yes〔1971〕
初期プログレバンドの中で最もテクニカルなプレイで魅了する名盤!
P「キング・クリムゾンやピンク・フロイドと並んでプログレの代表的なバンドの4枚目のアルバム」
W「メンバー構成はアルバムによってかなり変わりますが、この頃はヴォーカルをジョン・アンダーソン、ギターを超絶技巧でメロディセンスも抜群のスティーヴ・ハウ、キーボードにリック・ウェイクマンなどがつとめています。オープニングから8分を越す名曲もあれば牧歌的な曲やポップな曲まであり、バンドの様々な世界観を堪能できます。そして何と言ってもハイライトのラスト曲は圧巻の一言」
The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars / デヴィッド・ボウイ - David Bowie〔1972〕
P「イギリスが誇るロックスターという言葉がもっとも似合うマルチ・アーティストの5作目」
W「邦題は『ジギー・スターダスト』で火星からやってきた救世主と物語のコンセプトアルバム。その近未来の世界観とあいまった楽曲群はまさに歴史的傑作」
Argus / ウィッシュボーン・アッシュ - Wishbone Ash〔1972〕
P「アイアン・メイデンをはじめとするツイン・リード・ギターバンドに影響を与えたイギリスのバンドの3枚目のアルバム」
W「アンディ・パウエルとテッド・ターナーによるツイン・リードとヴォーカルをフロント3人でつとめるというスタイルで、牧歌的だったり幻想的だったりする静謐なサウンドからハードながらメロディアスなサウンドへの展開など長尺のある楽曲を楽しめます。ジャケットアートはプログレでおなじみのヒプノシスが手がけた作品です」
Smokin' / ハンブル・パイ - Humble Pie〔1972〕
P「後にソロで大成功を収めるギターのピーター・フランプトンによって結成されたバンドですが、そのピーターが脱退しながらもスティーブ・マリオットを中心にバンド最大のヒット作となった5枚目のアルバム」
W「ブルージーでノリのいいハードロックで、スティーブのソウルフルな歌声が最高にかっこいい。中でもスローバラード“You're So Good For Me”のコーラスワークを含めて絶品です。“30 Days in the Hole”はミスター・ビッグにもカヴァーされた名曲で、他にも2曲のカヴァー曲を含む聴きごたえのある名盤です」
The Dark Side Of The Moon / ピンク・フロイド - Pink Floyd〔1973〕
P「プログレッシブ・ロックの先駆者でもあるイギリスのロックバンドの9枚目のアルバム」
W「邦題は『狂気』で、コンセプト・アルバムの代表作としても名高く、ビルボードに15年間にわたってランクインし続け、世界でもっとも売れたアルバムの一つとされています。その狂気っぷりにぜひ触れてください」
Lynyrd Skynyrd (Pronounced 'Lĕh-'nérd 'Skin-'nérd) / レーナード・スキナード - Lynyrd Skynyrd〔1973〕
P「オールマン・ブラザーズ・バンドと並ぶサザン・ロック・バンドのデビュー・アルバム」
W「ほぼ全曲レイドバックしたミドルテンポでリラックスした雰囲気を楽しめるアルバムですが、その中でも9分を超える名曲“Free Bird”だけは別格で、静から動への展開も見事ですが、終盤のギターソロは圧巻。歴史に残る名演奏のひとつです」
Raw Power / イギー・アンド・ザ・ストゥージズ - Iggy And The Stooges〔1973〕
P「The Stoogesとしてスタートしたイギー・ポップ率いるアメリカのガレージ・ロックバンドによる3枚目のアルバム」
W「今聴いてもまったく古さを感じさせない、ひりひりするようなエネルギッシュな作品で、パンクやニューウェーブ、後のメタル勢にいたるまで多大な影響を与えた名盤です」
Burn / ディープ・パープル - Deep Purple〔1974〕
P「後にホワイトスネイクを結成するデヴィッド・カヴァデールとベースのグレン・ヒューズがWヴォーカルをつとめる第3期の傑作がこの作品」
W「グレン・ヒューズのファンキーなベースが今までのパープルにない特徴を出していたり、リッチー・ブラックモアの才気走っている名曲“Burn”や“You Fool No One”、“Mistreated”など必聴の曲満載」
Phenomenon / UFO〔1974〕
P「ブリティッシュ・ハードロックを代表するバンドのひとつで、ドイツ出身のマイケル・シェンカーがスコーピオンズから引き抜かれて新加入した3枚目のアルバム」
W「大名曲の“Doctor Doctor”、“Rock Bottom”収録というころも大きいですが、それ以外にもブリティッシュ・ハードロックのお手本ともいえるような構築美に溢れています」
Bad Company / バッド・カンパニー - Bad Company〔1974〕
P「元フリーの中心メンバーだったヴォーカルのポール・ロジャースとドラムのサイモン・カーク、さらに元モット・ザ・フープルのギター、ミック・ラルフスに元キング・クリムゾンのボズ・バレルという4人で結成されたイギリスのバンドのデビュー・アルバム」
W「ポール・ロジャースの渋さ溢れるソウルフルな歌声とタメのあるグルーヴィな演奏によって、派手さはまったくありませんがデビュー・アルバムにして円熟味さえ感じさせる傑作です」
A Night At The Opera / クイーン - Queen〔1975〕
P「もはや日本でも説明不要ともなったイギリスのハードロックバンドの4枚目のアルバム」
W「クイーンにとってもイギリスで初のチャート1位を獲得した記念すべき作品で、派手な曲からアコースティックな曲までバラエティにとんでいて、制作費をとんでもなくかけたということでも知られています」
Rising / レインボー - Rainbow〔1976〕
P「ディープ・パープルのギタリスト、リッチー・ブラックモアが脱退後結成したのが、レインボーで元々は、リッチー・ブラックモアズ・レインボーとソロ名義でしたが、この2枚目からバンド形態をとっています」
W「ヴォーカルのロニー・ジェイムズ・ディオ、ドラムのコージー・パウエルといわゆる「三頭」時代といわれる布陣で制作されたこのアルバムは、収録曲6曲と少ないながらも8分を越す大曲“Stargazer”や“A Light in the Black”など、捨て曲なしのまさに大名盤」
Destroyer / キッス - Kiss〔1976〕
P「不動のメンバー、ジーン・シモンズとポール・スタンレーを中心に、ド派手な白塗りメークで登場したニューヨーク出身のバンドの6枚目のアルバム」
W「代表曲の“Detroit Rock City”やドラムのピーターが歌って大ヒットした名バラードの“ Beth”など、今までのロックンロール路線とは一味違う70年代の人気を決定づけた名盤」
2112 / ラッシュ - Rush〔1976〕
P「ミュージシャンズ・オブ・ミュージシャンともいえるカナダのトリオバンドによるSF小説をモチーフにしたコンセプトアルバムの傑作」
W「1曲目のタイトル曲は20分を超える組曲で、後のプログレ・メタルのお手本にもなっているような名曲。メンバー三人ともすごいですが、その中でもドラムの故ニール・パートの演奏は神の領域です。その後ある部分ではポップにもなっていくバンドの過渡期ともいえる作品です」
Boston / ボストン - Boston〔1976〕
P「マサチューセッツ工科大学卒のギタリストというのが最大の宣伝文句のような感のあるトム・ショルツ率いるアメリカのバンドのデビューアルバム」
W「アンプやエフェクターも自ら作ってしまうというオタク精神あふれる気質で、プログレ的な要素も含みつつ、あくまでサウンドはポップという親しみやすさがあります。大ヒット曲の“More Than A Feeling”のようなさわやかなナンバーをはじめ、ハードな曲からロックンロール・ナンバーまで、バラエティにとんだ傑作」
Bat Out Of Hell / ミートローフ - Meat Loaf〔1977〕
P「俳優としても活躍したミートローフのソロデビューアルバム」
W「プロデューサーにポップの魔術師トッド・ラングレンを起用し、全7曲中3曲が8分以上の曲というザ・フーの『TOMMY』を彷彿とさせるロック・オペラ的作品。バンドにトッドのバンドのユートピアやブルース・スプリングススティーンのEストリートバンドのメンバーも参加して、ハードかつポップな作品に仕上がっています」
Heaven Tonight / チープ・トリック - Cheap Trick〔1978〕
P「イケメン2人と個性的な2人の4人組という絶妙なバランスを誇るアメリカのバンドの3枚目のアルバム」
W「日本でまず人気が火がつき、ライブ盤『At Budokan』で一躍彼らと武道館の名を轟かせましたが、そのライブの年の5月にリリースされた作品で、キャッチーな名曲“Surrender”やThe Moveのカヴァー“Clifororia Man”などを収録するパワーポップを代表するバンドの初期の傑作です」
Black Rose / シン・リジィ - Thin Lizzy〔1979〕
P「ヴォーカルのフィル・ライノット率いるアイルランドが誇るハードロック・バンドの9枚目の作品」
W「もともと交友があったゲイリー・ムーアが唯一アルバムで参加した作品で、ツイン・リードが売りのバンドの片翼を見事に担い、楽曲にフィットしています。プロデューサーにT.レックスやデヴィッド・ボウイの仕事で有名なトニー・ヴィスコンティを迎えていて、楽曲に時代を反映したポップさも見えます。代表曲の“Waiting For An Alibi”やなんといっても大作のラスト曲が素晴らしいです」
こちらもおすすめ!
-
【洋楽 ハードロック/ヘヴィメタル】 1970年代のこれだけははずせない名盤 おすすめ25選+α
こんな方に1970年代ハードロック/ヘヴィメタルの名盤をご紹介します。 (以下ウィックはW、ぺディはP) ※本ページはプロモーションが含まれています こちらの記事もおすすめ ...
続きを見る