こんな方に
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- 洋画ではずせない名作は
- 2010年代のおすすめの名作を知りたい!
こんな方に2010年代の洋画の傑作をご紹介します。
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2010年
インセプション
夢を見ている間に潜在意識から貴重な秘密を盗み出すスペシャリスト、ドム・コブ。
彼はサイトーという日本の実業家に「エクストラクト」という夢の中に入って情報を抜き取る産業スパイの仕事に失敗し、その代償としてサイトーから逆に商売敵の相手にアイディアを植え付ける「インセプション」することを依頼されます。
ある秘密を抱えたコブは自分の人生を取り戻すために仲間とともに完全犯罪を目指します。
観ている方もこれは夢の中なのか、現実なのかが曖昧になってくる奇才クリストファー・ノーランが監督・脚本を手がけた斬新な作品です。
監督 | クリストファー・ノーラン | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2010年 | |
日本公開 | 2010年 | |
出演者 | レオナルド・ディカプリオ / 渡辺謙 / ジョセフ・ゴードン=レヴィット / マリオン・コティヤール 他 |
ブラック・スワン
バレエ『白鳥の湖』を題材としたサスペンスサイコスリラーの傑作
ニューヨークの一流バレエ団に所属するニナは、新作『白鳥の湖』の主役を狙っていました。
この作品は純真で無垢な「白鳥」と官能的で邪悪な「黒鳥」の二役を一人で演じなければいけないため、生真面目なニナは黒鳥を表現しきれず苦労していました。
追い詰められていくニナでしたが、あることをきっかけに主役の座を手にしますが、精神的に追い込まれていきます。
官能的な部分もどんどん追い込まれていく狂気の部分も見事にこなすナタリー・ポートマンの演技力に脱帽です。
監督 | ダーレン・アロノフスキー | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2010年 | |
日本公開 | 2011年 | |
出演者 | ナタリー・ポートマン / ヴァンサン・カッセル / ミラ・クニス / ウィノナ・ライダー 他 |
灼熱の魂
カナダケベック州に住む双子の姉弟ジャンヌとシモンは、亡くなった母親から遺言を受け取ります。
生前我が子にも心を開かなかった母親が残した遺言は、彼らの父親と兄の存在で、彼らに手紙を渡すことでした。
母親の中東の故郷へ足を踏み入れ、そこで母の数奇な人生と辿ることになりますが、それはあまりに壮絶で残酷な真実が待ち受けています。母が姉弟に伝えたかった真実とはいったい。
2011年アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた作品ですが、あまりの想像を絶する真実に見終わった後トラウマ級に絶句してしまうことでしょう。
レディオヘッドの“You and Whose Army”がオープニング挿入曲として流れますが、ドラマをなんとも物悲しく引き立てます。
監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ | |
製作国 | カナダ / フランス | |
製作年 | 2010年 | |
日本公開 | 2011年 | |
出演者 | ルブナ・アザバル / メリッサ・デゾルモー=プーラン / マクシム・ゴーデット / レミ・ジラール 他 |
シャッター アイランド
舞台は1954年、アメリカ・ボストン港の孤島にある精神を病んだ犯罪者だけを収容している病院で、女性が行方不明になったということで、連邦保安官のテディは相棒チャックとともに捜索に乗り出します。
テディ自身もトラウマを抱えていて、たまに奇妙なフラッシュバックを体験しますが、その病院自体の関係者も何かを隠しているようで謎が多く、だんだん不信感を強めていきます。
テディがたどり着く驚愕の真相とは、いったい。
何度もタッグを組んでいるマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『アビエイター』、『ディパーテッド』に続く4度目の作品。
監督 | マーティン・スコセッシ | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2010年 | |
日本公開 | 2010年 | |
出演者 | レオナルド・ディカプリオ / マーク・ラファロ / ベン・キングスレー / ミシェル・ウィリアムズ 他 |
バーレスク
歌手になるためにアイオワからロサンゼルスに出てきたアリは、街をふらつき歩いているとテスが経営する「バーレスク・ラウンジ」に出会います。
セクシーな歌と踊りの舞台に魅了され、働かせてほしいと懇願してなんとか働かせてもらえることになります。
アリはチャンスをものにし、看板歌手となっていきますが、バーレスクの経営は厳しく、恋と仕事に振り回せれていきます。
アリを演じるクリスティーナ・アギレラの歌声がとにかくパワフルで、またテス役のシェールが歌う『You Haven't Seen The Last Of Me』が感動的でグッときます。
監督 | スティーヴン・アンティン | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2010年 | |
日本公開 | 2010年 | |
出演者 | シェール / クリスティーナ・アギレラ / エリック・デイン / キャム・ギガンデット / スタンリー・トゥッチ 他 |
海洋天堂
47歳の水族館職員・ワン・シンチョンには21歳の自閉症の息子を抱えていますが、その彼が癌に侵されて余命わずかで、残された息子のために何ができるかっていうストーリーです。
主演は、アクションスターのジェット・リーで、アクション以外にもこんなに魅力あふれる演技ができるっていうことに驚かされます。
死を悟った父が、息子のために尽くす姿は本当に感動させられるし、ラストでそれに応える息子にも、泣かされます。
地味ですが、この映画は子を持つ父親だったら、特に沁みるのではないでしょうか。
監督 | シュエ・シャオルー | |
製作国 | 中国 / 香港 | |
製作年 | 2010年 | |
日本公開 | 2011年 | |
出演者 | ジェット・リー / ウェン・ジャン / グイ・ルンメイ / ジュー・ユアンユアン / カオ・ユアンユアン 他 |
英国王のスピーチ
第二次世界大戦の前のイギリスで、イギリス父王のジョージ5世の次男のヨーク公は大英帝国博覧会閉会式で父王の代わりに演説するものの、吃音症のためにうまく行うことができませんでした。
それを克服するために頼ったのが、オーストラリア出身の型破りな言語聴覚士のライオネル・ローグでした。
彼は王室であろうと対等な関係を要求し、生い立ちに原因を探ります。
やがて、国王が崩御し兄ディヴィッド王子が新国王になるも婚姻問題で退位したため、ヨーク公に国王の座が回ってきます。
そして、迎えた第二次世界大戦の宣戦布告の演説に臨むことになりますが、果たして吃音症を克服できるのか。
2022年に亡くなられた女王エリザベス2世の父でもあるジョージ6世を影で支えたライオネル・ローグとの感動と友情の物語です。
監督 | トム・フーパー | |
製作国 | イギリス / オーストラリア / アメリカ | |
製作年 | 2010年 | |
日本公開 | 2011年 | |
出演者 | コリン・ファース / ヘレナ・ボナム=カーター / ジェフリー・ラッシュ / ガイ・ピアース 他 |
2011年
最強のふたり
この映画も実話を元にしていて、障害者という難しいテーマを絶妙なバランスで描いている映画です。
事故で首から下が麻痺状態の大富豪フィリップとその介護者に応募したスラム街出身の黒人青年の話です。
映画に偽善的な匂いを感じたら、シラけて逆に不快な気にさせてしまうところが絶妙な塩梅で描いています。少しやりすぎなところもありますが。
正反対の二人がお互いに与え合うものは損得勘定以上のものがあって、気持ちのいい涙を流せる、観て損はない映画だと思います。
監督 | エリック・トレダノ | |
製作国 | フランス | |
製作年 | 2011年 | |
日本公開 | 2012年 | |
出演者 | フランソワ・クリュゼ / オマール・シー / アンヌ・ル・ニ / オドレイ・フルーロ 他 |
ワン・デイ 23年のラブストーリー
大学の卒業式で意気投合したエマとデクスター。
二人はお互い惹かれ合っていたものの親友として付き合っていくことに決めます。
エマは地味な生活を送り恋心を隠しながら友人として接し、デクスターはテレビ業界で働くなど派手で奔放な生活を送ります。
そんな二人の生活も時を追うごとに変化していき、エマは小説家として、デクスターは仕事がうまくいかず、できちゃった結婚するなど気持ちがどんどんすれ違っていきます。
出会ってからの23年間の7月15日という1日の様子を丁寧に描いた切ないラブストーリーで、アン・ハサウェイとジム・スタージェスの若さから老けまでを見事に描き、二人の魅力が存分に発揮された傑作ラブストーリーです。
監督 | ロネ・シェルフィグ | |
製作国 | イギリス | |
製作年 | 2011年 | |
日本公開 | 2012年 | |
出演者 | アン・ハサウェイ / ジム・スタージェス / パトリシア・クラークソン 他 |
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
父親を慕うアスペルガー症候群を抱える11歳の少年オスカー。
その父親がアメリカ同時多発テロ事件に巻き込まれて亡くなってしまいます。
父の死から1年後、オスカーは父のクローゼットから「ブラック」宛の封筒とともに鍵を発見し、その鍵穴を求めてニューヨーク中のブラックさんを訪ね歩きます。
父の死にトラウマを抱えたオスカー少年の隠された誰にも言えない真実に胸がいたむ、喪失と再生を描いた感動の物語です。
監督 | スティーブン・ダルドリー | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2011年 | |
日本公開 | 2012年 | |
出演者 | トム・ハンクス / サンドラ・ブロック / トーマス・ホーン / マックス・フォン・シドー 他 |
マネーボール
リーグ最低レベルの年俸総額ながらセイバーメトリクスを駆使してチーム再建を描いた物語
2001年メジャーリーグのディビジョンシリーズ地区優勝決定戦をかけた戦いを繰り広げていたのは、総額年俸1億1445万7768ドルのニューヨーク・ヤンキース対3972万2689ドルのオークランド・アスレチックスでした。
惜しくも敗れたアスレチックスは翌年、主力がフリー・エージェント移籍するも補強資金に余裕がなくGMのビリー・ビーンは苦労していました。
そこで目をつけたのが各種統計から選手を客観的に評価する『セイバーメトリクス』を用いて、他のスカウトとは違う尺度で選手を評価していたピーター・ブランドという男の存在でした。
今までとは全く違う理論や戦力選考でチーム改革に着手していきます。
大谷翔平選手の例を持ち出すまでもなく、最初に何かを成すものは叩かれるとよく言われますが、まさにメジャーリーグに革命をもたらしたビリー・ビーンGMによるチーム再建を描いたノンフィクション作品を映画化した傑作です。
監督 | ベネット・ミラー | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2011年 | |
日本公開 | 2011年 | |
出演者 | ブラッド・ピット / ジョナ・ヒル / フィリップ・シーモア・ホフマン 他 |
ミッション: 8ミニッツ
アメリカ陸軍のパイロットのスティーブンス大尉が目を覚ますと7時40分のシカゴ行きの通勤列車の中で、自分に話しかけてくる女性にも見覚えがなく、鏡に映る自分の顔も名前も別人でした。そしてその8分後、列車は爆発を起こします。
実は彼は新開発されたプログラム装置の中で、テロ犯人を見つけるために脳内で過去の8分間を体験させられていました。
果たして、彼はテロ犯人を見つけることができるのか、そして彼自身に隠された秘密にたどり着いた時、彼はどんな行動を起こすのか。
設定自体はSF的ですが、だんだん真相に迫っていく様子はサスペンス色が強いので、どういうことが起きているのかがわかりだすとだんだん惹かれていきます。
監督 | ダンカン・ジョーンズ | |
製作国 | アメリカ / フランス | |
製作年 | 2011年 | |
日本公開 | 2011年 | |
出演者 | ジェイク・ジレンホール / ミシェル・モナハン / ヴェラ・ファーミガ / ジェフリー・ライト 他 |
サニー 永遠の仲間たち
夫と娘の世話に追われつつも不自由のない生活を送っていたイム・ナミは、母親の入院先で高校時代の友人ハ・チュナと再会します。
彼女は癌で余命2ヶ月であることを知り、彼女の最期の願いとして高校時代のグループ「SUNNY」の仲間に会いたいと言われ、疎遠になっていたみんなを探すことになります。
25年前の1980年代の高校時代の回想と現在の仲間探しの行方を交えながら、ストーリーは展開していきます。
正直、御涙頂戴のストーリーかと思いきや、笑いあり暴力ありと、青春時代の懐かしさと大人になって鬱屈した生活に輝きをもたらしてくれます。もちろん感動して泣けますが。
主演のイム・ナミの高校生役を演じているのが、日本でも俳優として活躍しているシム・ウンギョンさんで、馴染み深いです。
2018年に日本でもリメイクされて話題になった傑作です。
監督 | カン・ヒョンチョル | |
脚本 | カン・ヒョンチョル | |
製作国 | 韓国 | |
製作年 | 2011年 | |
日本公開 | 2012年 | |
出演者 | ユ・ホジョン / シム・ウンギョン / チン・ヒギョン / カン・ソラ 他 |
2012年
レ・ミゼラブル
ヴィクトル・ユゴーの不朽の名作を映画化したミュージカル映画の傑作中の傑作
ヴィクトル・ユゴーの歴史的名作を原作として1980年にパリでミュージカルが上映されて以来、ロングランを続けている作品を映画化した作品です。
妹のために1つのパンを盗んで投獄されたジャン・ヴァルジャンは19年ぶりに放免されますが、仕事につくこともなく人間不信に陥っていました。
そんな彼を救ったのが司教で、彼は心を入れ替え、数年後に名前を偽って市長になり、工場を持つまでになります。
彼の工場で働くフォンテーヌは娘がいたものの彼のせいで職を失うことになり、病に倒れた彼女のために娘を育てることを約束します。
フォンテーヌを演じたアン・ハサウェイが歌う「夢やぶれて」は感動的で、胸が張り裂けそうなほどの名シーンです。
時代を超えて古びない感動の傑作です。
監督 | トム・フーパー | |
製作国 | イギリス / アメリカ | |
製作年 | 2012年 | |
日本公開 | 2012年 | |
出演者 | ヒュー・ジャックマン / ラッセル・クロウ / アン・ハサウェイ / アマンダ・サイフリッド / エディ・レッドメイン 他 |
チョコレートドーナツ
LGBTが今より受け入れられていなかった頃の切ないストーリー!
1970年代のアメリカで実際にあったことを映画化した作品です。
歌手を夢見ながら、ショーパブでパフォーマーするゲイと、同じアパートのお隣に住む障害を持ってて母親に育児放棄された子を養子縁組しようとするっていうお話です。
今でこそLGBTってだいぶ認知されてきましたが、劇中の時代ではこれでもかっていうぐらい偏見と差別がひどいです。
養子縁組しようとする裁判シーンは、観てるこちらがやるせなくなっってきてしまいます。
衝撃のラストを受けて、主人公のルディが歌うシーンは、まさに魂が震えます。
監督 | トラヴィス・ファイン | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2012年 | |
日本公開 | 2014年 | |
出演者 | アラン・カミング / ギャレット・ディラハント / アイザック・レイヴァ 他 |
ロスト・ボディ
法医学研究所から女性の遺体が消え、その警備員が逃げ出し交通事故に遭ってしまうところから物語は始まります。
消えた遺体の女性の確認のために、その旦那が呼ばれます。
警察は彼が遺体を盗み出したと疑いの目を向けますが、彼は遺体がなくなったことに驚き、妻が生きているかのような出来事が次々とおこります。
彼女の死の真相と遺体の消えたトリッキーなどんでん返しを楽しむスリラー・サスペンスです。
監督 | オリオル・パウロ | |
製作国 | スペイン | |
製作年 | 2012年 | |
出演者 | ホセ・コロナド / ウーゴ・シルバ / ベレン・ルエダ / アウラ・ガリード 他 |
2013年
鑑定士と顔のない依頼人
初老男性鑑定士と広場恐怖症の女性との恋愛模様を描くミステリ映画
美術鑑定士として成功を収めているヴァージルのもとに電話で査定の依頼が入ります。
依頼人の邸宅に何度か足を運ぶものの依頼人クレアは姿を見せず、やがて隠し部屋に引きこもっていることがわかります。
クレアは広場恐怖症で人前に姿を見せることができず、絵画の中の女性だけに恋してきた奥手のヴァージルはやがて彼女に惹かれていきます。
監督は、映画史に残る傑作『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ。
女性のミステリアスな様子にヴァージルとともに観ている自分もどんどん惹き込まれていくような傑作ミステリーです。
監督 | ジュゼッペ・トルナトーレ | |
製作国 | イタリア | |
製作年 | 2013年 | |
日本公開 | 2013年 | |
出演者 | ジェフリー・ラッシュ / ジム・スタージェス / シルヴィア・フークス / ドナルド・サザーランド 他 |
グランド・イリュージョン
4人の実力のあるマジシャンのもとに謎のタロットカードが届き、彼らはその1年後、資産家のアーサー・トレスラーをパトロンとしてフォー・ホースメンの名でイリュージョニストグループを結成します。
ラスベガスでショーを行いますが、そのショーの中でイリュージョンを使って銀行を襲うということを成功させます。
そんな彼らの奇想天外な犯行を、FBIの特別捜査官とインターポールの捜査官が追います。
イリュージョンの力を使うことでなんでもありなようでいて、しっかりタネも披露するなど見どころ満載。黒幕の正体にも驚かされるまさにマジカルなクライム・サスペンスです。
監督 | ルイ・ルテリエ | |
製作国 | アメリカ / フランス | |
製作年 | 2013年 | |
日本公開 | 2013年 | |
出演者 | ジェシー・アイゼンバーグ / マーク・ラファロ / ウディ・ハレルソン / メラニー・ロラン / モーガン・フリーマン 他 |
特捜部Q 檻の中の女
捜査ミスによって同僚を殉職させてしまった殺人課の刑事・カールは、その責任で未解決事件の特捜部Qへ異動させられます。
仕事内容は残務整理だけのはずが、5年前に起きた女性議員ミレーデの失踪事件に興味を持ちます。
自殺と処理されていたいましたが、助手アサドとともに無断で捜査を進めていくとミレーデ失踪にある男の存在が浮上します。
なぜ、彼女は攫われてしまったのか。
デンマークの作家J・エーズラ・オールスン原作で大人気シリーズの第一作目です。
監督 | ミケル・ノガール | |
製作国 | デンマーク | |
製作年 | 2013年 | |
出演者 | ニコライ・リー・カース / ファレス・ファレス / ソーニャ・リヒター / セーレン・ピルマーク 他 |
アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜
21歳を迎えたティム・レイクは父からレイク家の男たちは代々タイムトラベルの能力があることを告げられます。
歴史は変えることはできないけど、自分の人生は変えることができます。
より良い人生を送るためにタイムトラベルを繰り返すティムに、恋愛と家族の幸せは訪れるのか。
タイムトラベルしても思い通りにいかない人生の難しさのようなものをコミカルに描いていますが、家族との切ない物語もあり、恋愛ドラマとしてもヒューマンドラマとしても楽しめます。
監督 | リチャード・カーティス | |
製作国 | イギリス / アメリカ | |
製作年 | 2013年 | |
日本公開 | 2014年 | |
出演者 | ドーナル・グリーソン / レイチェル・マクアダムス / ビル・ナイ / トム・ホランダー / マーゴット・ロビー 他 |
her/世界でひとつの彼女
奇才スパイク・ジョーンズが2013年に描いた極めて現代に近いSF恋愛映画です。
相手の代わりに想いを手紙に書く代筆ライターを職業としていたセオドアは妻・キャサリンと別れて孤独な生活を送っていました。
ある日、新発売された直感的に認識し、会話する人工知能型OSを手に入れます。
まるで、普通の人間と同じように会話するOSにセオドアは恋し、恋人となりますが、数々の問題が待っています。
声を演じるのはスカーレット・ヨハンソンで、そのハスキーな声の魅力に恋するのも納得してしまいます。
現代のAIの進化がまさにこの作品を現実とする日も近いのではと思わされるスタイリッシュで魅力的な作品です。
監督 | スパイク・ジョーンズ | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2013年 | |
日本公開 | 2014年 | |
出演者 | ホアキン・フェニックス / エイミー・アダムス / ルーニー・マーラ / (声)スカーレット・ヨハンソン 他 |
LIFE!/ライフ
主演、監督を務めるのは、コメディセンス抜群のベン・スティラー。
主人公は雑誌「LIFE」の写真管理部に勤めるウォルターで、その「LIFE」誌の最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがないことに気づいて、カメラマンを探す旅に出るという奇想天外なストーリーです。
ファンタジー的な空想要素が強く、ダイナミックな映像もかなり楽しめて、爽快感があります。
笑える要素とのギャップで感動がさらに強くなっていて、仕事で悩んだ時などにぜひおすすめ。劇中の音楽も最高です。
監督 | ベン・スティラー | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2013年 | |
日本公開 | 2014年 | |
出演者 | ベン・スティラー / クリステン・ウィグ / シャーリー・マクレーン / アダム・スコット / ショーン・ペン 他 |
42 〜世界を変えた男〜
毎年4月25日、メジャーリーグでは全選手が“背番号42”をつけてプレーします。そして、唯一の全球団永久欠番が“42”。
その理由にはあまりに壮絶で、あまりに変革的なことを成し遂げた男のドラマがあったからです。
1947年、アフリカ系アメリカ人として初めてメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンはブルックリン・ドジャースでプレーします。
その道のりは過酷で、激しい人種差別の中、彼は“やり返さない勇気を持つ選手”として耐えしのび、好成績を残していきます。
ジャッキーもさることながら、彼を見出したゼネラルマネージャーのブランチ・リッキーの功績も忘れることができません。
彼らの功績のもとに野茂、イチロー、大谷選手の活躍があることを思うと余計に胸が熱くなる感動のドラマです。
監督 | ブライアン・ヘルゲランド | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2013年 | |
日本公開 | 2013年 | |
出演者 | チャドウィック・ボーズマン / ハリソン・フォード / ニコール・ベハーリー 他 |
2014年
インターステラー
地球の寿命は尽きかけていて、NASAでは秘密裏に別の銀河に人類が居住できる新たな惑星を探すというミッションが進められていました。
その任務に選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男で、子供の反対を押し切って宇宙に旅立ちます。
地球との時間の流れが違う中、彼を待っていたのは、衝撃の宇宙で、はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのかというストーリーです。
地球を救う鍵となるのは、ずばり「愛」。
圧倒的な映像でSF映画の醍醐味を満喫できるうえ、家族愛のヒューマンドラマの要素もあり、文句なしの傑作です。
監督 | クリストファー・ノーラン | |
製作国 | アメリカ / イギリス | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2014年 | |
出演者 | マシュー・マコノヒー / アン・ハサウェイ / ジェシカ・チャステイン / マット・デイモン / マイケル・ケイン 他 |
6才のボクが、大人になるまで。
2時間45分の映画を長いととるかは人によって違うと思いますが、大抵の人は長いと感じると思います。
でも、それが12年かけて同じキャストで撮った1本の映画と思ったらどうでしょうか。
この作品は6歳だった少年が18歳の大学に入学するまでの葛藤にあふれた青春を描いています。
映画のストーリーももちろん素晴らしいですが、役者たちの人生も感じられて、映画の冒頭であんなに小さかった少年がだんだん大きくなっていき、最後には立派な青年に成長している姿を見るととても不思議で感慨深いものを感じさせられます。
『ビフォア』三部作でも同一役者で時の流れを描いたリチャード・リンクレイターならではの、時の速さを実感させてくれる画期的でとんでもない実験的な作品です。
監督 | リチャード・リンクレイター | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2014年 | |
出演者 | エラー・コルトレーン / パトリシア・アークエット / ローレライ・リンクレイター / イーサン・ホーク 他 |
ゴーン・ガール
結婚5周年を迎えて幸せな結婚生活を送っていたかに見えたニックが家に帰宅すると、部屋に荒らされた跡と血痕があり、妻エイミーが失踪していることに気づきます。
すぐに警察に捜索の協力とメディアへの協力を呼びかけ、全米中の話題となります。
妻の告白とともにだんだん二人の関係が明らかになっていきますが、果たして妻の生存と真相はどうなのか。
開始のいかにも夫のクリーンさは映画が進むに連れて暴かれていき、妻の秘密もわかっていくにつれてラストでは見方が18度変わってしまう衝撃の結末。
ギリアン・フリンによる同名の小説が原作で、個人的にはラストに爽快感があるとよりよかったかなと思いましたが、満足の面白さ。
監督 | デヴィッド・フィンチャー | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2014年 | |
出演者 | ベン・アフレック / ロザムンド・パイク / ニール・パトリック・ハリス / タイラー・ペリー / キム・ディケンズ 他 |
博士と彼女のセオリー
1960年代にケンブリッジ大学で物理学を学んでいたスティーヴン・ホーキングは、同じ大学で文学を学んでいるジェーン・ワイルドと恋に落ちます。
しかし、スティーヴンはだんだん身体が動かなくなっていく筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、余命2年と宣告されます。
スティーヴンは一度は別れを決断するもののジェーンはまわりの反対を押し切り結婚することを決めます。
献身的な支えを続け、子供にも恵まれますが、二人の関係、さらには病状が変化していきます。
天才理論物理学者として多大な功績を収めたホーキングですが、ジェーンの支えがなければこれほどの偉業を成し遂げられたのかはわかりません。
綺麗事だけではうまくいかない苦労や難しさもしっかり感じられ、エディ・レッドメインの迫真の演技が素晴らしすぎます。
監督 | ジェームズ・マーシュ | |
製作国 | イギリス | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2015年 | |
出演者 | エディ・レッドメイン / フェリシティ・ジョーンズ / チャーリー・コックス / エミリー・ワトソン 他 |
君が生きた証
ネタバレするとまずいので多く語りませんが、死んだ息子の遺した楽曲を自ら歌っていこうとする父親の話です。
演奏シーンと曲がとにかく心を打たれるし、父親目線で見るとほんとやるせない映画です。
賛否はあれど、とにかく心にずっと残る切ない映画ということは保証します。
監督 | ウィリアム・H・メイシー | |
製作国 | アメリカ・カナダ | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2015年 | |
出演者 | ビリー・クラダップ / アントン・イェルチン / フェリシティ・ハフマン / セレーナ・ゴメス / ローレンス・フィッシュバーン 他 |
オール・ユー・ニード・イズ・キル
桜坂洋のライトノベルをもとにしたSFアクションタイムループものの傑作
設定がものすごく斬新。エイリアンの侵略を受けている近未来の地球が舞台で、米軍で報道官として働いていたウィリアム・ケイジは戦場に出ること拒否し将軍の不興を買い、二等兵に降格させられて、歩兵として戦場で戦うことを命じられます。
あえなく最初の戦闘で戦死してしまいますが、その際、敵の「アルファ」と呼ばれるギタイを道連れにしたことによって、自分が死ぬと前日に戻るというタイムループ能力をギタイ側から偶然に奪うことになり、同じ日を何度も繰り返すようになります。
それによって武器の使い方や敵の攻略法などを熟知していくので、最初は軟弱だったトム・クルーズがたくましくなっていく姿が面白いです。
原作は、桜坂洋さんのライトノベルで、そんな作品をハリウッドが映画化することはめったにないという事実だけでも面白さは折り紙つきなタイムループものの異色の傑作です。
監督 | ダグ・リーマン | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2014年 | |
出演者 | トム・クルーズ / エミリー・ブラント / ビル・パクストン / ブレンダン・グリーソン 他 |
イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密
コンピュータ科学の父・アラン・チューリングの数奇な人生を追った物語
英国政府が50年以上も機密扱いにしていたこと、それは第二次世界大戦においてドイツ軍の世界最強の暗号「エニグマ」を解読したという事実でした。
その解読を託されたのが天才数学者アラン・チューリングです。
彼の成果がチューリング・マシンの研究へとつながり、現在それがコンピュータと呼ばれています。
彼にはその功績以外にある秘密があり、その数奇な人生までを描いた歴史ドラマ映画です。
監督 | モルテン・ティルドゥム | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2015年 | |
出演者 | ベネディクト・カンバーバッチ / キーラ・ナイトレイ / マシュー・グッド / マーク・ストロング 他 |
きっと、星のせいじゃない。
甲状腺がんを患い、肺にも転移してステージ4の18歳の少女ヘイゼルは、がん患者同士の集会に参加します。
そこで彼女は骨肉腫で足を失った同年代の男の子で今ではすっかり元気になっていたオーガスタスに出会い、惹かれあいます。
彼女には好きな小説があり、その小説のその後が気になっていましたが、オーガスタスが小説家に連絡をとってくれて、作家がオランダに会いにきてもいいと返事をもらえます。
果たして彼女の願いは叶うのか、そして二人はどんな結末を迎えるのか。
大人気映画『(500)日のサマー』の脚本を手がけたスタッフによる世界的ベストセラー小説を映画化した感動のドラマで、ただのお涙頂戴では終わらない心に残る作品です。
監督 | ジョシュ・ブーン | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2015年 | |
出演者 | シャイリーン・ウッドリー / アンセル・エルゴート / ナット・ウルフ / ローラ・ダーン / ウィレム・デフォー 他 |
セッション
ジャズドラムを学ぶために名門音楽学校に入学する話ですが、その教師がもろパワハラで、公開当時、先生のあまりのスパルタぶりに賛否を巻き起こした問題作です。
指導法は本当に狂気そのもの。ぞっとします。
クライマックスのテンションは本当に壮絶ですが、音楽の道を極めるのは本当に大変というのを痛感させられます。
監督 | デイミアン・チャゼル | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2015年 | |
出演者 | マイルズ・テラー / J・K・シモンズ / ポール・ライザー / メリッサ・ブノワ 他 |
はじまりのうた
ミュージシャンの彼に裏切られて、失意の中でライブで歌う主人公グレタに落ちこぼれの音楽プロデューサーが目をつけるというストーリーです。
お金がないから路上でレコーディングしていくのですが、その録音シーンが素晴らしいです。
主人公をつとめるのはキーラ・ナイトレイ、音楽プロデューサーが映画アベンジャーズシリーズののハルク役を務めるマーク・ラファロ、彼女を裏切る彼役はなんとマルーン5のアダム・レヴィーンです。
アダム・レヴィーンが歌う“ロスト・スター”がとにかく名曲。
監督 | ジョン・カーニー | |
製作国 | アメリカ | |
製作年 | 2014年 | |
日本公開 | 2015年 | |
出演者 | キーラ・ナイトレイ / マーク・ラファロ / ヘイリー・スタインフェルド / アダム・レヴィーン 他 |